つぶやき

音楽

音楽とずっと向き合うというのは、自分探しの旅に出るのと似ていると思う。

ずっと自分と向き合っていると人も見えてくる。

だから、それは同時に人の心探しでもある。

一つずつ自分の心の扉を開けていって、でも最後の扉はもしかしたら自分だけでは開けられなくて、

誰かがカギを持っているかもしれない。

その誰かと出会って、しかもその誰かの心の最後の扉のカギを自分自身が持っていたとしたら、

それはきっと一番幸せな状態。

どちらの扉ももう閉じられることはないのだから。

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武器と魔法

若い頃は、武器さえ手に入れられれば何でも出来るんだと思っていた。


武器とはもちろんテクニックのこと。

ホロヴィッツのあの音色もアルゲリッチのあの鮮やかさもケンプのあの枯淡の境地も、

何でも出来るんだと思っていた。

若い頃より格段にたくさんの武器を手に入れた今、

使い方次第で100万通りもの音色が出ることを知って芸術の奥深さを改めて知った。

たどり着くのは簡単なことではないんだなぁ。

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音楽の力




人は空を飛ぶことは出来ない。
この湖の向こう岸にまで手を伸ばすことも出来ない。
晴れた空を一瞬にして黒い雲で覆うことも、
地球を胸に抱くことも、
遠く離れた大切な人に今すぐ会いに行くことも、
出来ない。
でも、音楽の力を借りれば全部出来そうな気がしてくるんだよねー。

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エチュード

エチュード全曲リサイタルまで2週間半。まだまだ先だと思っていたのに、時間が経つのは速いものだ。
最近エチュード集のCDを片っ端から買って聞いている。遅いか(笑)。
いろんな人の演奏を聴いていると、だんだん頭の中が整理されてきて、それだけで弾けるようになったりするから不思議。
それで思ったこと。自分より速く、正確に弾ける人は山ほどいる。
でもきっとエチュードでも、自分にしか出せない音色があるはず。
誰よりもすごいエチュードを弾こうとするんじゃなくて、誰よりも美しいエチュードを弾こう。
こんないつも思っていることを、忘れていたのはやっぱりエチュードコンプレックスのせいなんだろうなぁ。
なんとかして弾けるようにならないと。
そればっかりに頭が支配されてたんだろうな。
昨日3度のエチュードを弾いていたら涙が出そうになって、少しだけ解き放たれた。
そして、「美しいエチュードを弾く」というのは何もゆっくり弾くということではないので、機械的に弾くよりきっと難しい。
逃げることなく最後まで技術的困難に立ち向かって、その上で天上の音楽を奏でることが出来ればいいな。

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演奏家

人生は全て音に出る。

昼まで寝るぐだぐだな生活をするもよし、日の出とともに起きる規則的な生活をするもよし、
飲んだくれるもよし、ストイックになるもよし、
友達たくさん作るのも、家に引きこもるのもどちらもよし、
正解なんてない。
心を開いて、自分を知って、世界を知れば、
どんな生き方でもきっと魅力的な音が出ると思う。
しかし、自分の生き方だけを磨いても、僕ら演奏家は、通常は作曲家という他人が書いたものを演奏する。
その為には、その彼もしくは彼女がどういう人物なのかを知らないと、その人の言葉をしゃべることは出来ない。
生きている人なら友達になればいいけれど、そうではないからその人の人生から背景から、使った作曲技法までいろんなことを知らないと、
その人のことを深く知ることは出来ない。
そうして、人生を磨き、作曲家と友達になっても、
それを的確に表現する技術がないと、実際に音にはならない。
そこで初めて、練習をするという必要が生まれてくる。
自分の中を通り、そして時空を抜け、最終的に指先に伝わる。
そう考えると練習をするというのは、かけがえのない行為のような気がしてくる。

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ミニピアノ?

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練習したくてたまらないけど、今日はあまり首の調子が良くないからおとなしくしとこう。

大好きなメガロスもまだまだお預けだなぁ( ^ ^ )/□

仕方ないからこれで練習しよう。

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おうちのピアノ

諸用で1月31日から2月6日までフランスに行ってました。

7日は一日作陽に(東京から日帰りで!)行ってたので、

ようやくおととい、8日に久しぶりにうちのピアノを弾いたんですが、

うん、いい!!

こんなに優しい音の出るピアノには今まで会ったことがないかもしれない。


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三重のコンサートは東京から車で前日入りして、


コンサートの後にそのまま車で倉敷まで帰った。

こんなに長い距離を走ったのはずいぶん久しぶり。

車にずっと乗っていると、いろんなものが見えてくる。

三重から帰る途中の空の色はきっと忘れられないんだろうな。

こうやって言葉で説明してもきっと伝わらない。

自分が子供のころはここはこんな風景で、こんな風に空が見えていてねぇ、

なんて感慨深げに昔話をしても、

聞いてる人は「ふーん」って思うだけかもしれない。

でも、音楽家は、

あの空の色も、

あの風の憂いも、

あの海のきらめきも、

あの嵐の激しさも、

あの時感じた悲しみも、

あの時感じた切なさも、

あの時感じた喜びも、

あの時感じた幸せも、

音で表すことが出来る。

なんて幸せなことなんだろう。

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初心

そうだ、初心に戻ろう。

初心に戻るというのは「昔のように弾く」ということではなくて、

「今この曲と初めて出会ったつもりで弾く」こと。

ラフマニノフのコンチェルトに出会い深い感動を覚えながら取り組んだあの時の気持ちで、

今の技術と音楽を持った今の自分としてもう一度取り組む。

さぁ、やってみよう!

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にっぽん丸から見る瀬戸内海

朝起きると船はちょうど松山のあたりを走っていて、

練習の合間に瀬戸内海の素晴らしい景色を見ることが出来ました。


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午後のリハーサルが終わって屋上に行ってみると、ちょうど瀬戸大橋を通り過ぎたところでした。

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小さい頃から何十回と見て来た景色も、海から見ると全く違うものに見えますね。

瀬戸内海って正直そんなにきれいな海ではないんですが、

こうやって海側からたくさんの島の刻一刻と移り変わる景色を見てると、

本当に美しい海ですね。

日本のエーゲ海という表現もやっとしっくりくるようになりました!


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