CDなどを聞いて

ソロモン・カットナー

‪リハまで少し時間があったので、充電がてらカフェでアイスコーヒーを頼み本を広げ、ソロモン・カットナーのブラームスヘンデルバリエーションを優雅に拝聴。
…と思ったら始まった瞬間金縛りにあってしまった。
本も読めなくなって、カフェにいるのにすぐそばでソロモンが弾いてるような感覚になった。

‪優しく語りかけるようでいて、しかも力強く気高い演奏。よーく耳を澄ませないと聞こえてこない感情がたくさんある。このピアニストをもっとたくさん聞いてみよう。‬



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グリュミオー&ハスキル

みなさん大寒波の影響大丈夫ですか?
今日は倉敷のポン・ヌフでのデュオリサイタルで、早起きして新幹線に乗ってます。ようやく雪の米原地区を抜けました。



旅のお供はグリュミオー・ハスキルのクロイツェル。久しぶりに聞いたけど、やっぱりいい!グリュミオーの突き抜けるような、しかししなやかな美音にゾクゾクする。2人の気持ちの高揚もいい。この2人のデュオは、グリュミオーに比べてハスキルが一歩引いてるような感じがしてピアノ的には物足りなさを感じてたんだけど、よく聴くとハスキルがペースを作ってるところもたくさんあって(クロイツェルはそうでもないけど)、きっといいバランスだったんだろうなぁ。グリュミオーは一番好きなヴァイオリ二ストと言ってもいいかもしれないくらい好きなんだけど、演奏の出来不出来がとても激しい(^^;;。相手との相性もあったのかな?ハスキルじゃないとダメだったんだろうなぁ。アラウやシェボックじゃなくて(クロイツェルはないですが)。
この前聞いたメンコンも綺麗だった。きっと不器用な人だったんだろうな。あちこちに懸命に弾いてる感じが出てる。「いつでもこのくらい余裕で弾けるぜ」と言わんばかりのスターンを聞いた後で聞いたからなおさら感じる。だから、うまくはまらないことも多いんだろうけど、でもだからこそあのギリギリの美しさを出せるんだろう。

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ボリス・ゴドゥノフ

https://youtu.be/sECBUKooddA

最近くどいほど何度も何度も見てる、ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」。このオペラを見てから、「展覧会の絵」のイメージがガラッと変わりました。「プロムナード」のnel modo russicoってのはこういうことなんだろうなぁ。ロシアのピアニストの録音聞いてもいまいちそういう風に弾いてる人がいないんだけど、何故なんだろう。彼らはロシアの民謡とかいろんな音楽知ってて、ボリス・ゴドゥノフなんかもきっと知ってるだろうに。
それにしてもこの動画、全部ロシア語だから、誰が歌ってて誰が振ってる何のオケとかよく分からんのだが、この雰囲気が結構好き。舞台の感じも。最初に見たからかなぁ。
他のを受け付けない、というのはいい状態ではないので、もっともっといろいろ見て聞かなければ。

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ピーター・ゼルキン

明日のエプタザールで弾くので、最近ブラームスのヴァイオリンソナタをよく聞いている。鉄板はシェリンクとルービンシュタイン。ヘッツェルとドイッチュのものも味わいがあっていい。
そんな正統派好きな自分だけれど、最近図書館で見つけたパメラ・フランクとピーター・ゼルキンのデュオが素晴らしい。すばらしいというか、面白い。
多分書いているうちにほとんどピーター・ゼルキンのことばっかりになってしまうと思うので、パメラ・フランクが非常に伸びやかに自然に歌う素晴らしいバイオリニストだと言う事常に伸びやかに自然に歌う素晴らしいヴァイオリニストだと言う事を書いておこう。
さて、ピーター・ゼルキンは言うまでもなく巨匠ルドルフ・ゼルキンの息子。父ルドルフに比べると少し活動のステージは狭いけれど、父とはまた違ったマニアックな人気がある、というイメージでした。僕は個人的にはよくわからないピアニストの1人で、それも「良くないと思う」ということではなくていまいち自分の理解の範疇の外にいるということ。CDを聞いても縦割りにしか聞こえず、一度コンサートも聞きに行ったことがあるけれど遠くの方でおとなしく弾いているような印象を受けただけだった。そう、このCDを聞くまでは。
最初のうちはやはり、ルバートを極限まで控えて表情も抑え目で、淡々と縦割りで進んでいくようなイメージがあった。しかし、隣で聞いているはなこが「このピアニストは突然怖いほど迫ってくるね」とひとこと言ったところから、いろんなものが見えてきた。確かに、何事もなく控えめに弾いているようでありながら、思い出したように突然目の前まで表情が迫ってくる。
そうしているうちに、だんだん彼の演奏している姿や、家で1人で音楽と向き合っている姿が勝手に浮かんでくるようになった。ナイーブな今にも壊れそうな心を持った青年が(実際はすでに50近いおじさん^^;)、自分の心の中にあるたくさんの難しい感情を冷たい輝きを放つクリスタルのように音にして紡ぎ、しかし奥底から湧き上がる衝動は抑えることができず時に突然激しい音となって表に出てくる。3番の3楽章あたりからは、もはやたかがはずれてしまったかのように、たくさんの爆発的な音が出てきます。そのたびにピーター・ゼルキンの姿が巨人になっていくよう。その姿を見ていると、なぜ淡々と縦割りのように演奏している部分があるのかがよくわかりました。
しかし、どれだけ爆発的な音を出してもその類まれなるコントロールは絶対に破綻をきたしません。コンピューターのような頭脳と完璧な指のコントロールを持って、どんな世界でも美しいものにしてしまう。あまりにも強迫的に激しくて、なのにどこまでも美しくて、聞いているとどんどん笑いがこみ上げてきます。変だからじゃなくて、すごすぎるから。もちろん隣ではなこも大笑いです。これを聞いて笑うと言う感覚はなかなかわからないだろうなぁ。こういう経験を共にできる相手がいるっていうのはいいね。
さて、だからといって明日はそんな屈折した美しさを出すわけではなくて、僕らはこれぞブラームスと言う音楽を目指して演奏したいと思います。2番のソナタは一緒にやるのが初めて。楽しみだ^_^

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人気CD?

なんと!!

Amazonの「子供の情景」のところに、「人気」っていうタスキ??みたいなのがついてる!!




クラシック全体でも89位みたいです。





なんだかすごいことになってるぞー!!

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まつきとわたるとはなこのトリオCD制作現場

余りにもヘロヘロになっていてリアルタイムで投稿しそこねましたが、


13日、14日でまつきとわたるとはなこのトリオの初アルバムの編集と写真撮影をしました。

たった二日動いただけですが、一日目はスタジオに一日こもってひたすら音を聞き続けるシビアな作業(これを一年中やってるエンジニアさんはすごいと思う)、

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二日目は「この冬一番の冷え込み」って言われてる日に都心よりおそらく5度くらい気温の低い郊外の公園で、薄着で撮影。
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慣れないことをやるもので、ヘトヘトでしたが、一仕事終えた気分です。

レコーディングをしてから4ヶ月せずに発売という忙しいスケジュールなので、いろんなものを同時進行でやらないといけないですが、

こうやって少しずつ形になっていくのがすごく嬉しいね。

いいCDになーれ^ - ^ 

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CD発売再開!

年末からネットで手に入らなくなっていた最新アルバム「子供の情景」が、

ようやくAmazonで再び手に入るようになったようです!

http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=カタカナ&url=search-alias%3Dpopular&field-keywords=子供の情景%E3%80%80松本和将




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チャイコフスキー考察

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先日HMVにすでに情報の載っていたトリオのCDが、ちょうど今編集作業も佳境に入っているところ。


録音した物を何度も何度も聞く作業を最近しているのだけれど、いや、これは良い!!

我がメンバーながら、聞いていてほれぼれとするような表情がたくさんちりばめられている。

きっといいCDになるなーO(^○^)O

そしてつくづくこの曲はシンフォニーだなぁ、と思う。

あ、チャイコフスキーのピアノ三重奏曲「偉大なる芸術家の想い出に」ですよ。

あ、トリオとは「まつきとわたるとはなこのトリオ」のことですよ(^_^;A

ブラームスのトリオを弾いていた時にも、そのままオケの音色が聞こえてくるような気がしたけれど、 この曲も同じ。

そしてもちろんチャイコフスキーのあの弦楽器がうねり木管が色彩を描き、そして金管がすべてを持っていくあのサウンド。

ピアノは時によって弦楽器にもなり、木管にもなり、金管にもなります。

打楽器もやります。

ピアノならではの音色というものはそんなに必要ないのかもしれない。

だいたいピアノをいかにもピアノのように弾くってのは、ショパンとリストくらいしかないんじゃないんだろうか。

それは言い過ぎか。

チャイコフスキーはソロを弾いていてもコンチェルトを弾いていても、間違いなく違う。

チャイコフスキーもラフマニノフもロシアの広大な大地を思わせる長くうねるようなサウンドを作り出したけれど、 チャイコはオケでそれに最も成功していて、ピアノはいまいち持て余していた感があるので演奏者の方で補足していかないといけない。

ラフマニノフは逆に、ピアノでそれに成功していて、オケは逆に使い切れなかった感がある。 面白いものですね。

さて、話が逸れた。。。

というわけで年末まで作業は続きますよ、というお話。

さぁ、明日はカウントダウンコンサートだ☆☆

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買ってしまった!

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ピアニストの斎藤雅広さんに進められて、思わず買ってしまいました。

Vladimir Horowitz Live at Carnegie Hall

なんと42枚組!!

あー、聞く暇がない(笑)

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ブラームスとジュリアス・カッチェン

最近19日と22日のリサイタルで弾くのでよくブラームスのOp.117を聞いている。
ジュリアス・カッチェン素晴らしい!!彼の演奏はたまに性急な感じを受けるんだけど(ラフマニノフ2番のあのテンポ!!)、この3曲はどれも噛みしめるように弾いていて、染み入る。40代にして死ぬことを知ってたんだから、急いでても仕方ないよね。
グールドもいい。Op.118の数曲あるほうは個人的には崩しすぎててそこまで好きになれないんだけど、117はいいね。
ケンプの孤独感も魅力的。ヴィルヘルム・ケンプという人は、いつもバックハウスとの対比で「人間的な優しい演奏」というようなことを言われているけど、僕にはむしろ「いざとなったら切り捨てて突き放す冷たさを持っているからこその惹きつける魅力」な気がしてる。どうなんだろう。
逆にバックハウスは、一見厳しくて人を寄せ付けないように見えるけど、本当は最後まで絶対に面倒を見る人だったんじゃないだろうか。

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