音楽

ぶらぁぼ

今日はぶらぁぼの取材で、11月14日のリサイタル「松本和将の世界音楽遺産〜ドイツロマン編」を取り上げて頂きました。



インタビュアーは若い頃から何度もお世話になっている伊熊よし子さん。あらゆる演奏家のことをご存知なので、リサイタルのテーマは「クララを巡って」ということにも関わらず、モーツァルトのことからバッハから、なぜかバレンボイムの話からイングリット・ヘブラーからピーター・ゼルキンまで、どんどん脱線して行きました。あぁ、楽しかった!
もちろんシューマンとブラームスのこともちゃんとお話してます。あとはきっと伊熊さんがバッチリまとめてくれるでしょう!
インタビューは来月半ばに出る11月号に載る予定です。

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今まで受けた印象的なレッスン 〜ロシアンピアノスクールを聴講して



カワイ表参道で毎年行われているロシアン・ピアノ・スクールを聴きにきてみた。ずっと興味はあったんだけどやっと来れました。午前中はアンドレイ・ピサレフ先生。予想はしていたけれど、やはりレガート奏法の嵐。ピサレフさんが弾くとどんなパッセージでもレガートに弾けちゃうんだねぇ。モニターも付いてたので、手の形や各部位の動きなどジーッと見てるととても勉強になりました。
午後はパヴェル・ネルセシアン先生。奏法に重きを置くピサレフ先生とは対照的に、受講生のキャラクターを掘り起こすためにいつもと違う弾き方をさせてみたり、曲のイメージの話をたくさんしたり、どんどん音楽が豊かになる時間でした。そして、何気なく隣で弾くのがうまいこと!!2011年の大震災後のチャリティコンサートで同じステージで弾いたんですが、その時の印象とは別人でした。面白かったのは、ドビュッシーの喜びの島の最後の和音のところ、ドビュッシーっぽくないわけでは全くないのにやっぱりロシアの鐘のような音色に聞こえたこと。プロコフィエフ とかはやっぱりさらっと弾いてもあの独特な感じが出るあたり、こりゃあ日本人にはまだまだ真似できませんな。
思い起こせば、自分もこうやってたくさんの公開レッスンやマスタークラスを受けたものだ。たった1回のレッスンでも、今でも自分の音楽に影響を与えている先生に何人も出会いました。アルゲリッチ音楽で受けたヴィタリー・マルグリスのレッスンでは、肩から落とす打鍵(今考えるとそれは腕の根元=肩甲骨からしっかり動かしているということ)で鳴らしたキエフの大門の爆音に驚きました。ニーズのアカデミーで受けたミシェル・ベロフのレッスンでは、「走るな、走るな!」と言いながら僕よりはるかに速いテンポで弾くベロフ先生に笑いそうになりましたが、しかしそのクリスタルのような響きの出し方は、特にフランス物を弾く時には今でも頭をよぎります。ジャン=マルク・ルイサダのレッスンで受けたショパンのピアノ協奏曲第1番では、とにかく隣で弾いてくれるだけでしたが、どんなパッセージにもコロコロとニュアンスが付くその表現力に感嘆しました。細かい表情付けまで言われるのは基本的に嫌いなんですが(笑)、全く違和感なく受け入れられたのは小さい頃から彼のCDを聞いていたからかもしれません。そして一番驚嘆したのは、御木本先生のところで受けたフェレンツ・ラドシュのレッスン。事あるごとにいろんな外国人の先生のレッスンを受けさせていただいたのですが、ラドシュは超越してた。なんせ、ショパンの葬送ソナタ、「レシッ」の弾き方だけでレッスン終わりましたから(笑)。その頃の僕は細かいことはさておき全体の雰囲気と勢いだけで勝負してました。そんな自分には衝撃的なレッスンでした。単なる「レシッ」なのに先生の弾くのとは全く違うのは分かる。しかしどうやっても出来ない。細かいところにこだわっているからといって、神経質な感じでは全くなく、本当に音楽的に必要だから、というだけ。全体のために細部を磨くことの大切さが身にしみたのでした。これは演奏にも役立ってますが、いざ自分がレッスンする時にはさらに役立ってます(笑)。全体をまんべんなく色付けしても、その曲は仕上がるかもしれないけど生徒の力は伸びない。それよりも必要な要素をとことん突き詰める。その辺が、シフ・コチシュ・ラーンキのような素晴らしいピアニストを育てられた秘訣なのかもしれません。

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動画アップ

「松本和将の世界音楽遺産」

今年のテーマは”ドイツ・ロマン編〜クララを巡って”です。
もちろん、シューマンとブラームスの作品です。
その中の一曲、青年期のブラームスがその切ない想いを託した「創作主題による変奏曲Op.21-1」の動画をアップします。テーマの部分だけですが。
ブログだとアップするのが難しいのですが、FacebookやTwitter、Instagramではちょくちょく動画もアップしているので、見てみてください。
Facebookは友達申請してくださる時は、一言メッセージを添えてくださいね♪

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ショパンエチュード講座延期のおしらせ

今日のカワイ岡山でのショパンエチュード講座ですが、山陽新幹線が動いていなくて岡山までたどり着ける見込みがつかないため、残念ながら延期とさせていただきます。
日程はまた調整してお知らせします。


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現代ピアノの為の演奏技術講座 by 高田匡隆



たまたま午前中だけ時間があったので、友人のピアニスト高田匡隆くんの講座を聞きにカワイ表参道へ出かけてきました。いやぁ、楽しかった。人の講座やレッスンなどを聞くことをしてみたいなと常々思っていたのがようやく叶いました。「うんうん」と共感するところがもちろんたくさんあり、「なるほど、そういうことだったか」と思わされるようなところもあり、また全く自分の知らなかったこともたくさんあり、勉強になりました。テクニック的にも、「なるほど、ここはそうやって弾いているのか」という発見がたくさんあり、それはもちろん自分のためにもなりますが、何よりもレッスンをするときに教えられる事の引き出しが増えるのでとてもためになります。
それにしても、まさか講座で「ダンテを読んで」を全部通して演奏する(4回に分けてではあるけど)とは思わなかったのでびっくり。演奏中の手元をスクリーンで見られると言うのは面白いですね。演奏会では見られない視点だし、YouTubeでは音が良くない、部屋で間近で見るのもなんかともやはり音の広がりが違うし、あれはいい考えですね。僕もいつも講座のときにはやっていますが(ペダル講座の時は足元です)、客席から見ると新鮮ですね。
ちなみに9月からは同じカワイ表参道で久々に講座とコンサートシリーズが始まります。今回はロシア音楽のシリーズです☆


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レコード芸術特選盤

‪最新アルバム「展覧会の絵」が、今月発売のレコード芸術で特選盤に選ばれました!

いろんな意味でこのCDは自分にとっての分岐点になるような気がしていましたが、このような評価もいただいて嬉しく思っています。

これからも応援よろしくお願いします。‬



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ニューアルバム「展覧会の絵、ヴォカリーズ」

新しいCDがリリースされました。皆さんぜひ手に取ってみて下さい。Amazonやタワーレコードオンラインなどでも手に入ります。




■最新CD
<松本和将ライヴシリーズ7>展覧会の絵、ヴォカリーズ

 
ラフマニノフ:
 前奏曲 嬰ハ短調 Op.3-2 「鐘」
 ヴォカリーズ Op.34-14
チャイコフスキー:
 「四季」 Op.37bより
 舟唄
 トロイカ
 松雪草
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
 

 
ラヴェル編の「展覧会の絵」オーケストラ版の呪縛から解き離れ、オリジナルのピアノから恐るべき底なしの響きを感じ取った演奏。
ラフマニノフがカーネギーホールで使用していたと言われている、ニューヨーク・スタインウェイCD368を用いたこの演奏から地底から響き渡るロシアの音の感動を是非感じ取ってください。

価格 \3,000(税別)
ジャンル 器楽曲
品番 AUCD-00031
仕様 2ch
JANコード 4560145430316
発売日 2018/04/18

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ムジカノーヴァ

今月発売のムジカノーヴァ3月号、もう出ていると思いますが、その中でペダルについての記事を書いています。今までムジカノーヴァにはあまり書いたことがなかったんですが、あちこちでペダル講座をやっているのを聞きつけてお声がかかったみたい。「4期のペダルの踏み分け」と言うコンセプトなんですが、文章でペダルのこと書くのは想像以上に難しかった。前置きも長かった。
いいペダリングにたどり着くためには耳が働かないといけない。その前段階としていいイメージがないといくら聞けても仕方ない。いいイメージを作るためには、いい音楽をたくさん聞くことが一番大切。だから、YouTubeで発表会やコンクールの動画だけ見てその曲を知ったような気分になっている人は気をつけないといけないですよ、というようなことを噛み砕いて書いたらそれだけで2000字くらいになり、4000字の原稿の中でどうにも収まりきらずにページを増やしてもらったほど。だけど、ムジカノーヴァのようなたくさんの人が読む雑誌で、伝えていきたい大切なことを書けたのは良かった。興味があれば読んでみて下さい。
ムジカノーヴァ2018年3月号

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ラフマニノフコンクール

生徒で、現在同門の妹弟子でもある三好朝香ちゃんが、ロシアの青少年のためのラフマニノフコンクールで1位を取りました!
なかなか日本語での情報がないですか、ロシア人たちに混じっての1位、すごいことです☆
モスクワで開かれた青少年ピアノコンクール:日本人2人が入賞!【写真】

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次のCD




ふぅ、CDのライナーノーツと解説を書き終わった!!といっても、ほぼ豊橋から岡山までの新幹線2時間半位で書き上げられたんだけど。CDの解説とかを自分で書き始めたのはいつのことだったか。最初の頃は徹夜に近いような状態で泣きそうになりながら書いていた(笑)。ずいぶん速く書けるようになったものだ。それだけ伝えたいことがはっきりしてきたと言うことかな。
ちなみに僕の書く解説は、一般的な知識のようなものはほとんど書いていません。展覧会の絵に至っては各曲の説明すらしていない。だってそんなものはネットで調べればすぐわかるからね。それよりも演奏家自身が書くに当たって、その曲を演奏するときにどんなことを感じているのかとか自分なりに導き出した世界観はどんなものなのか、とかそういうことを大事にしています。
次のCDは4月18日発売予定。「松本和将/展覧会の絵、ヴォカリーズ」。去年11月のリサイタル「松本和将の世界音楽遺産」のライブ録音です。

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