無料ブログはココログ
2020年8月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

« ベートーヴェン講座 | トップページ | ・歌に満ちたテミルカーノフのチャイコフスキー 【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】 〔その①YouTube紹介プロジェクト#60〕 »

2020年6月29日 (月)

ベートーヴェン ピアノソナタ第1番解説

ベートーヴェンピアノソナタ第1番の2小節目。この左手の和音のリズム、何かのリズムと同じなんですが分かるかな。最後のほうにも出てきます。


そう、「運命」の動機です。

この楽章にはいろいろなところに出てきます。

うーん、興味深い。


さて、一般的な解説本ではここまでしか説明してくれません。

「なるほどなるほど」となったところで単に知的好奇心を満足させただけ。演奏には全くつながりません。

大事なのはなぜベートーヴェンがリズムをここの場所に書いたのか、ということ。そして演奏する側はそれをどのように受け止めるべきなのか、ということ。


僕の講座や解説動画ではそこにフォーカスします。本を開けば誰でも知ることが出来るような情報は今さらしゃべりません。

このリズムをベートーヴェンがくどいほど使ったのは、緊張感を生み出すことが出来るからですね。

昔友達と、運命のモチーフが一つ音が少なかったら、もしくは一つ音が多かったらどうなるか、という実験をしてみました。

そうするとこのリズムがいかに張り詰めた緊張感を感じさせるのか、というがよく分かります。


次は、そのリズムをなぜその場所で使ったのか、ということ。

一番最後に使われているこの場面は、悲劇の渦の向こうにさらに暗い淵が見えるようなそんなイメージですね。

ここだけを切り取って説明するのはなかなか難しく、全体の流れを説明した後にここを取り上げるとその効果がよく分かってもらえると思います。


ここまで来ると解釈の範疇ですね。

僕の解釈が唯一無二である、なんていうつもりは全くなくて、人によって色々な捉え方があると思います。

その中の一つとして見てもらえればいいのですが、僕自身は自信を持ってこの解釈で演奏しています。

言ってみれば僕の主観なわけですが、講座でも解説動画でも、なぜそのように考えたのかということを論理的に説明し、

そしてその解釈で演奏するとどのように説得力のある演奏になるのか、ということを実演します。


即物主義の流れなのか、今の様々な解説は客観的なことが多すぎると思います。

要するにみんな、「それは間違っている」とか「一体その根拠はどこにあるんですか」とか言われたくないわけですよね。

でもそれをそのまま演奏にしたとしたら面白いのかな。

解説は最終的には演奏のためにならないといけないと思います。

演奏につながらないデータのような解説ではなく、生きて血の通っている解説がしたいな、と僕は思います。


Ea0610d5b1d541e99d94e60c76371c220be09be5b4874c818bfa750c95cb4d15

« ベートーヴェン講座 | トップページ | ・歌に満ちたテミルカーノフのチャイコフスキー 【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】 〔その①YouTube紹介プロジェクト#60〕 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ベートーヴェン講座 | トップページ | ・歌に満ちたテミルカーノフのチャイコフスキー 【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】 〔その①YouTube紹介プロジェクト#60〕 »