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2020年4月

2020年4月30日 (木)

バッハ:「フーガの技法」より(グレン・グールド)【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】 〔その①YouTube紹介プロジェクト#24〕

【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】

〔その①YouTube紹介プロジェクト#24

今日はグレン・グールドの演奏でバッハ「フーガの技法」からコントラプンクトゥス14です。

若い頃はグールドは好きではなかった、というか良さが全然わかりませんでした。

あんなパラパラと変なアーティキュレーションで機械的に弾いている演奏のどこがいいのだろうと。

しかし、その一見シャープで冷たく聞こえる音質の向こうに無限の世界が拡がっているのを感じられるようになってから、好きな演奏家の1人になりました。

このフーガの技法は特に入魂の演奏だと思います。

出だしの手つきを見るとさらに一音一音にどれだけのものを込めているのかが分かります。

そして何よりも、片手で弾いていてもこの声部分け。

それぞれの声部が生き物のように繋がっています。

 

https://youtu.be/4uX-5HOx2Wc

 

プロジェクト全体のコンセプトはこちらに書いています。

http://kaz-matsumoto.cocolog-nifty.com/blog/2020/04/post-886cba.html

YouTube紹介プロジェクトでは、今まで公開していなかった自分の動画もアップしています。

オンラインレッスン

流行りに乗ってうちの門下もオンラインレッスン始めてみました。いろいろと機材にこだわっている方もおられるようですが、僕はとりあえずスマホとスマホスタンドだけ(笑)。もちろん機材は良いに越した事は無いですが。

でも一番大事なのは、先生が生徒の演奏をちゃんと聞き取ってあげられるかどうかです。僕たち音楽家は生の音だけでなく、消え入るような頼りない音質の過去の巨匠のレコードもたくさん聴いてきたはずです。あのレコードからいろいろな音色が聞き取れて、スマホから何も聞き取れないはずはない(程度問題ではありますが)。普段のレッスンでは、目をつむって聞いていても隣の生徒がどんな体の動きをしているのか、いつ息を吸ったのか、いつ弾き始めるのかなどが最近わかるようになってきましたが、もちろんオンラインでそこまではわかりません。しかし、画面の向こうの生徒がどんなニュアンスでどんなフレーズ感で、どんな和音のバランスで弾いているのか、またどんな体の動き、どんな座り方、どんな重心の取り方で弾いているのかなどは十分分かります。どんな気持ちで弾いているのかすらわかります。分からないのは音色と音量かな。ちゃんと感じ取れるアンテナを持っていれば教える側としては十分な情報量があるわけです。

次は生徒にいかにして伝えるか。ここでは自分側のマイクやカメラが良い環境かどうかと言うのはとても大事な要素です。しかし僕はまだそこまで出来ないので(やり方も分からないので)スマホそのまま。通常のレッスンの時は、演奏家としてレッスンをするからにはやはり弾いて聞かせることが大事だと思い、どんな曲でもまずは弾くことにしているのですが、その空気感、音色、表情、気持ちの移ろいなどをオンラインで全部伝えるのは難しいです。なのでワンフレーズだけ弾いたり一つの声部だけ弾いたりしながら、あとはとにかく言葉で説明しています。これも、普段Facebookに投稿したりnoteに書いたり、また講座を開いたりしている現代の音楽家なら出来るはず。相手がちゃんと言葉の意味を受け取れるかどうかはまた別の問題ですが。小さい子は難しいのかなぁ。うちの生徒たちは言葉だけでも理解が出来るように、またそばで弾いて聞かせるのにしても上辺ではなく本当に大切なことは何なのかを見極めるように普段から言い聞かせているので、オンラインでもわりと話やニュアンスは通じるようです。

もっと音色のニュアンスを伝えたい場合のために、アドバイス動画を撮影して送るという形も初めてみました。参考書のような感覚になってはいけないけど、じっくりコツコツとやる生徒にはむしろ合っているかもしれません。

とは言えやっぱり生の音が聞きたい!早くコロナウィルスが収束してほしいものです。


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2020年4月29日 (水)

ベートーヴェン:ピアノソナタ第14番「月光」第3楽章【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】 〔その①YouTube紹介プロジェクト#23〕

【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】

〔その①YouTube紹介プロジェクト#23

今日はベートーヴェン「月光」の第2楽章。

これで全楽章コンプリートです。

この楽章だけ取り出して聞くような位置付けのものではないですが、

このソナタは3つの楽章を通して聞いて初めて真価が分かります。

時間に余裕があればぜひ第1楽章から続けて聞いてみてください。

 

https://youtu.be/skP4wl-vVh0

 

 

第1楽章:https://youtu.be/1AbI1vdRKXY

第3楽章:https://youtu.be/AQD2YjhdKEY

 

 

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2020年4月28日 (火)

グルダ:プレリュードとフーガ(自作自演)【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】 〔その①YouTube紹介プロジェクト#22〕

【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】

〔その①YouTube紹介プロジェクト#22

今日はちょっと変わり種。

フリードリヒ・グルダ自作自演のプレリュードとフーガです。

キレッキレ!!

もちろんバッハを念頭においているのでしょうけれど、完全なジャズテイスト。

フーガ一体どうなってるのか分からないような(クラシックから見ると)複雑なリズムのテーマに他の声部が絡み合うのを事もなげに弾きこなしています。

ちょっと雑なところもあるけれど、「ベートーヴェンの後期のソナタ以外は練習しなくても弾ける」と言うグルダのことだからきっと練習はしていないのでしょう。

 

https://youtu.be/B5qImtIYCvM

 

 

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2020年4月27日 (月)

ブラームス:ピアノソナタ第3番第3楽章【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】 〔その①YouTube紹介プロジェクト#21〕

【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】

〔その①YouTube紹介プロジェクト#21

昨日は投稿できなかった_||○

今日はブラームスのピアノソナタ第3番から第3楽章です。

YouTubeコンプリートも近い(笑)。

シンプルにカッコいい楽章ですが、これまたやはり弱冠二十歳の若者が書いたとは思えない重心の低さがあります。

中間部はドイツレクイエムを彷彿とさせる豊かな合唱が聞こえてきます。

 

https://youtu.be/Q6VMKax9Sg8

 

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2020年4月25日 (土)

バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻(アンドラーシュ・シフ)【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】 〔その①YouTube紹介プロジェクト#20〕

【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】

〔その①YouTube紹介プロジェクト#20

今日はアンドラーシュ・シフによるバッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻。

こんなにも自然に語るように平均律を弾ける人は他にいないでしょう。

近寄りがたいほどの厳粛な神々しいオーラをまとったリヒテルのCDが一昔前まではバイブルでしたが、

こちらは人間の心に優しく寄り添ってくれるバッハ。

若い頃のCDもありますが、こちらの方が断然好きです。

 

先ほど、随分前にメモしたurlでアップしようとしたら動画がすでに削除されていました。

新たに探して見つけたのですが、これもそのうち削除されるのかもしれません。

YouTubeに頼る怖さというのはこの辺にもありますね。

手に入らない動画もたくさんありますが、売られているものであればお気に入りのものは

やはりちゃんと買って手元に置いておいたほうがいいです。

 

https://www.youtube.com/watch?v=Ugc5FZsycAw

 

 

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2020年4月24日 (金)

モーツァルト:トルコ行進曲【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】 〔その①YouTube紹介プロジェクト#19〕

【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】

〔その①YouTube紹介プロジェクト#19

ベタですが、モーツァルト:トルコ行進曲。

「名曲アルバム」みたいなつもりで聞いているとなんとなく聞き流してしまう曲ですが、

やはりちゃんと向き合って演奏してちゃんと向き合って聞いてみるとすごい曲です。

これ以上ないほどのシンプルな作りなのに、奥深さがある。

完璧に作り上げられた数式のように複雑だけどスッキリしている美しさがある。

そして哀しみから喜びまで全てある。

天才が当たり前のように書き残した名曲です。

 

https://youtu.be/OfO4v1-ZM-Q

 

 

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ホロヴィッツ:カルメン変奏曲(ウラディーミル・ホロヴィッツ)【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】 〔その①YouTube紹介プロジェクト#18〕

【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】

〔その①YouTube紹介プロジェクト#18

ヴィルトゥオーゾ部門。

東の横綱がシフラだったら、西の横綱はやはりホロヴィッツでしょう。

曲はホロヴィッツ自作のカルメン変奏曲。

デビューしたての頃にもレコーディングしていますし、40代(?)の壮年期にも録っています。

面白いのは、自作なのでその時によって曲があちこち違うんですね。

この1968年のテレビコンサートのものは流石に60代半ばなので技術の衰えも見られますが、

それをものともしない迫力と、この頃にしか出せない魔力に満ちています。

そして会場は興奮の坩堝へと・・・

 

https://youtu.be/WV_Nh884PKg

 

 

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2020年4月23日 (木)

ブラームス:ピアノソナタ第3番第2楽章【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】 〔その①YouTube紹介プロジェクト#15〕

【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】

〔その①YouTube紹介プロジェクト#17

ブラームス:ピアノソナタ第3番より第2楽章。

これほどまでに美しいメロディがあるでしょうか。

大学生の頃この曲に憧れて何度も何度も弾いたメロディです。

 

3番のソナタはちょうどクララと出会った頃に書かれたらしい。

しかし第2楽章はそれよりも前に作曲された、と物の本には書かれています。

でも本当かなぁ?

確かにこの楽章には、クララを想って書いたメロディの自分の中に沈み込みながら憧れを抱いている感じとは違う

もうちょっと重心の軽い恋心のところもあります。

でも、本当に全部がそうなのかなぁ。

 

https://youtu.be/wzDKKbZ0RI0

 

 

 

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2020年4月21日 (火)

リスト:半音階的大ギャロップ(ジョルジュ・シフラ)【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】 〔その①YouTube紹介プロジェクト#16〕

【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】

〔その①YouTube紹介プロジェクト#16

今日はちょっと変化球。

ここまでは心に染み入る音楽を選んできましたが、今日は超絶技巧。

ジョルジュ・シフラのリスト:半音階的大ギャロップです。

 

今の人たちはシフラの名前を知ってるのかな。

僕の世代でもギリギリな感じでしたが。

もしかしたら今の若いピアニストの中にはシフラより指がよっぽど回る人もいるかもしれません。

しかし「超絶技巧」というのは速ければそれでいいわけではありません。

聴衆が盛り上がり、血が沸き立ち、すごすぎて笑いが出るくらいでないといけません。

さぁ皆さん、目を見開き、あっけに取られ、そして大爆笑して下さい。

 

https://youtu.be/tmq5JBpFf9w

 

 

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【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】

〔その①YouTube紹介プロジェクト#16

今日はちょっと変化球。

ここまでは心に染み入る音楽を選んできましたが、今日は超絶技巧。

ジョルジュ・シフラのリスト:半音階的大ギャロップです。

 

今の人たちはシフラの名前を知ってるのかな。

僕の世代でもギリギリな感じでしたが。

もしかしたら今の若いピアニストの中にはシフラより指がよっぽど回る人もいるかもしれません。

しかし「超絶技巧」というのは速ければそれでいいわけではありません。

聴衆が盛り上がり、血が沸き立ち、すごすぎて笑いが出るくらいでないといけません。

さぁ皆さん、目を見開き、あっけに取られ、そして大爆笑して下さい。

 

https://youtu.be/tmq5JBpFf9w

 

 

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ベートーヴェン月光第1楽章【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】 〔その①YouTube紹介プロジェクト#15〕

【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】

〔その①YouTube紹介プロジェクト#15


今日はベートーヴェン月光ソナタの第1楽章です。

きっと誰もが知っている出だしだと思います。

まるでショパンのノクターンのように美しい。

・・・・と日本では思われているような気がしますが、

ノクターンのような美しいメロディはここには実はありません。

あるのは、凍り付いたような7分もの長さに及ぶ緊張感。

そう、これは第3楽章の嵐の前の不気味なまでの静けさなのです。

それなのにこれほどまでに美しい。


https://youtu.be/1AbI1vdRKXY



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2020年4月20日 (月)

ベートーヴェン:交響曲第7番(カルロス・クライバー=コンセルトヘボウ管弦楽団)【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】 〔その①YouTube紹介プロジェクト#14〕

【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】

〔その①YouTube紹介プロジェクト#14

ベートーヴェンの交響曲第7番。

間違いなく自分の中でベストの演奏です。

躍動感、疾走感、爆発力、そして艶やかさまで

あらゆる要素を兼ね備えています。

第2楽章の物悲しい始まり。

そのまま気持ちを切らすことなくクライマックスまで持っていくのを聞いていると、

思わず悶えたくなります。

第4楽章の畳み掛けるようにやってくる盛り上がりを聞いていると、

これまた悶えたくなります(笑)

 

https://youtu.be/DNYk0jI1cio

 

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2020年4月19日 (日)

ブラームス:間奏曲Op.117-2【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】   〔その①YouTube紹介プロジェクト#13〕

【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】  

〔その①YouTube紹介プロジェクト#13

ブラームス:間奏曲Op.117-2

なんという渋い曲でしょう。

老境に入ろうとするブラームスの悲哀が滲み出ています。

しかし、老人の孤独で後悔に満ちた述懐がなぜこんなにも美しいのでしょう。

身を結ぶことのなかった青春への憧れがなぜこんなにも心を打つのでしょう。

これは芸術の不思議なのか、それともブラームスという人間の不思議なのか。

 

https://youtu.be/OJN7yKgxYlI

 

 

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2020年4月17日 (金)

ブラームス:ピアノ協奏曲第1番(ブルーノ=レオナルド・ゲルバー)【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】 〔その①YouTube紹介プロジェクト#12〕

【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】

〔その①YouTube紹介プロジェクト#12

今日はブルーノ=レオナルド・ゲルパーのブラームスピアノ協奏曲第1番。

このピアニストを知ったのは高校生の頃でした。ピアノの先生のお宅に遊びに来られていた評論家の方に、その時取り組んでいた熱情のおすすめのピアニストを聞いたところゲルバーの名前が挙がったのです。

今のようにストリーミングでなんでも聞ける時代ではなかったし、倉敷にはそんなに大きなCD屋さんもなかったので、多分家に持っていたのはルービンシュタイン、ホロヴィッツ、アシュケナージくらいかな。バックハウスもあったかなぁ。

そのどれとも違う、とても濃い表情と(顔じゃないよ)ルバートをかけても不思議と崩れない堅牢な造りをもった演奏に引き込まれました。

その後大学生の時にN響とこのブラームスのピアノ協奏曲を共演するビデオを手に入れて、ベートーヴェンよりさらに濃い表情に魅了され、しばらくそればかり聴いていました。

この録画はまた違うものですが同じ時期なのかな。

一番脂の乗った時期と言ってもいいかもしれません。

 

https://www.youtube.com/watch?v=VMGCcWOCEI8 

 

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2020年4月16日 (木)

ラヴェル:夜のガスパール【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】 〔その①YouTube紹介プロジェクト#11〕

【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】

〔その①YouTube紹介プロジェクト#11

今日はラヴェルの夜のガスパール。

先日のラモーと同じく昨年11月のリサイタル「松本和将の世界音楽遺産Vol.4フランス編~いまだかつて聴いたことのない響き」からです。

 

僕は別にテクニックに自信があるというタイプではないのですが、

弾きたいものは大曲・難曲が多く、今まで色々な難しい曲を弾いてきました。

ラフマニノフの3番、プロコフィエフの2番などはその最右翼ですが、

今の所一番難しいのはやはり回り回って(別に回ってないか?)ショパンエチュード(全曲)だな、と思っています。

また、ハンマークラヴィーアソナタも全く要素は違いますがとにかく難しかった。

それらを乗り越えてきたのだから今弾いたらきっとガスパールはサラサラっと弾けるだろう、

なんて淡い期待を持ちながらほぼ20年ぶりに取り組んだら・・・・

いやいや、全然余裕で難しかった(笑)。

しかも、例えばイスラメイのようにいかにも難しい曲を必死で弾くように弾くのではこの曲の良さが出ない。

 

このまま書くと曲目解説のような長さになりそうなのでこの辺で(笑)。

一年間ラヴェルのいろんな曲に向き合った時間はとても実り多いものでした。

 

https://youtu.be/iWI45gl3Q2U

 

 

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2020年4月15日 (水)

ラフマニノフ:プレリュードOp.23-6(ミハイル・プレトニョフ)【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】 〔その①YouTube紹介プロジェクト#10〕

【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】

〔その①YouTube紹介プロジェクト#10

ラフマニノフ:プレリュードOp.23-6

若き日のミハイル・プレトニョフの演奏です。

自分のメモに思わず「天才!」と書いたほど、ひらめきやファンタジーに溢れる演奏。

簡単そうに聞こえて意外なほど弾きにくい、まとめにくい曲なんですが、

当たり前のように弾いているのがなんとも心憎い。

類稀なる頭脳と突き抜けた感性が合わさって初めてこういう演奏が生まれるのでしょう。

 

https://youtu.be/608-hlh0STk

 

 

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2020年4月14日 (火)

ブラームス:ピアノソナタ第3番第1楽章【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】 〔その①YouTube紹介プロジェクト#9〕

【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】

〔その①YouTube紹介プロジェクト#9

今日はブラームスのピアノソナタ第3番から第1楽章です。

こちらは2018年11月14日の「松本和将の世界音楽遺産」第3回ドイツ・ロマン編~クララを巡って、より。

ベートーヴェンの偉大なソナタに続くかと思われる堂々とした深みは、

若干20歳の若者が書いたとはとても思えません。

そこかしこに聞こえてくる美しいメロディもまたブラームスならでは。

第2楽章がこれまたとても綺麗なのですが、そちらはまた機会があれば♪

 

https://www.youtube.com/watch?v=whnBqL6si3Y

 

 

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2020年4月13日 (月)

ラヴェル:ダフニスとクロエ(サイモン・ラトル=ベルリンフィル)【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】 〔その①YouTube紹介プロジェクト#8〕

【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】

〔その①YouTube紹介プロジェクト#8

僕がベルリンに留学したのは2000年秋。つい先日のようですが、うちの子供達はまだ誰もこの世に存在しなかったと思うと随分昔ですね(笑)。

ベルリンに留学して一番良かったことの一つが、ベルリンフィルを毎週のように聞けたことです。ちょうどアバドの任期の最後のほう。これからサイモン・ラトルに代わろうかという時でした。

かなり賛否両論だったのですが、僕はラトルの音楽や音色が大好きでした。中でもブルックナーの9番、シューマンの楽園とペリ、プーランクの2台のピアノのための協奏曲(オケばかり聴いてました)、そしてラヴェルの魔法と子供は忘れられません。

特にプーランクとラヴェルは透明な帯のような響きが空にフワーッと浮かんでいくようで本当に綺麗でした。

今日はそんなラトルがベルリンフィルを振ったラヴェル「ダフニスとクロエ」第2組曲です。

オケもスーパーオケですから、この難しそうな曲を(知らないけど)一糸乱れず美しく演奏していますし、

ラトルの顔の表情から体のちょっとした動きまでが全て音楽とリンクしていて、

最後まで全く目が離せません。

 

https://www.youtube.com/watch?v=14OM6Ysnk6M

 

 

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2020年4月12日 (日)

ショパン:別れの曲【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】 〔その①YouTube紹介プロジェクト#7〕

【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】

〔その①YouTube紹介プロジェクト#7

このプロジェクトの初回には幻想即興曲をご紹介しましたが、

今日はその同じコンサートから「別れの曲」

なぜなのか、出し惜しみしていたのか、初公開です。

ショパンというとこの曲、というくらい有名な曲ですね。

俗っぽい気がしてちょっと前まで好きではなかったですが、

最近心に染み込むようになってきました。

 

https://www.youtube.com/watch?v=E9or1Y-AvnY

 

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2020年4月11日 (土)

グリーグソルヴェイグの歌(シセル・シルシェブー) 【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】 〔その①YouTube紹介プロジェクト#6〕

【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】

〔その①YouTube紹介プロジェクト#6

今日お届けするのはグリーグのソルヴェイグの歌。レッスンで生徒がなかなかグリーグをいい感じで弾けなくて、何か聴かせてみようと探したのがこの動画。シセル・シルシェブーなる未知なる歌手でしたが、透明な美しさに一気に虜になってしまい、それ以来ソルヴェイグの歌というとこの動画になりました。

調べてみると完全にクラシックの人ではないのかな。でもそんなことはどっちでもいいんです。美しいものは美しい!


https://youtu.be/JyQ9lbgZDpQ

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2020年4月10日 (金)

ラモー:ガヴォットと6つのドゥーブル【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】 〔その①YouTube紹介プロジェクト#5〕

【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】

〔その①YouTube紹介プロジェクト#5

子供がTSUTAYAで借りてきたCDを流すとえらく昭和な雰囲気の歌が流れてきました。それも、サビが「ギンギラギンギラ輝いて~」。近藤真彦か!!と思うほど。僕らの世代が聞くとものすごく古く聞こえますが、1周回って今聞くと新鮮に聞こえるのかな。

ラモーの楽曲というのは300年以上も前の曲のはずなのに、時にモダンに聞こえることがあります。一周回っているのかどうか分からないですが、一昔前のポピュラーミュージックのように7thコードが美しく使われています。

今日お送りするのはラモーの「ガヴォットと6つのドゥーブル」。去年11月の「松本和将の世界音楽遺産vol.4フランス編~いまだかつて聴いたことのない響き」からです。

かつて「静止した夢のパヴァーヌ」というアルバムに吉松隆さんのプレイアデス舞曲集やプーランクの即興曲とともに収録したのですが、なぜだか各方面から大人気となった曲です。

憂いを帯びた和声、遥かなる時空の彼方、フランスの王宮の洗練された優雅さ、ロックなどにも通じるようなリズム感の高揚。クラシックをそこまでディープに聴いていない人にも聴きやすいですし、ディープに聴いている人にとってはむしろ新鮮に響くでしょう。

 

https://youtu.be/WVQEaLO9ZKw

 

 

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2020年4月 9日 (木)

モーツァルトピアノ協奏曲第24番ヴィルヘルム・ケンプ【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】 〔その①YouTube紹介プロジェクト#4〕

【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】

〔その①YouTube紹介プロジェクト#4

今日はケンプのモーツァルト。

単なるスケールがなんでこんなに美しいんだろう。

まだモーツァルトの魅力もケンプの魅力も分かっていなかった大学1年の頃に聞いたのですが、

そのスケールの美しさに驚いて何度も何度も聞いていました。

 

心が枯れそうな時に、きっとこの演奏が潤いを与えてくれるに違いありません。

 

https://youtu.be/HvoTqC_9dzg

 

 

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2020年4月 8日 (水)

ベートーヴェン:月光第3楽章【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】 〔その①YouTube紹介プロジェクト#3〕

【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】

〔その①YouTube紹介プロジェクト#3

今日はベートーヴェンの月光ソナタから第3楽章。

「月光」というとなんと言っても第1楽章の最初が有名ですが、この曲の真髄は第3楽章にあります。

というか、第1楽章の恐ろしい静けさと第2楽章の天国的な表情は、

第3楽章の嵐の前触れだったんだ!!というのが一番言いたかったことなのです。

充実した第1楽章の後で比較的軽い気持ちで聞ける楽章が続く曲が多かったこの時代に、

これはものすごい衝撃だったと思います。

この辺りから、最終楽章の最後の最後まで凄まじい緊張感とエネルギーを持って

聴衆を巻き込んでいくベートーヴェン中期のスタイルが始まります。

楽しくなってきますね~~(笑)

https://youtu.be/AQD2YjhdKEY

 

 

プロジェクト全体のコンセプトはこちらに書いています。

http://kaz-matsumoto.cocolog-nifty.com/…/04/post-886cba.html

YouTube紹介プロジェクトでは、今まで公開していなかった自分の動画もアップしようかな、と思っています。

 

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2020年4月 7日 (火)

【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】 〔その①YouTube紹介プロジェクト#2〕

【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】

〔その①YouTube紹介プロジェクト#2

今日は、僕にとって唯一無二の音楽家、ウラディーミル・ホロヴィッツの動画から、

スクリャービンのエチュードOp.2-1をお聞きください。

開始5秒後にはもう涙が出ます。
どうやったこんな表情が出せるんだろうか。
それも、あの普段の能天気な雰囲気から・・・

この映像は1986年。

ホロヴィッツが60年ぶりにモスクワに帰ってコンサートをやった時のもの。

70年代の緊張感のある演奏が基本的には好きですが、この曲の演奏はこの時期のものもまた本当に素晴らしい。

https://youtu.be/327D03P5Xxc

プロジェクト全体のコンセプトはこちらに書いています。

http://kaz-matsumoto.cocolog-nifty.com/…/04/post-886cba.html

YouTube紹介プロジェクトでは、今まで公開していなかった自分の動画もアップしようかな、と思っています。

2020年4月 6日 (月)

YouTube紹介プロジェクト第1弾

【世界を音楽であふれさせようプロジェクト】

〔その①YouTube紹介プロジェクト〕

皆さんこんにちは。世の中が大変なことになってるなんて思えないような朗らかないい天気ですね。皆さんはどう過ごされていますか?僕は否応なく訪れた長い休暇中ですが、暇なわけではなく一日中子供の相手をしていたらあっという間に夜になっています。


さて、演奏会に行くことも出来ない、演奏会を開くことも出来ない、この状況の中音楽はこのまま死に絶えていくのでしょうか。いや、絶対そんなことはないはず。

僕自身、4月の演奏会が全てなくなって張り合いがなくなり何日か音楽に触れない日があったのですが、気が狂いそうになりました。人の体には食事が必要ですが、人の心には音楽が必要です。少なくとも一部の人々は、音楽がないと魂が死んでしまうかもしれない。

そのような人々になんとかして音楽を届けなければならない。演奏会の開けない今、やはり使うべきはネットの力です。まずはなんといってもYouTube

YouTubeには否定的な意見が多いこともよくわかっています。実際僕自身もYouTubeばかり見ている生徒にはあまり見ないようと言うこともあります。音質の問題もありますが、1番大きな問題はYouTubeにアップされている演奏が玉石混合であるということです。きっと一つ一つの動画に素敵なストーリーが込められているのだとは思いますが、ピアノを勉強する人にも音楽を聴くことが趣味の人にもやはり「いい演奏」が必要です。

レコードやCDの最盛期には評論家による名盤を紹介する本や雑誌があり、それらを読めばいい演奏に巡り会うことができました。今はそのような便りになる情報にたどり着くことが難しい時代です。そこで、この〔YouTube紹介プロジェクト〕で自分自身の演奏とともに僕が感銘を受けたYouTube動画を紹介していきたいと思います。

このプロジェクトでは他にもいくつか面白いことを考えています。乞うご期待。


ではまずはYouTube紹介プロジェクトの第1弾として、ショパンの幻想即興曲をお聞きください。コンサートの冒頭でも自己紹介代わりによく弾くレパートリーです。この動画は2015711日の浜離宮朝日ホールでのコンサートのもの。アナウンサーの松平定知さんとのタッグで東京・横浜・京都などで大人気を博した「語りと音楽」シリーズの第1弾、「ショパン〜望郷のポロネーズ」からです。


https://m.youtube.com/watch?feature=youtu.be&v=Rhiz67fgepE

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