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2019年5月

ラフマニノフピアノ協奏曲第2番

1番好きな曲はなんですか?」と言う質問をよくもらう。多分普通は答えるのがとても難しい質問だと思うけれど、僕は迷いなく「ブラームスの間奏曲(Op.118-2)が世界中のあらゆる音楽の中で1番好きです」と答える。この曲を初めて本番弾いたのが2010年のこと。

それまでは僕の中での世界一は長いことラフマニノフのピアノ協奏曲第2番でした。この曲を初めて弾いたのは1997年、ウクライナで行われたホロヴィッツコンクールでのこと。それから人生の大事な場面には必ずこの曲があった。大学1年生の時に日本音コンでも弾いたし、エリザベートコンクールでも弾いた。自分にとって節目となるようなコンサートでも度々弾いてきた。その全てがとてもいとおしい思い出だけど、やはりこの曲を弾くとキエフ郊外の大自然、それから同級生がみんなで応援してくれた日本音コンのあの熱気が蘇ってくる。

そんなラフマニノフ2番コンチェルトをあさってカワイ表参道で解説します。スケールの大きさと言う意味では3番に軍配が上がるかもしれませんが、2番には音楽への大きな愛と喜びが込められています。心の震えるような切ないメロディーからクライマックスの魂の爆発まで、何を感じ取りどうやったら人の心に届く演奏ができるのか、構造=心の動きの把握の仕方から奏法まであますことなく解説します。

20190509 

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