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2019年2月

2月を振り返って

年が明けたかと思ったらあっという間に2月は終わりましたね。2月はまさにコンサートラッシュでした。息つく暇もなかったような気がしていますが、振り返ってみましょう。

まずは2月2日はサントリーホールブルーローズにて「第9回チェロの日」。岩崎洸先生との共演でショパンのチェロソナタなどを演奏しました。ブルーローズは15年以上も前にリサイタルをして以来でしたが、こんなにいい響きだったっけ、と思いながら残響を堪能しながら最晩年のショパンのほとんど救いのない、しかしわずかに残された希望と憧れの世界に思いを馳せました。



翌日2月3日は毎年恒例柏屋楽器さんでの「音の玉手箱XII」。今年はショパンの作品の各カテゴリーから一曲ずつと言うことで、バラード、スケルツォ、マズルカ、ワルツ、エチュード、ノクターン、ポロネーズなどなどたくさんの曲を演奏しました。ソナタはさすがに長いのでそこには入れられませんでしたが。後半はこれまた恒例のリクエストコーナーと連弾コーナー。とても楽しく盛り上がりました。



2月8日は大阪フェニックスホールにて藤木大地カウンターテナーリサイタル。12月の紀尾井ホールとはほとんど違うプログラムで、この短い期間でよくぞここまで別のプログラムを仕上げたものだと感嘆。武満徹「死んだ男の残したものは」から林光「死者の迎える夜のために」の流れは思わず涙が流れそうでした。





翌日2月9日は愛知県立芸術劇場にて前橋汀子さんのリサイタル。この日はスプリングソナタ。後半はもちろん名曲集です。どちらかと言うとクールなお客さんの多い印象の名古屋の会場が大盛り上がりでした。



またまた翌日2月10日は別府にてハーモニーアス別府のラストコンサート。3年前にバンドネオンの三浦一馬くんと2人で出演したシリーズですが、今回はその2人に川久保賜紀ちゃん、上里はな子ちゃんも加わってとても豪華なメンバー!ガラコンサートのように一人一人演奏するだけではもったいないので、一馬くんとプログラムを話し合い、この日にしかできない組み合わせの演奏がいくつも実現しました。ハーモニアスさんにとって最後のコンサートがとても良いコンサートになって本当によかった。





2月16日はこれまた15年ぶり位に訪れるルネこだいらでの前橋汀子さんのリサイタル。15年前は秋山和慶さん指揮東京交響楽団とのブラームスのピアノ協奏曲第1番だったんですが、担当の方がその時のことを覚えていてくださいました。



翌日2月17日は毎年恒例になってきた倉敷のフレンチの名店ポン・ヌフでのリサイタル。今回はフランス物のプログラム………と思っていたんですが、直前にやってしまった。やっぱりどうしてもブラームスを弾きたくなって、「6つの小品Op.118」も入れちゃいました(^◇^;)。コンサートホール顔負けの音響とすばらしいベヒシュタインの音色でどれも気持ちよく演奏できましたが、特にフランク「プレリュード、コラール、そしてフーガ」は教会での大合唱のような響きを作り出すことができて演奏しながら作品に感動していました。



2月24日は倉敷の西のほう、玉島市民交流センターで子供と大人のためのコンサート。子供だけではなく、小さな子供さんがいて普段なかなかコンサートに行けない親御さん達にも楽しんでいただこうと言う企画です。よくある子供のコンサートのよりも本格的な演奏、でも本格的なコンサートよりはプログラムが聴きやすい、という意外とありそうでないところをいつも狙っています。


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セザール・フランク

‪ 最近の旅のお供はこちら。



「セザール・フランク」。
弟子のヴァンサン・ダンディがそばで見た「先生」の姿を書いたもので、資料の少ないこの作曲家のことを知る上でとても貴重な本です。

どうしても手に入らなくて(あってもものすごく高くて)FBなどで呼びかけたところ、
同時に2人の知人から本の現物とPDFになったファイルとどちらも頂きました。
ありがたや!

僕は実際に本を手に取ったほうが頭に入るタイプなんですが、
何か気になった時にすぐ見るにはファイルでクラウドに保存しておくと便利なので、
とてもありがたいことです。

フランクの「プレリュード、コラール、そしてフーガ」、まずは今週日曜日に倉敷でのリサイタルで演奏します。



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久々の本番!

この土日はなんと1ヵ月半ぶりの本番でした。
おじぎの仕方を忘れているかと思ったけど、意外と大丈夫なものだ。

土曜日は第9回「チェロの日」で、同郷の大先輩岩崎洸先生とショパンのチェロソナタ。
幻想ポロネーズより後に書かれたショパン最後の大作。
幻ポロですでにあんなこの世に別れを告げるような悟りの境地を開いていたわけだから、このチェロソナタもそういう世界観のはずだ、
ロストロ・アルゲリッチのような鮮やかで勢いがある世界ではないはずだ、と最近思っていたんだけど、
思いがけず洸先生からも同じようなことを言われ、
どこまでももの悲しく、テンポもよく弾かれるものよりもずいぶんゆっくりの解釈にしてみたら、今まで聞いたこともないような世界に入り込めました。
ずっと良さがわからなかったこの曲だけど、すごい曲かもしれない!

そして日曜日は今年でなんと13回目となる柏屋楽器での子供のためのコンサート。
こちらもショパンがコンセプト。
だけど、子供にも聴きやすい曲と言うことで華麗なる大円舞曲、バラード1番、英雄ポロネーズといったラインナップ。
当然後期のものは出てきません。
自分的にこの日驚いたのはスケルツォ第2番。
鮮やかなテクニックを披露するばかりで、音楽的にはいまいち面白くない曲だなと思っていたんだけど、キーシンやツィメルマンの動画を見たり頭の中で指や体の動きをシミュレーションしているうちに今まで力押しで弾いていたところが全部楽に弾けるようになって、
そうすると音楽的にも何段階もクライマックスのスケールが大きくなったのです。

そしてもう一つ驚きは、「まだ小学生だった第1回から全部聞きに来ています。」という人がもうお母さんになっていたこと。
13年というのはそういう年月なのか!!まあ自分も親になっているわけだからねぇ。
あ、でも自分は13年前は小学生だったわけじゃないか…

ま、そんなわけで久々の2連続本番はどちらもとても良いコンサートになりました。
めでたしめでたし。


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