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ハンマークラヴィーアと最後のソナタ

フィリアホールでの今年2回目の「語りと音楽」シリーズ終わりました。
前回5月はカウンターテナーの藤木大地氏との共演でシューベルトの「美しき水車小屋の娘でした」。
今回はもっともっとお固いベートーヴェンの、その中でも最もお固い部類のハンマークラヴィーアと最後のソナタ。
一体どうやって手紙をからめるのかと思ったけど、不思議なほどしっくりきました。

手紙はほとんどが甥カールに関するもの。
カールのことで色々と心を砕いていた、というのは知っていたけれど、こんなにもすれ違いのつらい想いをしていたとは知らなかった。
台本の作者(コンサートの製作者でもあります)曰く、「ベートーヴェンの晩年のプライベートな話題は、もうほぼそれしかないんです」と。
もっと勉強しないとなー。

それにしても、裁判問題でグチャグチャになってるいる中ハンマークラヴィーアのような曲を書き上げるとは。
巨人ですね。
最後のソナタのモノローグにしても、傷ついている自分に誰か気づいてほしいというような弱さは多分どこにもない。
全て自分の中で処理してしまった上でのあの懺悔なんだと思う。
それがまた逆に切ないですね。

さて、これにて8月の本番も終わり。
夏も終わりますねぇ。
これから秋のシーズンに入ってまた忙しくなってくるぞー。






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コメント

繰り返す親権争い、進む難聴、リウマチやらなんやらの病気。普通なら生きてるだけで精一杯、なのにベートーヴェンが作る曲に果てしない生命力を感じます。松本さんのベートーヴェンを聴くと、そのまばゆいばかりの生命力に圧倒されます!これからも進化を続けるであろう松本ベートーヴェン楽しみにしてます。

投稿: kei | 2017年8月29日 (火) 00時04分

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