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2017年8月

8月を振り返って

8月も終わりですね。すなわち夏休みの終わり。世のほとんどのお父さんお母さんは、明日からようやく少し楽になると思われてるんではないでしょうか。僕らは二人とも音楽家で、普段は土日にいられることがあまりないので、あまり本番のない夏休みは子供と思いっきり遊べる貴重な時間。あそこもここも連れて行って、あれもやってこれもやって、と山ほど思い描いていたのですが、実際はその半分も出来ないものですね。時間が2倍あったらな〜。

さてそんな8月ももちろん全く何もなかったわけではなくて、大きなコンサートもいくつかあったので振り返ってみましょう。

まず、あらかじめ公開はしていないですが2日3日はピティナ特級の審査をして来ました。審査員のお誘いは今まで頑なに辞退していたのですが、特級であれば自分の今までやって来たことをそのまま活かせるのではないかと思いさせて頂きました。とても楽しかった。将来が楽しみな才能にも何人も出会えたし、また日本の音楽教育界も浮き彫りにされているような気がしました。

6日はバンドネオンの三浦一馬君との共演。お笑い芸人のロダンのお二人がナビゲーターをするコンサートで、後ろでしゃべりを聴きながら僕自身も楽しんでました。そしてその喋りに負けない一馬君の存在感、さすがですわ☆



お盆を挟んで、24日はカワイ名古屋でアドバイスレッスン。時期的に学生音コンの曲を持ってくる学生が多かったですが、もちろんコンクールの曲の最後の味付けをチョチョっとして、なんて薄っぺらいレッスンはしません。1回限りのレッスンで先につながることを言わなければいけないので少し的を絞ったアドバイスにはなりましたが、何か感じてくれていればいいなぁ。



翌日25日は尾道のカフェ・ミュゼッタで松本和将門下の発表会のゲスト演奏。年に1・2回しか行けてませんが^^;。ゲスト演奏では上里はな子&松本和将デュオでブラームスの雨の歌、それからソロでベートーヴェンの最後のソナタを弾きました。



27日にはフィリアホールで「語りと音楽」シリーズ。今回ベートーヴェンのパート2、ハンマークラヴィーアと最後のソナタです。正直こんな重い曲が語りとそぐうのか心配でしたが、むしろパート1よりも個人的にはしっくり来て、またハンマークラヴィーアのような聞くのが難しい曲を集中力を持って聞いてくれたのが嬉しかったですね。





こんな感じで夏は過ぎていきました。大事なコンサートもありましたが、大事な静養の時間でもありました。昔友人に、「そんなに忙しかったらいつもアウトプットアウトプットでしょ。いつインプットするの?」と言われたことがありますが、本当にその通り。音楽的な衝動は自分の中から無尽蔵に出てくるわけではない。自分の内にも外にも目を向けて、音楽以外の風景にもたくさん目を向けて、人間としての様々なインプットをすることがとても大事です。

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ハンマークラヴィーアと最後のソナタ

フィリアホールでの今年2回目の「語りと音楽」シリーズ終わりました。
前回5月はカウンターテナーの藤木大地氏との共演でシューベルトの「美しき水車小屋の娘でした」。
今回はもっともっとお固いベートーヴェンの、その中でも最もお固い部類のハンマークラヴィーアと最後のソナタ。
一体どうやって手紙をからめるのかと思ったけど、不思議なほどしっくりきました。

手紙はほとんどが甥カールに関するもの。
カールのことで色々と心を砕いていた、というのは知っていたけれど、こんなにもすれ違いのつらい想いをしていたとは知らなかった。
台本の作者(コンサートの製作者でもあります)曰く、「ベートーヴェンの晩年のプライベートな話題は、もうほぼそれしかないんです」と。
もっと勉強しないとなー。

それにしても、裁判問題でグチャグチャになってるいる中ハンマークラヴィーアのような曲を書き上げるとは。
巨人ですね。
最後のソナタのモノローグにしても、傷ついている自分に誰か気づいてほしいというような弱さは多分どこにもない。
全て自分の中で処理してしまった上でのあの懺悔なんだと思う。
それがまた逆に切ないですね。

さて、これにて8月の本番も終わり。
夏も終わりますねぇ。
これから秋のシーズンに入ってまた忙しくなってくるぞー。






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11月のリサイタルチラシ






‪11月26日の東京文化会館でのリサイタルのチラシが出来上がりました。普通のよくあるチラシではイヤだと、デザイナーさんと直にやり取りをして僕のイメージも伝えた上でのチラシ作り。‬

‪美術的な感性があまりない僕にはなんとなくの大まかな部分しか言えなかったのですが、ラフが出来上がってビックリ、想像をはるかに超えるものがそこにはありました。新しくて、カラフルで、しかもクラシカル。突き抜けた感性に感服でした。そしてやはりいいものを作るためには直接顔をつき合わせての意思疎通が絶対に必要なんですね。‬

‪「松本和将の世界音楽遺産」、第2回はロシア編〜恐るべき底なしの響き〜です。プログラムはチラシが示しているように、メインはムソルグスキー:展覧会の絵。
ビクターからの3枚目のCDで録音してからはや………15年!!!あの頃より間違いなく立体的な音楽が出来るはずなんです。
決して明るくはないけれどいろいろな色彩が見える表情、そして恐ろしいまでに深い底なしの響き。最近流行りのスマートな演奏ではなくて、往年の巨匠たちのような音が出したいな、と思っています。

そして前半は、銀河系の見えるスクリャービンの5番ソナタ、一曲一曲が小さな絵本のようなチャイコフスキーの四季、どこまでも悲しみの続いていくラフマニノフのヴォカリーズ、そしてこれまた恐ろしいほどの響きのラフマニノフの「鐘」です。‬

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8月の予定

7月を振り返ったところで、8月の予定を見てみたいと思います。例年通り8月はそこまで忙しくないのですが^^;

まずは8月6日におなじみ、バンドネオンの三浦一馬君と大阪のいずみホールで共演します。お笑い芸人のロザン宇治原さんも出られると言うことで、いつもとはちょっと違ったコンサートになるのかな。



だいぶ空いて8月24日にはカワイ名古屋でアドバイスレッスンをします。半分くらいは既に埋まっているようです。




翌日25日には、毎年尾道でやっている松本和将門下生によるコンサートで、後半には上里はな子&松本和将デュオでの演奏もあります。




27日は語りと音楽シリーズのベートーヴェン第2弾!、ハンマークラヴィーアソナタと最後の第32番を演奏します。






暑い盛りで家から出るのも億劫な時期だと思いますが、会場で皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。

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