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2016年11月 7日 (月)

ゾルタン・コチシュ

最近いろいろな音楽家の訃報に接しますが、個人的には今回は最もショックです。ゾルタン・コチシュは、僕が高校の時にホロヴィッツコンクールでラフマニノフの2番のコンチェルトを弾いた時に、ずっとCDを聞いていました。倉敷のヤマハでCDを買って帰りの車で聞いて、その時の空気感まで思い出されます。
コチシュの演奏はとにかくテンポが速くて、ルバートはあまりなくて、自分が目指していたスタイルとはずいぶん違うところにあったので、その後あまり聞かなくなったのだけれど、しばらくするとなぜかまた聴きたくなる。そんななぜだか分からない魅力のあるピアニストでした。
思うに、どれだけ激しく弾いても決して割れることのない美音と、あっさりとアップテンポで弾いているだけのように聞こえるけどよく耳をすますと実はどんなパッセージも一音たりともおざなりにせず歌いこんでいるところ、そんなところに知らず知らずに惹かれていたのでしょう。一見あっさりと聞こえるのは、彼の頭と指の回転が速すぎて常人では耳が追いつかないだけ(笑)。
そして、音楽に対してとても真摯な人だったのだろうな、とも思います。ピュアというか。
指揮者や作曲家としての彼はあまり知りませんが、一度生の演奏を聴きたかった。

ハンガリーのピアニスト・指揮者のゾルタン・コチシュ氏死去

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コメント

Pianist 松本様

そうですね、ゾーリは天才でした。4歳から見事に、私は1976年から18ヶ月BPに在留しており、しかも私、同い年、学問分野は違いますが、彼はランキやアンドラッシュ・シフとカドシャ・パール門下、その当時、日本から神野明さんが一緒に練習していました。神野さんはもっと早く亡くなられましたね。 当時、小林研さんがBPの楽団を背負っていらしたので、神野さんのお宅に招かれ、ご一緒させていただきました。当時は日本人少なかったので。
とても私もショックでした。 ゾーリは若い頃の3倍位になって、大分雰囲気変わりました。2度の結婚で4人の子どもたちの父となり、人間としてもとても大きくなったな、と感じます。時代を駆け抜けた天才ですね。
とにかく記憶力抜群で、頭が良く、コンクールなんか認めない派でした。
松本様、演奏頑張ってください!

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