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ゾルタン・コチシュ

最近いろいろな音楽家の訃報に接しますが、個人的には今回は最もショックです。ゾルタン・コチシュは、僕が高校の時にホロヴィッツコンクールでラフマニノフの2番のコンチェルトを弾いた時に、ずっとCDを聞いていました。倉敷のヤマハでCDを買って帰りの車で聞いて、その時の空気感まで思い出されます。
コチシュの演奏はとにかくテンポが速くて、ルバートはあまりなくて、自分が目指していたスタイルとはずいぶん違うところにあったので、その後あまり聞かなくなったのだけれど、しばらくするとなぜかまた聴きたくなる。そんななぜだか分からない魅力のあるピアニストでした。
思うに、どれだけ激しく弾いても決して割れることのない美音と、あっさりとアップテンポで弾いているだけのように聞こえるけどよく耳をすますと実はどんなパッセージも一音たりともおざなりにせず歌いこんでいるところ、そんなところに知らず知らずに惹かれていたのでしょう。一見あっさりと聞こえるのは、彼の頭と指の回転が速すぎて常人では耳が追いつかないだけ(笑)。
そして、音楽に対してとても真摯な人だったのだろうな、とも思います。ピュアというか。
指揮者や作曲家としての彼はあまり知りませんが、一度生の演奏を聴きたかった。

ハンガリーのピアニスト・指揮者のゾルタン・コチシュ氏死去

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