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2016年8月15日 (月)

オーベルマンの谷




月末の朗読とのコンサートのために、ものすごく久しぶりに「オーベルマンの谷」を練習中。ベルリンにいた時以来だから10年以上ぶりなわけだ。リストの作品の中では少しマイナーなほうだけど、名曲だと思う。



特にここが好き。ホロヴィッツのCDを聴きながらここの部分で何回涙を流したことか。
考えてみると、僕のレパートリーはホロヴィッツの録音を聞いて感動して弾き始めたものが多いような気がする。ホロヴィッツだけではなくて、フランソワやバックハウスやギーゼキングや、いろんな演奏家の録音を聞いて今の自分のレパートリーが出来上がっている。誰かの演奏を聴いて感動するというのは、その人の人生を形作るくらい大きなものなのだろう。
それにしてもホロヴィッツの演奏と言うのは、間違っていても楽譜には書いていないめちゃくちゃなことをしていても、「すべてそれでいいのだ」と思わせる位の魅力と説得力がある。だから「オーベルマンの谷」も最後のほうは音をたくさん抜くと言うミラクルで成し遂げられているあのホロヴィッツのテンポでどうしても弾きたい衝動にかられてしまう。と言うわけで、しばらくホロヴィッツの1966年カーネギーホールのCDを聞くのは禁止にしよう(笑)

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