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エチュード公開講座 in カワイ名古屋

カワイ名古屋で、リサイタル翌日朝の公開講座、今回は10-1から10-6を取り上げました。夜リサイタルをやって朝講座というのはなかなかハードでしたが、昨日エチュードを弾いた感覚が残っているのは良かったですね。講座というのは楽そうに見えて意外と気合いが必要で、しかし演奏会のように入念にリハーサルをしたりはしない、だから結構ステージに出てみたはいいけどアワアワしてしまうことがあるんですが、今回はすんなりと入り込めました。
エチュードの講座ということで皆さん興味があるようで、人数はいつもより多め。そのほとんどがなるべくピアノの手が見えるほうに座ります。まあ当然ですね(笑)
のっけから皆さん書き物の準備をしているので、あえて別れの曲から。それも何度も演奏して曲の雰囲気を感じてもらうところから始めました。
講座に来る方々はもちろん皆さん勉強熱心。ただ、講座でいろんなことを勉強して満足している人も結構いるのではないかな。特にエチュードが題材の時なんてなおさらです。あのエチュードのあそこの部分の指の動かし方は?寝させるほうがいい?立てるほうがいい?速く弾けるようになるためにはどんな練習したらいいの?
「正解」にたどり着くための「公式」のようなものを求めて持って帰るための準備は万端です。しかし何のためにそうするのか。それが分からないとただやり方を知っただけの人になってしまいます。
何のためかというと言うまでもなくいい音楽をするため。魅力的な人間が一種類ではないようにいい音楽もきっと人の数だけ種類があります。それをちゃんと音にまでするためにいろんなテクニックやメソードがあるのです。そして、それは目指す音楽が変わればまた変わる。どんな風に弾きたいと思っても何とでもなるようにする材料、もしくは武器のようなものの引き出しをたくさん作る、その手助けの一つとして今日の講座もあって、僕の喋ったことが正解なわけでもなければ唯一のテクニックでもないのです。
そのへんのことを頭だけではなく感覚で、心で分かってもらうためにまずはかなりの時間を割いて別れの曲のイメージの持ち方、そのイメージを出すための精神統一の仕方、譜読みの仕方、呼吸の仕方、最後に打鍵の方法などを説明しました。伝わったかなー。
そしてあとは様々なテクニックが絶妙に組み合わされている10-4でそれぞれのテクニックとその切り替え方を。10-1や10-2は弾くのは死ぬほど難しいですが、最初から最後まで同じテクニックで突き通されているので、そんなにたくさんたくさん説明することはありません。こういうひたすら同じものが続く曲は、そのテクニックが備わっている人はすぐ弾けるし、備わってない人は想像を絶するほどの練習をしないと弾けないという、過酷なものですね。実際僕もこの2曲が最も苦手です。特に10-1は2年前に始めた時は最後まで弾くことすらできなかった。そんな僕がとりあえず弾けるようになったのだからきっとみんなやれば出来るはず!
次の名古屋での講座は11月18日。今度は10-7から10-12までを取り上げます。

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ブラヴォー!!ヽ(;▽;)ノshine

投稿: ぷぅ | 2015年5月25日 (月) 16時13分

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