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ベートーヴェンソナタ全曲コンサート第3回 in カワイ表参道

ベートーヴェンソナタ東京版の第3回。

3月前半はまずはヤナーチェクで頭がいっぱいで、

デュオリサイタルやエチュード全曲コンサートなどもあり、

それから呉の室内楽セミナーで他のことは全く出来ず、

不安でいっぱいのプログラムでしたが、

心配ご無用!!

名曲は曲が道を教えてくれる。

ちなみに今回のプログラム。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ピアノソナタ第11番変ロ長調Op.22

ピアノソナタ第13番変ホ長調Op.27-1

――――休憩――――

ピアノソナタ第20番ト長調Op.49-2

ピアノソナタ第9番ホ長調Op.14-1

ピアノソナタ第14番嬰ハ短調Op.27-2「月光」

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

今回のメインはもちろん月光。

作品27の2曲をくっつけるという手もあったけど、今回はあえて離してみました。

充実した11番で始めて、ベートーヴェンが様々な新しい試みをした13番で前半の締めくくり。

後半は20番のソナタから。

ソナチネのような簡単なソナタで子供がよく弾くのでそのイメージがついてしまって、なかなかそこから抜け出すことが出来なかったけれど、

前々回の講座でふと素敵な弾き方を発見することが出来ました。

20番といっても作曲されたのは3番と4番の間くらいなので、古典的に軽やかに弾くのがこの曲にはきっと似合う。

そしてこれまた古典的で、しかし絶妙なひねりの効いた9番。

これは実は結構自信があったんですが、こんな地味な曲でなんとブラヴォもらいましたhappy01

月光は以前にも書いたかもしれないけれど、

ノクターンのような美しい曲ではなくて、恐ろしいほどの嵐とその前触れなんです。

7分にも及ぶ、救いを求める声と悲しみ以外には何もない静けさの世界、

金色に輝く楽園のまぼろし、

そして、そこから一気に嵐に巻き込まれる(このロジックはその後中期の作品でしばしば使われることとなる)、

悲愴ソナタではまだ第3楽章の存在感が弱かったけれど、月光では最後に行くにつれ緊張感が高まって息をすることも出来なくなります。

凄まじい曲の力。

演奏者はその構造を的確に示すだけで、ありえないほどの衝撃を聴く人に与えることが出来ます。

ここからのベートーヴェン作品はさらに凄まじくなります!




今回のコンサートには我が師、パスカル・ドゥヴァイヨンも聴きに来てくれました。




だいぶ緊張したけど、笑顔だったから良かったcoldsweats01

さて、今月はハンマークラヴィーアもある!!!

練習練習sweat01

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コメント

素晴らしい演奏でした!
13番(の最後)は、
以前聴きに行った日本音楽コンクールの予選の課題曲(松本さんの時ではない)で、懐かしかったです。。
また聴きに行きます!
6月には初めてトリオも聴いてみたいです。
頑張ってくださいね♪

投稿: ちゃま | 2015年4月 6日 (月) 20時29分

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