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2014年4月

まつきの月1か月2コラム

ブログのトップページにも書いている、
僕から定期的にコンサート情報などのメールが届く「まつきメール」
その最初に軽く挨拶文程度のコラムを書いてるんですが、
せっかくなのでブログのほうにもそのまま載せてみます。
題して【まつきの月1か月2コラム】
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
桜も散ってしまいましたね。
4月になったというのに冬のような気温になったり、また暖かくなったりと不安定な天候ですが、
皆さん体調崩していませんか?
僕は元気です(笑)
1月の音の玉手箱、2月の能登でのコンサートに引き続き、4月12日にはまたもや
ショパンエチュード全曲を弾いて来ました。
「継続は力なり」と言いますが、だらだらと続けていて生気のないもの、
頑張って続けているけれどどんどん先細りになっているプロジェクト、
そんなものをたくさん見て来たので、
継続するだけでは意味がなくて、
「継続出来ているということは力があるということ」なんだと思っていましたが、
それだけではなく、こうやって一つのことを真剣にずっと続けることは、まさに
「継続すると力がつく」ということだと実感しています。
それがそのまま集客力などにつながるわけではないですが、
いい演奏を続けていればきっと人もついてきてくれるのだ、
と信じてさらに継続していこうと思っています。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
まつきメール

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ショパンエチュード全曲リサイタル in 広島

2年半ぶりの安芸区民文化センター。


140412
前回はソルトさんこと塩谷哲さんとのデュオリサイタルでしたが、

今回はソロリサイタルです。

広島ではほぼ年に1回やっているリサイタル、前回前々回は広島の西にある廿日市のさくらぴあホールでやったのですが、今回は趣向を変えて広島の中でも東のほうにある安芸区民。

どちらも素晴らしいホールとピアノなのですが全然キャラクターの違う響きで、

気分が変わっていいですね。

今回のプログラム。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ショパン:幻想即興曲
            ノクターン第2番
            子犬のワルツ
チャイコフスキー=プレトニョフ:「くるみ割り人形」より
           行進曲、こんぺい糖の踊り、トレパック
ラフマニノフ=コチシュ:ヴォカリーズ
ショパン:英雄ポロネーズ

――――休憩――――

ショパン:エチュードOp.10&Op.25

〜アンコール〜

ブラームス:間奏曲イ長調Op.118-2

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

場所を変えたからか、プログラムが特殊だからか、

いつもの顔ぶれではないお客さんも今回はたくさん来て下さっていたような感じがしましたね。

そして、やはり本気で心をこめて一音一音紡いでいったら会場が水を打ったように静かになる、というのはどこに行っても同じですね。

もともと誰もしゃべってもないし雑音も出してないような空間でも、

そこからさらにフッと静かになる瞬間があるんです。

「息を飲む」と言いますが、集中すると文字通り一瞬息を吸ったまま止まってしまうんでしょうね。

会場のたくさんの人が一度にそのモードになると、水を打ったように静かになる、と。

その空気感、ホントに幸せな瞬間なんですが、

狙っても絶対出来ない。

狙って演奏するといやらしさが必ずどこかに出て、分かる人には分かるんですよね。

心をこめて演奏する、というのも一言で言えるほど簡単なことじゃない。

毎回毎回同じように心をこめられるわけではないんですよね。

いや、違うなぁ。

毎回同じような心をこめかたが出来るわけではないんですよね、のほうが近いかな。

その日の自分の気持ち、その時の状況、季節、天気、空間、そしてお客さん、

全てが違うのに全く同じ表情を出せるはずがない。

そんな時に、長年弾き続けている曲だと「ここの部分はいつもこんな気持ちで弾いていい音楽が出来ているはずだ。」という記憶が足かせになってしまうことがあるんですね。

今日はなるべくそれをなくそう、なるべく気負わずありのまま弾いてみよう、としてみました。

幻想即興曲冒頭の力強く鋭い左手のオクターブ。

今日はどうしてもショッキングな鋭い音が出したい気分にならなくて、

何気ない日常を切り取ったような弾き方をしてみました。

なんだかそれも良かったような気がする。

今までの僕なら、それでもそこは鋭い場面なんだから、と無理矢理自分をそっちに持っていこうとしていたと思う。

そうではなくて、今ここにいる自分、それに身を任せてみる。

それはとても怖いこと。

何か出てくるかもしれないけれど、もしかしたら何も出てこないかもしれない。

でも乗り越えないといけない壁だった気がします。

そして痛感するのは、どんな自分をさらけ出しても必ず名曲は受け止めてくれる、ということ。

偉大な作曲家というのは本当に偉大なんですね。

さて、今年もまだまだショパンエチュード弾き続けます。

今日は、今まで苦手意識の強かった25-8「6度のエチュード」が思うように弾けて来た、というのが大きな収穫でした。

そもそものテクニックが苦手、というのに加えて、

ゆっくりな25-7で実は心拍数だか血圧だか分からないけれど、何かがすごく上がってしまっているのが大きな原因でした。

一見おとなしいけれど全曲の中で最も悲劇的な曲なので、そのドラマを表現しようとすると意外なほど体内はフル稼働してるんですね。

そこから一瞬にして楽園で戯れるような表情を出さなければならないので、その気持ちと鼓動の切り替えがうまく出来てなかったんでしょうね。

他の曲も、まだまだ本番は固くなってしまうところもあったけれど、着実に弾けるようになっている。

もっともっと、

もっともっとこのエチュード集に秘められた物語を表したい。

これがエチュードだということを誰もが忘れてしまうくらい、

なんの障害もなく表現に没頭出来るほど弾けるようになりたい。

道は遠い。

しかし確かに見えている。

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再び春ですね〜




いよいよ、広島でのショパンエチュード全曲まで2日!!
まだまだ苦手だったエチュードも何曲かあるんですが、少しずつ克服しつつあります。
ピアノに向かう時間はあまりたくさんなかったけれど、待ち時間とかに指をいじりながらひたすら2の指の脱力と支えと柔軟性を考えていたら、いままでカチカチになって指が動かなくなってたような箇所がずいぶん弾きやすくなって、そうすると他のところも弾きやすくなったりして、改めてショパンエチュードってすごいなと実感!

だんだん指が動くようになるのって楽しいclub

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井伊君

なんて書いたらいいのか分からなくて、というか書いたらもう会えなくなるような気がして書けずにいたのですが、
一人でも多くの人に彼がここに生きて、演奏していたということを覚えておいてもらいたいので書きます。
訃報に接したのはカンマームジークアカデミーの真っ最中。悲しんでいる暇なんてありませんでした。そして東京に帰ってからも本番が立て続けにあって、しかし何かの巡り合わせかちょうどお通夜の時間だけぽっかりと予定が空いてました。
お通夜は仲間たちによるささやかな音楽葬、というつもりだったんですが、部屋に入り切らないほどの音楽家達が集まり、最後は大合奏でした。愛されてるね。井伊君の顔を見ても、今にもあの皮肉たっぷりの冗談を言い出しそうで、壮大なドッキリなんじゃないかという感じすらしました
もともと僕は死というものに対する感覚が小さい頃から薄くて、うまく受け止めることの出来ない人間なんですが、
でもこれから先にあるはずだった時間のことを考えるとやるせないです。
どれだけ逆境でも、落ち込んでも、うまくいかなくても、生きてさえいれば何とかなるのにね。
僕らは彼の分までいい演奏するしかやれることはありません。

http://tokyosymphony.jp/pc/news/news_0164.html

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