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ベートーヴェンピアノソナタ全曲演奏会 in 倉敷”第1回”

広島に引き続き、倉敷は小田珈琲館でのベートーヴェンリサイタルも無事終了。


思えば、7年前にここでモーツァルトソナタ全曲演奏会をさせて頂いて、

僕のモーツァルトに対する感覚がガラリと変わったのでした。

当時僕はモーツァルトが苦手で苦手で、ソロではもちろんプログラムに入れないし、

コンチェルトなどで依頼があってもなるべくモーツァルトは弾きたくない、

どう弾いたらいいか、どう歌ったらいいか全く分からない、という状態でした。

聞くのも好きではなかったですね。

ずっとそれを何とかしたいと思ってたんですが、

思っているだけでは始まらないので、モーツァルト生誕250周年にあたる2006年に、

思い切ってソナタを全曲やってみよう、と思い小田さんにお願いすると快諾して下さったわけです。

18曲あるソナタのうちやったことがあるのはたった2曲。

もちろん他にもコンサートがある中、1年間で16曲も新しいソナタを、

それも自分にとっては苦手な作曲家のものをやるというのは、

苦行以外の何物でもありませんでした。

しかし、そんな自分を助けてくれたもの、

それは小田珈琲館にある素晴らしいベヒシュタイン。

「このピアノでなら苦手なモーツァルトも弾ける!!」

そう思ったから全曲リサイタルに踏み切ったというのもありました。

そして1年が過ぎ、どこに行っても自信を持ってモーツァルトを弾ける、というまでになりました。

今では大好きな作曲家の一人です。

その後も何度もリサイタルや室内楽をさせて頂いていたのですが、

今回ベートーヴェンソナタ全曲を始めて、あの頃の感覚をふと思い出しました。

ああ、帰るべきホームなんだなぁ、と。

もちろん今回は苦手な作曲家ではなくて、

大好きな、得意な作曲家。

しかし、それにしては知らない曲が多すぎる。

好きな曲ばかり演奏してしまっている。

大好きな人はやっぱりまるごと知らないといけないのではないか、

ということで全曲リサイタルを始めることにしたわけです。

2年計画で全曲を弾いた後には、一体何が見えるんだろう。

きっと今までとはまた違う世界が見えるようになっているに違いない。

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