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エチュード講座第1回

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カワイ表参道でのエチュード講座(正しくはペダル・テクニック講座の第1回目)、無事終わりました!!

去年に引き続きのペダル講座で、テクニックのことも織り交ぜて、というくらいのニュアンスだったんですが、エチュード全曲なんて入れてしまったもんだから、自分の頭の中では完全にエチュード講座です。

それも師匠パスカル・ドヴァイヨンの講座の直後という・・・(汗)

でも、自分にしか出来ないエチュード講座って何かな、っていろいろと考えて、言いたいこと、伝えたい音は出せたような気がします。

今回はエチュードOp.10の1番から8番まで。

順番にやっていくんではなくて、別れの曲から始めました。

やはり自分にしか出来ない講座というのは、実際にたくさん演奏してエチュードのこの美しい響きを聞いてもらう、ということだと思ったので、その始まりとしては別れの曲は理想的ですね。

アウフタクトから最初の和音への響きの移行、

もうこれだけで涙がほろっと出るような音色を出したい。

そのちょっとした助けにこの講座がなれば嬉しいです。

そして同じような要素の10-6をやってから、

王道のエチュードである10-8と10-4。

この2曲では、いろんなテクニックがちりばめられて出てくるので、

頭と体の切り替えの早さが求められます。

それから10-8では、動きを拍がだんだんズレて行った時にうまく体を馴染ませることが出来る発想の転換なども大切ですね。

それは10-4の最後にも言えることです。

そして、自分自身非常に苦しんでいる10-1と10-2。

ここでは自分の練習過程を細かく説明してみました。

それによって、「練習の仕方」を参考にしてほしいのではなく、

「練習へのアプローチ」を参考にして欲しかったんですね。

ゆっくり練習やリズム練習を真面目にコツコツ続けていけばそのうち弾けるようになる、と思っている人があまりにも多いですが、

それって逆なんですよね。

この練習を頑張ったらそのうち弾ける、

ではなくて、

弾けるようになる為にこの練習をする、

なんですよね。

ちょっとした考え方の違いですが、行き着く先は全く別のものになってしまう。

ポリーニがあるインタビューで言っていました。

「私は若い頃はゆっくり練習する必要がありませんでした。」

僕らにとってはあまりにもビックリな発言ですが、でもそういうことなんですよね。

速く練習して弾けるのであれば、

それも勢いだけではなくて、一つ一つの音の音色から指の動きまで速い動きの練習の中で全て感じ取れるだけの、頭の回転と耳の良さと運動神経の良さを持ち合わせているのであれば、

ゆっくり練習する必要なんてないんです。

でもポリーニみたいな天才にしかそれは出来ないから、仕方なくゆっくり練習する。

よく陥りがちな落とし穴が、

同じような初歩的な練習をずっと続けてしまう、ということです。

毎日毎日日課のようにリズム練習、

1週間後も2週間後も3週間後も。

でも、1週間毎日その練習をしたら必ず成果は出ているはずで、

1週間前より弾けるようになっているんだったら練習方法も自ずと変わってくるはずなんです。

それは、自分の思い描く演奏のイメージを常に失わずに、

そしてその時その時の自分自身の状態をよ〜く観察していれば分かるようになってくるもの。

それをやることなく3週間も同じ練習を同じテンポでやるのは、人生の時間の無駄遣いと言わざるを得ないです。

勘違いしないで下さいね。

練習方法を変えて行くのがいい、と言っているわけではないんです。

しっかりとしたイメージを持って、ちゃんと自分自身を観察しながら練習するのが大切、ということなんです。

それがすごく意識できた上での1ヶ月の反復練習であれば、ありなのかもしれませんが。

さて、そんなところで、今日はもう寝ますかねぇhappy02

無理をしないことの大切さがここ3週間くらいで身にしみたのでcatface

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コメント

講座、ありがとぅございました。
盛り沢山で、もったいないくらいでしたshine
『別れの曲』から、なんてヤバいですょーweep

次回も次々回も次々々‥回も楽しみです♪

投稿: ぷぅ | 2013年4月12日 (金) 23時09分

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