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2013年1月17日 (木)

岡山フィルニューイヤーコンサート

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今さらですが、岡山フィルとの共演後の、

指揮者の飯守泰次郎さんとのツーショットです。

Facebookとかはその場でかるーく投稿出来てしまうんだけど、

ブログはしっかり内容まで書こうと思うとどんどん遅くなってしまう。

久々のラフマニノフのコンチェルト、

昔の自分という呪縛から少し解き放たれた気がします。

思えば15年も前の日本音コンでこの曲を弾いて優勝した時の放送を見て、

いろんな方が感動したと言ってくださいました。

そして今でも時にその時の演奏の話が出たりします。

それだけ、15年分もの間消えない印象を残すことが出来たということはすごく嬉しいことです。

そしてその5年後の2003年のエリザベートコンクールのラフマニノフはCDにもなりました。

その間5年もの時間が流れていて、ずいぶん自分自身も自分の演奏も変わりました。

そしてそれから10年。

音コンからエリザベートの2倍もの時間が流れた今、自分が変わっているのは当然のこと。

久しぶりに自分のCDを聞いてみたんですが、どうにもひょろひょろした若い音で聞いてられませんでした。

自分の演奏は公正に聞けないもので、

客観的に聞いてくださる人はあれはあれでいいと言ってくださってるのでいいんでしょうが。

でも自分には我慢ができない。

今の自分だから出せる音が出したい。

そんな気負いもあって、昔のテクニックと今のテクニックのせめぎ合いもあって、

気づけば爪の間に血がにじむような無理な弾き方をしていました。

ストイックではない僕はそういう話とは今まで一切無縁だったので、若干嬉しくもありましたが(笑)

そういうわけで、そこからの修正がまた大変で。

そして、一度はこの世に存在する楽曲の中で一番好きとまで思っていたこの曲への気持ちの接し方にまた悩み。

ブラームスは一番心にストンと落ちてくるけど、

ベートーヴェンも大事だしショパンも大好きだし、

ラフマニノフはそれでもやっぱり自分にとってすごく大切な作曲家、

ただそれだけのことなのに、一度は何の疑いもなく一番に愛した曲が今は決して一番ではない、という感覚に気持ちがバラバラになってしまいそうになってたんです。

そんな気持ちも本番4日前くらいからほとんど他には何もせずにひたすらこの曲にだけどっぷりと浸かっているうちに少しずつ整理出来るようになってきて、

ガチガチだった体も少しずつほぐれてきて、

というかほぐす心の余裕が出てきて、

本番は

「頑張らない、頑張らない。

ただ音を奏でよう。」と音楽に身を任せるように弾き始めると、

いい音が出たんです!

いろんなフレーズでいろんな色がホールの天井から見えてきて、

どの方向を見ればどんな音が出るか手に取るようにわかり、

自分の中での新たなラフマニノフが始まった気がしました。

まだまだ煮詰め切れてないところはたくさんあるければ、またどんどんその世界に近づいていけるといいな。

そして今回は自分のことを若い頃から知って下さっている方のたくさんいる岡山フィルとの共演ということで、

ホームで弾いているような気持ちで安心して弾けました。

初めて共演をした時からずっと見て下さってる事務局の方に、

「前に定期に出てもらってから10年、すごく頑張って来られたんだなぁと感動しました」と言ってもらえたのが何よりも嬉しかったです。

次は三重での前橋汀子さんのコンサート。

そして柏屋楽器でベートーヴェンの講座をやってから、

25日には広島でリサイタルです。

1つ1つの本番を大切に、

ちゃんとそれまでに、細切れではない時間を作って気持ちがその音楽を向く状態にしたいものです。

それにしても、ラフマニノフにかかりっきりでシューマントッカータ練習出来てないぞ。。

弾けるのかな~

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コメント

今のラフマニノフ、
聴きたいです。

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