« 2012年11月 | トップページ | 2013年1月 »

2012年12月

2012年の締めくくりは・・・

295279_2693794641326_1604560781_n


2012年もついに終わりを迎えました。

僕自身は、「年が終わるからといって別に何かが終わる訳じゃないし、年が変わるからといって別に何かが変わる訳でもない。」

みたいなポリシーのひねくれ者なわけですが、

なんとなく年の瀬の雰囲気というのはいいものですね。

そして、今までお世話になった方々に対する感謝の気持ちを新たにする区切りという意味では、

大事にしたい時期だなと思います。

いろんなことがあった一年でしたが、

応援し、支えて下さった皆さん、

どんな時もそばにいてくれた人たち、

たくさんの音楽仲間、

何でもわかってくれる昔からの友人、

いろんな人に囲まれて2012年もたくさんの素敵で幸せな瞬間を感じることが出来ました。

コンサートとしては、

今年は2回も東京でリサイタルが出来ました。

3年連続(一年持ち越してしまいましたが)のショパンツィクルスも1月で終わり、

「原点回帰」というサブタイトルを引っさげて10月にはドイツものに的を絞ったリサイタルを開きました。

ここ数年で大好きになり、最高に共感できる作曲家・ブラームスの後期の作品を演奏することが出来たのが何よりも自分としては嬉しかったです。

思い出に残るコンサートとしては5月のNoAコンサート。

こんなに全てがうまくいったコンサートは、後にも先にも数えるほどしかないかもしれません。

まずは主催のシステムヤマトの社長婦人からラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」を指定されたところから始まります。

好きな曲ではあったもののちゃんと取り組んだことのない、しかも超絶技巧のコンチェルトをやるのは久しぶりだったので、

それはもう必死に、文字通り必死に練習しました。

1週間を切った頃からは深夜まで必死に練習する日々。

それも、どういう時に自分が崩れてしまうか、のシミュレーションを何十通りもして、

ある時はCDを聞きながら合わせて弾いたり、ある時は自分の弾きたいテンポではないテンポであえて練習してみたり、

ある時はよそ見をしながら弾いてみたり、

それから2台ピアノでも練習しましたし、なかなか出来ないことですがコンマスの近藤薫君に遊びにきてもらって個人的に合わせをしたり、

とにかくあらゆることをしました。

この年になって技術もある程度出来上がってくると、どうしても自分の引き出しの範囲で出来ることで済ませてしまいがちですし、それで十分弾ける場面が多くなってくるのですが、

学生のような気分でこの初めての大曲に取り組んでしかも成功したことは、自分にとって大きな自信につながりました。

そして、僕の方からお願いしてオーケストラのメンバーに仲間をたくさん入れてもらったのも大きかったです。

ピアノトリオで一緒にやっている上里はな子、向井航を始めとして、芸大の室内楽で教えたメンバーにも声をかけて来てもらって、

あんなに安心して包み込まれるような気持ちでコンチェルトを弾けたのも初めてかもしれません。

とにかく、何かうまくいかないことがあれば、「ああ、あの時の感覚を思い出せばいいんだ。」という一つの大きな転機になったコンサートでした。

そして、そのピアノトリオで11月に全国ツアーをしたもの大きなイベントでした。

どうしても日頃忙しくしていると、たとえリサイタルであっても、その日になって初めて切り替えをしないといけない場面が増えてくるんですね。

3日前に他の本番があって、次の日もまたレッスンがあり、打ち合わせや原稿書きなんかもある中なんとかプログラムを仕上げて、

本番の日になって集中力を高めてステージに向かう。

もちろんプロとして当然の生活ではあるんですが、

ツアーをしていると他のことが何にも出来ない。

練習できないから他のプログラムのことは考えられないし、

東京や倉敷・広島にいないからレッスンも打ち合わせも出来ない。

自然と今弾いているそのプログラムだけに神経を集中するようになるんですね。

しかも、一人ではなくて気心知れた仲間と一緒なので、安心してそこに浸っていられる。

高校生の部活にも似たような、音楽に燃える感覚になれて、

ツアーが終わった後はしばらく頭がぼーっとしていたほどでした。

他にもバンドネオンの三浦一馬君との出会いもありましたし、

前橋汀子さんとの共演はいつも通り刺激的なものでした。

全国各地で開いて下さったリサイタルや室内楽コンサートなど全てが大事なコンサートでした。

能登との縁が深くなったのも嬉しいですね。

教えるほうでも大忙しの一年でしたが、

今年は特に生徒の本番やコンクールを聞けることが多くて、

また自分から持ちかけた生徒たちとのコンサートなどもあったりで、

充実した一年でした。

生徒の演奏に感動することもしばしばで、自分のちょっとした一言でガラッと演奏が変わってくれるような心の交流がたくさんあったりで、

自分の演奏にとっても大きなインスピレーションになる場面がたくさんありました。

それから、今年コンサートで言われた言葉ですごく嬉しいものがありました。

7月7日の岡山県・和気町(旧佐伯町)での守屋剛志くんとのデュオリサイタルで、

僕のことも小さい頃から知っている守屋君の地元のヴァイオリンの先生から、

「うまくなったね。音楽だけになってきたね。」と言われたのはきっと一生忘れることのない一言だと思います。

さぁ、来年はどんな年になるかなぁ。

というこの記事を書いてるのはもうすでに年の明けた1月1日なわけですが(笑)。

では引き続き新年のブログを書くとしましょう☆

皆さんよいお年をhappy01

| | コメント (0) | トラックバック (0)

二つの衝動買いの物語

これは、師走の二つの衝動買いの物語です。

あ、そんなに大した話ではありません(笑)

1つ目は12月9日のこと。

レコーディングを3日目に控えた小林美樹ちゃんとのリハーサルがあり、池袋を歩いていた僕は大きな大きなビックカメラの前を通りました。

その瞬間、

1356069416105.jpg

「あ、今日Mac買お!」

と思ったのでした。

そして、リハが終わり用事を済ませ、近くの電器屋で実物を見て、

もうその夜には蒙古タンメン中本で激辛の北極ラーメンを食べながら、

1356069420763.jpg

iPhoneでネットショップの注文ボタンをポチッと押していたのでした。

買った!!

でも届くまでに少し時間がかかる。

ワクワクは止まらないわけです。

そんな中次の日はカワイ表参道でリハーサル。

何となくそろそろピアノを買おうかな、と漠然と思っていたので、

サロンにあるピアノをいろいろ弾いてると、1台素晴らしい状態のSK-5がthunder


1356069424087.jpg


同じ機種はまた作ってもらえばいつでもあるけど、

その同じ個体にはまず巡り合えることはない。

ピアノは生き物なので、1台1台キャラクターが違うんです。

SKのように天然の素材を使っているものならなおさら。

しかもそんなにいいピアノなので、ボヤッとしていると買われてしまう。

ん~と考えて、

ぎゅーっと考えて、

たくさんたくさん考えて、

2時間後には「買います!」と言ってました。

そんなわけです。

おわり


ではそっけないので、もうちょっと。

そういえば10年ほど前にロードスターを買った時も、決めてから2日後には買ってたなぁ。

これを人は衝動買いというけれど、僕も自分で言うけれど、

でも突然思い立って買ってるわけじゃなくて、

それまでに何ヶ月も、場合によっては1年以上も脳に穴が空くほど考えてるんですね。

でもめんどくさがりなので、たくさん調べたりお店に行って相談したりはしない。

そもそも、完全に決めてないのに買うかもしれない、って言えないたちなんですよね。

だって買わないかもしれないじゃんtaurus

という感じでウダウダとエンドレスに考え続けている中、

突然何かのきっかけでスイッチが入り、2、3日のうちには買っているわけです。

そしてまわりはビックリする、と。

これを衝動買いと言わずして何と言おう、、、

じゃなかった、

こんなにホントは考えて買い物してるんだよ、ということが言いたかったわけです。

おわり

| | コメント (1) | トラックバック (0)

からだの使い方

今日はパーソナルトレーナーの宮坂博さんにうちにきていただいて、

生徒たちに個人レッスンしてもらいました。

1356061184400.jpg

ピアノから離れて呼吸法を中心にした身体の動かし方、

ヨガの動きなどやっていたのですが、

コツがつかめた瞬間驚くほど音が変わってましたnote

どんどん広めて行きたいですねぇ!

| | コメント (1) | トラックバック (0)

ピアノが来たっ!!

1355817539145.jpg

何かいつもより顔が丸いような気がするけど気のせいかなぁdog

| | コメント (1) | トラックバック (0)

誤字、そしてメガネ

二人の方にコメントで指摘されましたが、

「日本音コン」が「日本男コン」になってたっ!!!

あら恥ずかしや。

そして、

そういえばメガネも新しいです。

これは「師走の衝動買い」ではなくて、

「神無月の緊急買い付け」だったのですが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

師走の衝動買い、その弐

1355411210335.jpg

| | コメント (3) | トラックバック (0)

リヒャルト

1355401820579.jpg
昨日今日と二日間、稲城iプラザという最近出来たホールで、 ヴァイオリンの小林美樹ちゃんのレコーディングに参加してました。

彼女とは2年前にもみなとみらいで共演してるんですが、

実はひょんなことから結構つながりがあって、

それは13年も前の1999年まで遡るのです。

98年に日本音コンで1位を頂いた僕は、その翌年の3月に受賞者コンサートがあって、

ひいひい言いながら仕上げたチャイコフスキーのコンチェルトを弾いたわけですが、

その時ありがたいことにすでにファンの方がつき始めて下さってたんですね。

その中にお母さんに連れられてやってきた小学校6年生のまだあどけない女の子がいて、

ピアノをやっているらしいその子は手紙と一緒に手袋をプレゼントしてくれたのでした。

まだファンレターもそんなにもらったことのなかった僕にはすごく印象的で、

僕はそのあともずっと覚えてました。

それからしばらくして、ベルリンに留学してからずいぶんたってからのことです、

我が師パスカル・ドヴァイヨンが茨城で講習会をやるというので、 コンサートを聞きに行ったんですね。

そしたらあの時の小6の女の子がスラッと背の高い大学生になって受講しに来ていて、

しかもベルリンに留学するというのです。

そんなこんなであの時の小6の女の子と兄妹弟子になってからまたずいぶん年月が流れたある日、

妹がリサイタルをするので一緒にやってもらえないか、という話があったんです。

まだどんな演奏をするコなのかも知らないし、ちょうど忙しい時期だったので、

実は一度はお断りしたんですが、

それでも一緒にやりたいと言ってくれて、頑張ることにしたら、

すごく上手でビックリしたというわけです。

それからまた2年半ほどの年月が流れ、

今回はレコーディングでご一緒したわけです。

曲はリヒャルト・シュトラウスのヴァイオリンソナタ。

ピアニスト殺しで有名な難曲で(笑)、

しかもリヒャルトがもともとあまり好きじゃなかった僕はこれまたヒィヒィ言いながら仕上げたわけですが、

取り組んでるうちにリヒャルト・シュトラウスという作曲家の魅力も分かってきたし、

楽しかったnote

これからもいろんなところで弾きたい曲の一つになりましたね。

さぁ、どんなCDになるか楽しみだhappy01

| | コメント (2) | トラックバック (0)

師走の衝動買い、その壱

1355206758357.jpg

| | コメント (0) | トラックバック (0)

夢~コルトーと塩谷哲さん~

ずいぶん長いこと更新してなかったcat

ステージオブセッションのコンサート以来、特に変わったことは何もないんですが、

どうしても書きたいと思っていたことを忘れてました。

先月の終わりくらいかな、

アルフレッド・コルトーと食事をしました。

彼は僕の右隣に座っていて、フレンチか何かを食べたんですが、

とにかく優雅。

そこにいるだけで優雅。

存在自体が優雅。

そうかぁ、フランスの巨匠というのはこういうものなのだな、と深く感銘を受けました。

その日は僕のコンサートだったんですが、

ヴィルヘルム・ケンプも終わってから顔を出してくれて、これまた非常に雰囲気のある方でした。

あ、全部夢の話ですよ。

そして、昨日は夢に塩谷哲さんが出てきて2台ピアノ弾いてました。

多分舞台は広島の安芸区民センター。

曲はおなじみ「あこがれのリオデジャネイロ」

いつもと若干役割を変えながらも、ふっきれてほぼやけくそになりながら食いついて行っているうちにどんどん楽しくなってきて、

このまま盛り上がったまま終わるのかな、と思ったらソルトさんがスッと音量を弱めてしかけてきて・・・。

バラード調のアドリブを延々やってました。

だんだん気持ちが高ぶってきて、ゆっくりなメロディーの中にも切なさや苦しさを表現できるようになってきて、

ソルトさんも僕が欲しいなと思っているコードを見事につけて伴奏してくれていて・・・・・。

そのまま本番出来そうなくらい鮮明に演奏してました。

正夢になったらいいなぁ。

ってコルトーは無理かpenguin

| | コメント (2) | トラックバック (0)

ステージオブセッション

倉敷市真備でのステージオブセッション、

無事大盛況に終わりました。

ピアノのステージは11時から。

こんなに朝早く弾くことがないので死に物狂いで起きましたよ。

まーびーふれあいセンターで弾くのは、たぶん13年ぶりくらい。

多目的ホールなんですが、弱い音も遠くまで飛んで行って、強い音は包み込んでくれて、

こんなにいいホールだったかと驚きました。

今回は、大道芸や奄美大島の民謡や、天領太皷などいろんなステージが無料で聞けるイベントの一つとして弾いたので、

どんなお客さんがくるか、そもそもお客さんは来るのか、など何も分からない状態だったんですが、

1曲目の幻想即興曲を弾き始めた時から普段のリサイタルと同じような緊張感のある静けさで聞いて下さって、

嬉しかったですね。

今日はこういうコンサートだったのでプログラムは作らずに、その場で雰囲気を見ながら曲を決めていきました。

まずは定番、幻想即興曲。

何だか今日はこういう激しい曲が、気持ちが溢れ出すように弾ける。

それから、意外とクラシック初めてという人が少なかったので、

シューマン:アラベスク

そしてトロイメライ。

おとなしい曲が続いたので、そこから黒鍵のエチュード、革命のエチュード。

そのあともいろいろ弾こうと思っていた候補曲はあったんですが、無性に爆発したくなり、

本番で弾くのは久しぶりなバラード1番を弾いてみました。

うん、

弾けたっ!!

今日のこのモードにピッタリはまって、気持ちよかったですね。

そしてトルコ行進曲をはさんで、最後はやはり定番、英雄ポロネーズで終わりました。

その日その日気分は違うので、こんなふうにその時の気持ちで曲を選びながら弾くのもいいなぁ。

しかしそのためには本番時間分の何倍ものレパートリーを常に弾ける状態にしとかないといけない。

それも大変か~。。


1354436482271.jpg


写真は、今回初めましての津軽三味線・浅野祥くん。

ビクターのプロデューサーが同じなのでデビュー当時からよく名前は聞いてたんですが、

素晴らしい奏者ですhappy01

おなじみ、天領太皷の山部泰嗣くんや、一度共演したことのある尺八の石垣征山くんとコラボをしてるので、

そのうち僕も参加できたらいいなnote

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2012年11月 | トップページ | 2013年1月 »