« 2012年8月 | トップページ | 2012年10月 »

2012年9月

前橋汀子ヴァイオリンリサイタル in 札幌

Img_9383

2ヶ月半ぶりの前橋汀子さんとの共演でした。

場所は札幌コンサートホールKitara。

いいホールです!!

札幌ってなかなかご縁がなくて、

札響さんで2007年に一度コンチェルトを弾いたのと、カワイコンサートで2010年にリサイタルをしただけ。

3回目ですねぇ。

また来れるといいなぁ!!

今回も、本番前日の最終便で入って、本番終わったら夜の飛行機で帰る

・・・・・はずだったんですが、台風のため急遽札幌泊になりましたcoldsweats01

前橋さんのコンサートに嵐を呼ぶのはこれで2回目だなぁ。。。。

つくづく雨男(笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

スクロヴァチェフスキ=読響

久しぶりにオーケストラのコンサートを聞きに行ってきました。

大好きなスタニスラフ・スクロヴァチェフスキ指揮の読売日響。

曲はベートーヴェンの交響曲第2番と、第3番「英雄」

素晴らしかった!!

特に英雄は、最初の2つの和音が鳴っただけで度肝を抜かれました。

なんだあのサウンドのキレ、あの緊迫感、

そして89歳にもなる老巨匠なのにあの躍動感に満ちたテンポ。

毎日家にいて元気でいるだけで「すごいですねぇ」って言われるような年ですよねぇ。

日本に来るだけでも奇跡的、

指揮台に2時間立ち続けるなんて常人の域を超えてるのに、

あの若々しい音楽。

年を取った味わいの音楽ではなくて、どこまでもエネルギッシュで凝縮されていて、

英雄がピッタリです。

いつか年をとったらこんな音楽したいなぁっていうのではなくて、

今こんなベートーヴェンが弾きたい、と思ってしまいます。

そう、あんなベートーヴェンが弾きたい!!!

どうやったらああなれるのかなぁ。

来月の東京文化のリサイタルではテンペストとワルトシュタインも弾きます。

ワルトシュタインがOp.53、英雄がOp.55。

ほぼ同時期だっ!!

あんなベートーヴェンを弾けるように、練習も研究もたくさんするぞーrock


| | コメント (0) | トラックバック (0)

ペダル講座動画、第3回限定公開開始

カワイ表参道コンサートサロン「パウゼ」で全5回でやっているペダル講座、

なんと第3回も公開になりましたhappy01

今回は「ロマン派」です。

↓このサイトにまとめられてます。

ピアニスト松本和将アーカイブズ


| | コメント (1) | トラックバック (0)

月刊ショパン

今月発売の月刊ショパン10月号に、インタビュー記事が載りました。

10月31日の東京文化会館で弾く

ブラームス:6つの小品Op.118

ベートーヴェン:テンペスト、ワルトシュタインなどについてしゃべってます。

毎度のことながら、言いたいことが多すぎてペラペラしゃべって、

あとからまとめるのが大変みたいですcoldsweats01


coldsweats01coldsweats01

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ペダル講座、そして。

本番の翌日も休むことなく、

ヤマハ倉敷店でペダル講座をしてきました。

いやぁ、しんどい!!とか思ったけど、

こんなマニアックな講座に60人近くの人が集まってくれて、

やはりいろいろ語ってるうちにどんどんエネルギーが出てくるもんですねぇ。

音楽ってすごいな。

地元・倉敷の音楽界に指導の面で全然貢献してない気がしてたので、

その一歩が築けて良かったですshine

それから2日かけて後期初の作陽でのレッスンを終えて帰京。

ずいぶん久しぶりな気がする。

16日の広島公演なんてはるか昔な気がする。

宇都宮のリサイタルもあったし、

それだけ濃い1週間ちょっとだったということでしょう。

帰って一人ワインを飲みながら練習(笑)

Img_9543

あ~~、もっとピアノうまくなりたいなぁ!!!

| | コメント (1) | トラックバック (0)

岡山県民文化祭

ブログ2回も書いたのに消えた~~pout

まあ要は県民文化祭うまくいきましたってことだ。

バレエとの共演も楽しかったし。

Img_4917_2

塩谷哲さんとのステージは、1週間前の広島がうまくいっただけに、心配でたまらなかったんですね。

実際、前日のリハではあえて気持ちを盛り上げることなく冷静な状態でアドリブしてみたら、崩壊状態だったし。

あぁ、自分はまだ気持ちに頼らずにいいフレーズを紡ぎだせるほどのスキルはないんだ。

いや、もちろん分かってはいたことなんですが、一度も出来たことのない状態を1回はうまく行った記憶がある状態とはずいぶん違って、

その時の記憶があるからこそうまくいかなかったら落ち込むんですね。

それも、自分の技術不足だということを目の当たりにするわけだから、さらに落ち込む。

もうあとは、気持ちを上げていくしかない。

広島のあのステージでは、ホールの天上のほうから確実の次の音が聞こえてた。

すごくこわかったけど何も怖くなかった。

たくさん見守ってくれてる人達もいた。

今回それが出来ないはずはない。

これはあれですね、クラシックの若手の演奏者と同じ心境ですね。

気持ちだけで何とかするしかない、という不安、プレッシャー、そして潔さ。

きっとそんな気持ちが通じたんじゃないかなあ。

どっちがうまくいったか分からないけど、広島の時とはまた違う少し落ち着いた気分で弾くことが出来ました。

良かった~~happy01

楽しかった!!!

そして、アドリブの不安に比べたら全然怖くない(普段は怖いです・・・)モーツァルトの2台のソナタも、

今までにないくらい音が溶け合った感覚がありました。

ジャンルが違ってもよく似た感性で同じ理想の音を求めてやっていくと、こんなにも溶け合うもんなんだなぁ。

そして、「楽譜に音が全部書かれているということほど自由になれることはないんだなぁ。」というのをすごく感じました。

もちろんジャズのアドリブも楽しいけど、

自分は根っからのクラシック奏者なんだなぁ。

いろんなことを楽しみながらやりながら、それを糧としてクラシックの世界をどんどん深めていければいいなぁ。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

岡山県民文化祭

1348412066646.jpg

大成功!!

| | コメント (1) | トラックバック (0)

ペダル講座第2回公開

カワイ表参道コンサートサロン「パウゼ」で全5回でやっているペダル講座、

第2回も公開になりましたhappy01

テーマは「バロックから古典派」です。

↓ここのサイトからYoutubeに飛べるようになってます。

ピアニスト松本和将アーカイブズ



| | コメント (1) | トラックバック (0)

5回目のリサイタル in 宇都宮

昼前に東京を出て宇都宮へ。

近いもんです。

ホールに着いた時、「ああ、今年もまたこの街にやって来れたなぁ」という、なんとも言えない感慨深い気持ちになりました。

5年も連続でリサイタルやってて、おととしはトリオのコンサートもやり、

個人的にも宇都宮は何時の間にかすごく想い出あふれる街になっていました。

まだまだ暑いと思ってたらいつの間にか秋の風が吹き始めていて、胸がしめつけられるような切ない気持ちになります。

時間に余裕があったのでノンビリゲネをしながらふと外に出ると……

ほら来た、雨降っとる(笑)(笑)

ソルトさんとのコンサートの日も、昼にヤマハを出ると雨が降ってて笑いそうになりましたが、

ここのところの的中率はすごいなぁ。

しかも、朝はまだ降ってないのに本番近づくと降り始めるという。

きっと天も味方してくれてるんだね。

今日のプログラム

モーツァルト:ピアノソナタK.331「トルコ行進曲付き」

ショパン:ノクターン第2番、第20番「遺作」

ショパン:子犬のワルツ、ワルツOp.64-2

ラフマニノフ:プレリュードOp.32-12、23-5、23-2

休憩

ベートーヴェン:テンペスト

ベートーヴェン:ワルトシュタイン

アンコール

シューマン:トロイメライ


今回は始まる前からなんだかうまく行きそうな気がしてましたが、

今までで一番良かったという言葉もたくさん聞くことが出来たくらい、

うまく気持ちを引き出せた気がします。

特にテンペストは自分の中で完全に最後までストーリーと情景がつながってて、

感情過多にも集中力散漫にもならずに弾けたかな。

5年も同じ場所でやってると、何回か会心の出来の回があって、

聞きに来る方も、自分自身もその記憶が鮮明なので、

毎回そのレベルの演奏をしないと気が済まなくなるんですね。

これってすごいプレッシャー。

でも、「毎回いい演奏をする」、

考えてみれば当たり前のことです。

だいぶ前ですが、あるF1のチーム、ウィリアムズの代表に新しくなった人がインタビューの中で、

「プレッシャーはすごいけどそんなのあるのが当たり前だからなんとも思ってません」って言ってたんですね。

この人はすごいな、

プレッシャーから逃げてない、

プレッシャーをねじふせようともしてない、

プレッシャーと同居してその中でやっていってる。

プレッシャーから逃げるのは簡単なこと。

特に音楽の世界は勝ち負けがないので、

ある程度テクニックと知識が付いてれば別に気を抜いててもちゃんと弾くことは出来るし、

本番が多くなって失うもの多くなってくると、それでいいかな、って簡単に思っちゃう。

でもそれって必ずお客さんに伝わるんですよね。

そこで今度は何とかそのプレッシャーと戦って打ち勝とうとする。

悪いことではないけど、肩に力が入って聞き苦しくなる時もあるでしょう。

そのプレッシャーがある状態を当たり前のものとして、それすらも楽しむくらいのつもりで、

いつも通りいつも以上の音楽をする、

きっとこれが一番難しいことだろうなぁ。

さて、次は日曜日に岡山国民文化祭があります。

先週に引き続きソルトさんとの共演と、地元のバレリーナの卵たちとの共演もあります。

プレッシャーから逃げてる暇はない、戦ってる暇もない、

でも心を落ち着かせる余裕は持たねば。

演奏会は続くよ、どこまでも~♪( ´θ`)ノ

happy01happy01happy01happy01happy01happy01notes

| | コメント (0) | トラックバック (0)

小曽根真ピアノトリオ

ソルトさんに誘ってもらって、青山のブルーノートに小曽根真さんのトリオを聞きに行ってきました。

もー、すごすぎてビックリ!!

僕にはもはやよく分からないずいぶん先の世界を走ってて(聞くだけでも)、一体そこで何が行われてるのかよく分からないところもたくさんあったけど、でもすごいことだけはわかったぞ。

なんか聴き方がシロートっぽいぞ(笑)

火花が散るほど熱くなってるんですが、力押しなところが一瞬もない。

つねに柔らかくて爽やかな風が流れてるまま、荒れ狂う嵐のように激しくなって、そしてまたスッとテーマに戻ってくる。

スピード感があってなおかつ最高に品のいい手品を見てるようでした。

ベースはCHRISTIAN McBRIDE(クリスチャン・マクブライド)

ドラムはJEFF "TAIN" WATTS(ジェフ・テイン・ワッツ)

二人とも弾力のある柔らかくて太いグルーヴ感で、

特にドラムソロを延々と聞きたいな思ったのは初めてかもしれない。

終わったあとこれまたソルトさんに連れられて楽屋にも訪ねさせてもらったりしたんですが、

小曽根さんのアルバムの写真を撮った篠山紀信さんが来られてたり、

外国のモデルさんかと思ったらクリスタル・ケイさんだったり、

すごい人たちがたくさんいる中ちょこんと女の子がいて、

なんと国立音大で小曽根さんと塩谷さんに習ってる生徒さんらしい。

こんなアーティスト二人にレッスン受けれるなんて凄すぎる。

今からでも遅くない、楽譜を読むのがいやになったあなたは国立音大ジャズ科へ!

(これじゃあソルトさんの広島でのトークと一緒だ(笑))

| | コメント (0) | トラックバック (0)

塩谷哲&松本和将ジョイントコンサートその2

ちなみに昨日のコンサートのプログラムは下記の通りでした。


・ミヨー:スカラムーシュ(2台)
 
・松本ソロ (当日発表)
  ショパン:ノクターン第8番 変ニ長調 op.27-2
        ワルツ第2番 変イ長調 op.34-1

・塩谷ソロ(当日発表)
  ビル・エヴァンス: ワルツ・フォー・デビー

・塩谷 哲:Valse (2台)

   〜〜〜〜〜〜休憩〜〜〜〜〜〜〜

・モーツァルト:2台のピアノためのソナタ ニ長調 K.448

・塩谷 哲: 組曲「工場長の小さな憂鬱」より(2台)
  1.純白の野心 2.森に棲む妖精たちのラベル貼り 4.慈愛  8.彩られる明日へ

・塩谷 哲: Spanish Waltz (2台)

<アンコール>

 塩谷 哲: あこがれのリオデジャネイロ(2台)

 ミヨー  :「スカラムーシュ」よりBrazileira(2台)

最初の曲というのはさすがに固くなってしまうことが多いですが、最初っからノリノリの曲を選んだおかげで、最初っからノリノリでした。

そして、心をこめて久しぶりのノクターン8番を弾き、そこからはワルツだらけです。

ソルトさんソロでワルツ・フォー・デビー、そして2台でのvalse。

芸大生時代、まだ10代の頃にこの曲作ったって言うから天才だねeye

この曲の真ん中は完全フリーのそれぞれのアドリブ。

この日はいい感じで次のフレーズが聞こえてきましたね。

こういう雰囲気のアドリブをするっていうのが、クラシック演奏家としてその世界に入る意義なのかなぁなんて思う今日この頃。

そうそう、少し脱線するんですが、子供の頃にエレクトーンやってる友達と「いい曲だなー」って言ってた曲があるんですよ。

自分でピアノに編曲して弾いたりもしていた、その曲のタイトルは「海溝」。

後になって知ったんですが、何と作曲塩谷さんだったんですよね。

それも、中学くらいの時にJOCで作ったという。

天才だscissors

さて、後半はとっても楽しいモーツァルトからnote

僕はとってもワクワク、ソルトさんはガチガチ(笑)

でもソルトさんとやってると、きっとモーツァルトの時代もこんな跳ねるビート感があったんだろうな、という生き生きした感じが伝わってきて、とっても楽しい。

ジャンルは違えど、きっと感じるものが似てるんでしょうね。

そして、ソロソルトのアルバムに入ってる「工場長の小さな憂鬱」から何曲か抜粋で2台版にしたものを。

とは言ってもソロの譜面に、ここのパートをどっちが弾くっていう記号を書き込んだだけでしたが(笑)

そしてプログラム最後はspanish waltz。

これは盛り上がった!!

途中のアドリブのところも3回も回してドンドンテンション上がって行って。

そうそう、きっと初めて聞いた人にはどこまでが譜面に書いてあってどこからがアドリブなんてことは分からないと思うんですが、それでいいんです。

知ってる人は、今回はそこの部分こんな風に弾いたか、なんて思いながら弾く楽しみがもちろんありますが、

知らずに聞いても、そのアドリブによって僕ら自身の気持ちもどんどん変化して行って音符が作られていって、その結果出来上がったものを楽しんでもらえればそれでいいんだと思う。

アンコールは懸案の「あこがれのリオデジャネイロ」でしたが、昨日のブログにも書いたようにぶっ飛んで、自分でも驚くほど楽しく弾けました。

そのままなだれ込むようにスカラムーシュの3曲目。

アンコールバージョンでかなり崩して(ソルトさんが^^;)。

ちょくちょくキャッチし損ねたところはありましたが、楽しく弾けたからいっか(^_−)−☆

その辺も含めて、どれだけテンション上がってても、どれだけ打ち合わせにないその場の気分でも、

全てをキャッチしながら自分からも仕掛けられるようになれたらいいなぁ。

サイン会もたくさんの方が並んでくれました。


1348112073540.jpg

譜めくりは愛弟子二人にやってもらったんですが、塩谷さんの思いつき(思いやり?)で前に出されてフルネームで紹介されて、インタビューまでされるという面白い展開になってましたhappy01

こういうすごい人の音楽を間近で聞いた経験が何かに生きてくるといいねぇ!

そして、毎月我が家のように使わせてもらっている、主催のヤマハ広島店の方々と。


1348112096581.jpg

| | コメント (0) | トラックバック (0)

塩谷哲&松本和将ジョイントリサイタル

いやはやいやはや、うまくいった~~happy01

もう、アドリブがちゃんと出来るかどうか心配で心配で。

先月くらいから頭の中はずっとそのことでいっぱいだったような気がします。

ジャズピアニストなわけじゃないから、セオリーどうりのきれいなアドリブなんて出来っこないし、

きれいにまとまっただけのアドリブなんかしても面白くないし、

でも欲張りすぎると途中で崩壊して止まってしまうし。

ってとこまで書いた時点でエネルギー切れで、ただいま19日の夜でございます(笑)。

あ、日付は16日で出すんだけどthink

ものすごいエネルギーを使って、普段ありえないようなアンテナを張ってたみたいで、

昨日(18日)までまだ体に疲れが残っていて、首が回りませんでした(笑)。

それにしても、あんなに頭の中がクリアーで冷静で、しかもアドレナリンが噴き出すような状態のままアドリブが出来たのは初めてだったなぁ。

クラシックではもちろんあります。

音楽に完全に入り込んだまま頭の中が冴えわたり、

遠くの空気の粒の一つ一つまで見えてきて、

その空間のどこにでも手を伸ばせば届くような気がするあの感覚。

しかし違うのは、クラシックでは偉大なる作曲家達の作った曲という確固たる「道」があるのに比べて、

ジャズのアドリブでは自分でその道を作っていかないといけない。

相手がいたらその相手がどんな色の道をどこに敷いていくか、ちゃんと見てないといけない。

そのアンテナの張り方は尋常じゃないですね。

前のリハの時に「あこがれのリオデジャネイロ」の最後のアドリブパートで、どんどんすごいところまで連れて行かれてしまったと書きましたが、

あれはリハだから僕を試すつもりでやってるのかなぁと思ったら、

なんと本番はそれどころじゃないくらい遠いところまで連れて行かれてしまいました(^_^;)

そこまで行ってしまうともう怖がっていても仕方ない!!

そう思った瞬間僕の中の何かが吹っ飛びました。

怖かったけど楽しかった~~♪♪

他の曲も本番ならではのインスピレーションが出せたと思うし、

すごくいいコンサートになりました
happy01

Dscf2675

| | コメント (0) | トラックバック (0)

コンサート情報更新

ふと気がつくとブログのコンサート情報がずいぶん古いもののままだったので、

一気に更新しました!

9月は塩谷さんとのステージが2回、宇都宮で毎年恒例のリサイタルもあります。

有志で開いてくださったコンサートが毎年続いていってもうこれで5年目、ありがたいことですねぇ。

ちなみに今ちょうど広島に向かってるところです。

アドリブうまくできるかなぁ(笑)

10月は何よりも東京文化会館でのリサイタルが大きいですね。

前回のショパンシリーズ最終回から9ヶ月、こんなに早く次のリサイタルが出来るとは思いませんでした。

ショパンに取り組みながらも強く惹かれていたブラームスを東京で初めて弾くのが楽しみです。

ブラームスを弾いてると、今の自分という一人のちっぽけな人間を等身大でそのまま出せる気がしてきます。

大きな包容力で包み込まれて、悲しみも喜びも、淋しさも幸せも、全部一緒になって感じてくれて、

ブラームス自身の思いも隠すことなく打ち明けてくれる。

どんな悲しみの場面を弾いて時も、どうしようもなく絶望的な場面を弾いてる時も、

不思議と胸のあたりがあたたかくなる作曲家です。

そして、あたため続けて1小説1小説語ることの出来るほど想いの強いテンペスト、

今まで避け続けてきたけどようやく挑戦するワルトシュタインなど、

ショパンばかり弾いてきた反動かというほどにドイツ物ばかりのプログラムです。

コンサートの副題も「原点回帰」

2000年6月、初めてベルリンの地に降り立った時に頭の中に鳴り響いたブラームスのシンフォニー。

あの時の新鮮な気持ちと、今の心境を音に投影出来たらいいな。

10月は他にも、三浦一馬くんとのデュオや、小森谷巧さんとの室内楽、

ヤングプラハ音楽祭のガラコンサートなど、

講座も入れるとなんと10回も本番がある!!

でも、ここのところ気持ちがすごく充実してて、

何とかなる気がしてるんですよね。

2006年7月にベートーヴェンの3大ソナタの全国ツアー、浜離宮朝日ホールでの3大ソナタとハンマークラヴィーア、そうだ、オーボエの宮本文昭さんやフルートの工藤重典さんたちとのJTアートホールでの室内楽もあったんだった、

その月に8回本番があって一体どうなるんだろうと思ってたのが信じられないくらい。

その後、おととしの秋もすごく大変で、9月は11回本番があったんだったかな。

あの時は正直いっぱいいっぱいな感じだった。

こんなことはプロとして言ってはいけないことだけど、

全てのコンサートが大きく崩れることなく終わったのが奇跡的だな、と自分で思ったほど。

でも今は違う。

テクニックやこなすことの出来るスキルが前よりもついたのもあるけど、そんなものは練習すればつくもの。

そうではなくて自分の中の音楽に対する凝縮度みたいなものが濃くなってる、

そんな気がします。

まあこんなことを言ってても本番直前になったらあっぷあっぷしてるんだろうけどcoldsweats02

10月は前橋汀子さんと岡山で一緒出来るのも大きなイベントです。

いつも共演させて頂いて、この音楽とエネルギーを岡山のファンの方にも聞いて、感じて欲しいと願っていたのがようやくかないます。

そして11月。

11月は何と言ってもまつきとわたるとはなこのトリオの全国ツアーでほぼ1ヶ月が終わります。

広島、東京、長野、山形、盛岡、京都と、ずいぶんおおがかりなツアーになりました。

ピアノトリオ随一の大曲、チャイコフスキーの偉大なる音楽家のための三重奏曲を中心として、

でも広島と東京ではそのプログラムをやってしまったので、

新たにブラームスのトリオ第3番にも取りかかってます。

昨日も合わせをしてたんですが、やればやるほどいろんなものが見えてきて、

ブラームスってやっぱり奥が深い。

そしてブラームスにしばらく没頭した後に1回さらっと弾いたメンデルスゾーンのトリオのまた美しいこと。

まずはコンサートありきの室内楽ではないので、まだまだ本番がずいぶん先でもスケジュールが空いてたらとりあえず集まってみて、

譜読みの段階からみんなで曲を仕上げて行くって、こんなに楽しい作業なんだなぁ。

さて、そろそろ広島に着きます。

明日もいい空気が流れますように。

まだまだ暑いけど、もう空気は秋も。

空も、雲も、秋。

そんな音が出したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

三浦一馬バンドネオンリサイタル

昨日今日と佐野で三浦一馬くんのコンサートに出てました。

今まではデュオの形でやってたんですが、

今回は前半デュオ、後半キンテートでした。

キンテートというのは、英語で言うとクインテット、

五重奏のことですね。

ピアソラが考案した形らしく、

バンドネオン、ヴァイオリン、ギター、コントラバス、ピアノという編成です。

2回公演終了後のメンバーとの写真。


1347565124360.jpg

左から
石田泰尚(vn.)、ぼく、三浦一馬(bn)、大坪純平(gt)、高橋洋太(kb)です(敬称略cancer)

濃いメンバー(笑)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

子ども記者

昨日の山陽新聞に載りました(^-^)/


1346992967912.jpg

| | コメント (0) | トラックバック (0)

FMリサイタルノヴァ

春にバンドネオンの三浦一馬くんと一緒に出た、NHKFMのリサイタルノヴァに、

今度はソロで出てきました。

弾いたのは、

ショパン:黒鍵のエチュード

シューマン:トロイメライ

ブラームス:6つの小品Op.118より
第3曲バラード、第4曲間奏曲、第5曲ロマンス、第6曲間奏曲

最後にマイフェイバリットピースというコーナーで、

同じOp.118から第2曲間奏曲です。

がっつり2時間くらいかけて録らせて頂いて、

精魂尽き果てた(笑)

ブラームスってホントに、魂で弾かないといけない作曲家だなぁ。

分析力も構築力ももちろんテクニックもすごくいるんですが、

それらを全て総動員しても、気持ちが入ってない時は驚くほど薄っぺらい音になってしまう。

本当に心の底から願って、祈って、憧れて、苦しんで、弾けないといい音が出てこない。

特に後期のものはそうなのかな。

能力じゃなくて心で弾く音楽をしたいな。

1人で広いスタジオでブラームスと向き合って、

今日は少しそんな音が出せた気がする。

好きなように弾かせてくださったスタッフさんたちにも感謝です。

ちなみに、トークのコーナーもあるんですが、聞き手の本田聖嗣さんは昔クールシュヴェールの講習会で親しくなったピアニストで、

なんと角野門下の大先輩なんです。

いろんなご縁があるものです。

ものすごく(本当にいつも驚きます)博識な方なので、しゃべっているだけで楽しいですね☆

放送日は 10月14日(日)20:20~21:00 
     再放送10月19日(金)9:20~10:00 です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

塩谷哲さんと

1346991657899.jpg

リハ中ですnote

16日に広島、23日は倉敷で一緒にコンサートします。

合わせがだいたい終わって何となく「あこがれのリオデジャネイロ」の伴奏をコードを確認しながら練習してたんですが、

そしたらスッとソルトさんが入ってきて弾き始めて、そこから先がすごい楽しかった。

最後のアドリブパートで、どんどんどんどん、どんどんどんどんどんどん今まで行ったこともないような不思議な世界に連れて行ってくれて、

一体ここからどうやって戻ってくるの?ってとこまで行っちゃって、

もう好きにして、ってな感じで身を委ねてアドリブしてたら何だか楽しくなってきたんですよね。

そこから戻ってくるのも息がピタッと合って、

(って、あくまでも当社比ですが、)

いつも小曽根さんとソルト山陽(^-^)/やってる世界を垣間見たような気がします。

それにしても、モーツァルトになるとプルプルのソルトさんと、

リオでアドリブがちゃんと出来るかが怖くてしょうがない僕と、

相変わらずです。

成長してないってことか(笑)


| | コメント (1) | トラックバック (0)

未来への架け橋 Piano Concert in 児島

Ap1020303

1月にリサイタルをした児島市民交流センター「ジーンズホール」で、

未来への架け橋コンサートを開きました。

瀬戸大橋の架かる児島地区で、未来ある生徒達の演奏を皆さんに聞いてもらい、

そして最後に自分も演奏するという、

何度か広島方面ではやってるんですが、倉敷では初の試みでした。

児島の米山楽器さんの主催でさせて頂いたので、1部は米山楽器店の生徒さん、

2部に僕の生徒達、

3部に自分の演奏というプログラムだったんですが、

先生業とピアニスト業の両立というのは何度やっても大変coldsweats01

でも、今まで成長を見てきた生徒たちの演奏に囲まれて自分も弾けるって、幸せなことだなぁとしみじみ思いました。

終わった後はみんないい笑顔。

Img_5765

やっぱり本番は一番育つ場所ですね。

どんどんみんなうまくなってくれるといいな☆

僕も本番で育ってますcoldsweats01

というか、本番がなかったらここまで育ってなかったかもcatface

コンサートという極限の場で、自分の持てる物を振り絞って出して、

崩れず、ぶれず、

守りに入らず、自分勝手にならず、

演奏するって本当に1回1回が人生の試験のようです。

でも、それで自分の奥底に眠っている者もどんどん掘り起こせて、

聞いてくれている人の心にも何かを届けられる、

素敵な瞬間ですよね。

ちなみに、今日の僕のプログラム。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ラフマニノフ:プレリュードOp.3-2「鐘」

ブラームス:6つの小品Op.118

ショパン:ノクターン第2番

ショパン:英雄ポロネーズ

~アンコール~

シューマン:トロイメライ

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

本当はスクリャービンのソナタを2曲弾く予定にしてたんですが、

ここ1週間くらいで、どうしても心にじんわりと染み込むような曲が弾きたくなり、

ブラームスにさせてもらいました。

なんだか今日は最後の英雄ポロネーズのあたりでは変なエネルギーが湧き出してた気がするなぁ。

このままフルリサイタルサイズだったらどうなってたんだろう。

さぁ、そろそろ東京に着きますhappy01

| | コメント (0) | トラックバック (0)

音楽鑑賞の時間

悲しくなった時、幸せを感じた時、何かが心のそこから絶え間なく湧き続けてる時、

このCDを聞く、という録音がいくつかあります。

まずは、自分の中で別格のピアニスト、ウラディーミル・ホロヴィッツの

リスト:オーベルマンの谷。

最後のホ長調に入るところの優しく包み込むような響き、

そこからのアルペジオの場面に入ったところの思いもかけない消えそうなピアニッシモ、

何度その瞬間に涙したことか。

そして、

スクリャービン:エチュードOp.2-1。

この人はいつもは屈託ない笑顔を見せるのに、どこにこんな傷を隠し持ってるんだろう。

ワルター・ギーゼキングのシューベルト:即興曲Op.90-1も外せません。

こんなに孤独な音を出す人は聞いたことがない。

ギーゼキングのグリーグ:叙情小曲集も相当聞きました。

「郷愁」なんてサイコーですね。

サンソン・フランソワのショパン:バラードも何かと聞きますね。

やっぱり1番4番がいいかなぁ。
傷口にあえてナイフを突っ込んでえぐり出すような、胸が痛くなるような音色。

この人は平然とした顔で血を流しながら弾いてるんじゃないかな。

ぴあのではないですが、

ホセカレーラスの「プッチーニ:誰も寝てはならぬ」も何度涙したことか。

パヴァロッティの声はきっとすごいんだと思うけど、僕は断然カレーラスです。

あんなに心をこめて歌う人をあまり他には知りません。

声ってすごいね。一番気持ちがこもるね。

でも、人間の声と同じくらいの気持ちを表現してるホロヴィッツがやっぱりすごいな、と思う。

最近この鑑賞リストに新しい録音が入りました。

ホロヴィッツの弾くラフマニノフ:プレリュードOp.32-5ト長調。

モスクワでのライブ録音です。

ずっとCDは持ってたし、きっと何回も聞いたことあるんだろうけど、

今日何気なしにかけたら一瞬でその世界に引き込まれました。

どこまでもみずみずしく、悲しみの海を乗り越えた後の秋の明け方のような、

そんな音色でした。

これはしばらく聞き続けるだろうなぁ。

一体今までどれだけCDにつぎ込んだか、というくらいなんですが、全部自分のかけがえのない財産になってるだなぁ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年8月 | トップページ | 2012年10月 »