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2012年8月

心のカギ

心のカギはどこにしまったんだろう。

小さい頃は、痛ければ泣く。

お腹が空いても、悲しくても、泣く。

嬉しかったらまわりをはばからずに飛び跳ねて喜ぶ。

それがだんだん大人になるにつれ、そんなことをしていたら社会に自分勝手な人間だと思われるから、

少しずつ感情の振れ幅をコントロールするようになっていくわけです。

いろんな人と会って、うまくいったりいかなかったり、受け入れられたりぶつかったりしているうちに、

人は少しずつ心にカギをかけてるんだと思う。

そうしないと生きていけないから。

そうしないと大切なものを守れないから。

それは強さ。

だけど、それじゃあ心で音が出せなくなる。

強くなくてもいい。

いい音が出したい。

そんなことをホロヴィッツのCD聞きながらつらつらと考えてました。

ホロヴィッツのオーベルマンの谷、

なんでこんなに涙の出るような音が出せるんだろう。

こんなふうに弾きたい。

ここで自分が感じた感動をみんなにも教えてあげたい。

あぁ、自分はつくづく感動を受け取るだけの側には回れないんだなぁ。

どうしても自分で表現をしたくなってしまう。

なんでこんなにも表現したいという気持ちが湧き上がってくるんだろう。

表現するって何なんだろう。

そうか!

それは自分という人間を分かって欲しいからなんだ。

音楽家は、芸術家は、みんな自分を分かって欲しくて、

心の叫びをふりしぼってるんだ。

じゃあなんでこんなにも自分を分かって欲しいと思うんだろう。

その答えはまだ見つからない。

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帰京

広島からいったん倉敷によってレッスンを夜までしてから、東京に帰っています。

あれ?2日には倉敷・児島でコンサートでは??

そうなんです、急遽インタビューが入ったので、

最終で東京に帰り明日の午前中にインタビューを受けてまた倉敷に戻るんです。

思いがけずハードスケジュールdash

というわけで、来月号のショパンに載りますよscissors

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生徒達のコンチェルト

広島でコジマムジカコレギアに生徒達が出るので聞きに行ってきました。

少し前に広島入りして、リハも聞いて、ゲネも聞いて、

ドキドキで本番も聞きました。

なんせ、ピアノの4人は、毎月のようにレッスンしてるコ、何年か前に一度レッスンしたコ、いろいろですがとりあえずみんな知った顔だったので、

あまりお客さん気分では聞けないわけです。

それでも、みんなそれぞれ素晴らしい演奏をしてくれて嬉しかったな~happy01

プロでも崩れるかもしれないくらいの大ハプニングにも関わらず涼しい顔で対応して最後まで熱演を聞かせてくれたり、

直前までいまいち乗れなかったのに前日に少しアドバイスをしたらガラッと変わってすごく音楽的な演奏を聞かせてくれたり、

みんなみんな可能性に溢れてるねぇ。

他の楽器の人達も素晴らしくて、高校生なのに演奏家顔負けの演奏している人がいたり、

とてもいいコンサートになりました。

レッスンするのもコンクールとはまた違った意味の大変さがあるわけですが、

あれだけいい音楽を聞かせてくれると本当に達成感があって嬉しい。

さぁ、次は9月2日のコンサートだ~!!

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ペダル講座限定公開

カワイ表参道コンサートサロン「パウゼ」で全5回でやっているペダル講座、

毎回映像に残してるんですが、しばらくの間限定公開することになりましたhappy01

まずは第1回のショパン編から。

ピアニスト松本和将アーカイブズ




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コンサート & ペダル講座 in 能登

半年ぶりに能登の地にやって来ました。

羽田空港から能登空港まで1時間、上がったと思ったら降りる感じで、ホントに近いものです。

初めてアンサンブル金沢と輪島に来てから、なんだかこの能登半島は自分にとって特別な場所になりそうな、

何かがピンとくるというような不思議な感覚を持っていたんですが、

3月に縦断コンサートでやってきて、またこうやって呼んで下さって、、

予感が当たったかのようにどんどん縁が深くなっています。

今回はNOTOこどもミュージックセミナーの中で、ペダル講座とプレミアムコンサートをやりました。

このセミナーはソルフェージュに的をしぼった珍しいセミナーで、

東京から作曲家やソルフェージュの先生方がやってきて、2日間みっちりと授業をして、

最後の日に成果発表をするんです。

いつもはセミナーというと朝から晩まで、廊下も走って移動するほどいそがしくレッスンするんですが、

今回は演奏家としての参加なので、

1日目はのんびりと穴水町の自然を感じながら、練習したり講座の準備をしたりして過ごしました。

のとふれあい文化センターは、ラベンダーホールというすごく響きのいいホールと、

研修施設、宿泊施設も一緒になっているので、

そこから一歩も出ることなく全ての用事を済ませられるんですね。

これは便利!!

セミナーは2日間だけなんですが、1週間位滞在したかったなぁ。

お相撲さんも一緒の施設で合宿していて、そこだけ若干別世界でしたがcoldsweats01

さて、一日目のペダル講座を無事済ませ、2日目はリサイタル。

やっぱり講座とは緊張感が全然違います。

それでも、せっかくなのでソルフェの授業を少しのぞいたり、

リサイタルの前にやる成果発表のステージ練習を見学したり、

勉強になりました。

今回のリサイタルのプログラムは以下の通り。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

モーツァルト:ピアノソナタハ長調 K.330

ベートーヴェン:ピアノソナタ第17番「テンペスト」

ブラームス:6つの小品Op.118

シューベルト:即興曲Op.90-4変イ長調

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

お、重いっpig

でも、こういうプログラムは最高にやる気が出るんですね。

さすがにセミナーの最期のコンサートだから、ちょっとこれだと重いですよね?と主催の先生におうかがいを立ててみたんですが、

いま一番弾きたいと思うものを弾いて下さいというありがたいお言葉を頂き、こんなに偏ったプログラムになってしまいましたcoldsweats01

でも、誰に頼まれたわけでなく、自分でどうしてもこの曲が弾きたいと選んだ曲を演奏する以上、

絶対に聞いている人の心に届く演奏をしなければならない。

そして、きっとこの日も何かしらのものは届けることが出来たのではないかと思っています。

終わったあとはいつも魂が抜けたようになりますがfish

演奏家ってやっかいなもので、どれだけ名曲を弾くよりも、

その時その時に心の奥底で鳴り響いている本当に自分にとって大切な曲を弾くほうが、

何倍もいい演奏が出来るんですね。

そしてそれは、その曲を知らない人の心にもきっと届く。

きっと届いていると信じていつも演奏しています。

届かなかったらそれは有名な曲じゃないからではなくて、魂を込めることに失敗しただけ。

今のところ一応そのスタンスでここまでやってこれているので、ありがたいことです。

今年は原点回帰ということで、

あちこちでこんな重い重いプログラムをやると思います。

皆さん逃げないでね(笑)

あ、順番が逆になっちゃった。

リサイタルの前の子供たちの成果発表も、

うまくいった部分も、本番では失敗してしまった部分も全部ひっくるめて、

見ていてすごく楽しかった。

たった二日間だけど、みんなで一つの音楽をするという気持ちは本番に向けて盛り上がっていて、

そこからまたエネルギーをもらいます。

どうやらこういう子供達の合宿的なものが結構好きみたいだ。

次はみんなのピアノももっと聞けるといいなぁ。


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トリオの切手

トリオの切手も届いたっ!!


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11月にはこれまた全国ツアーします。

11/2 広島
11/6 東京
11/11 長野
11/18 山形
11/20盛岡
11/22 京都

です。

さて、今日は石川は能登へひとっ飛び、行ってきます。

電車だと金沢から延々何時間かかけて行かないといけないんですが、能登空港があるので東京からだとすぐです。

今日はペダル講座、明日はコンサート。

いい音楽出来るかな~
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CD発売間近っ!

新しいCDが手元に届いたっ!!


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生徒とのコンサート in 尾道

ひたすら備後地区で活動しているここ何日間か、です。

今日はいつも尾道でレッスンしているカフェ「ミュゼッタ」でコンサートをしてきました。


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こんなとこ。

反対から撮るとこんなとこ。


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こういう小さい空間でのコンサートは、

倉敷でもよく小田珈琲館さんでさせて頂いてたり、三軒茶屋のサロンテッセラでサロンコンサート企画してたり、

もともと結構好きな方なんですが、

今回ちょっと一味違うのは、前半に生徒が出るんです。

いつもレッスンだとその一時間向き合うだけで、なかなかゆっくり会話をする時間がないことが多いんですが、

こういう日にはゲネから打上げまでずっとみんな一緒で、控室も一緒だったりするので、

レッスンだけでは見えない普段の顔も見えてきてなかなか楽しい。

もちろんレッスンしてきてそれぞれ練習してきた成果を本番で見れるというのは一番大きなことです。

今まで出せなかったような表情を本番で出せるようになると、最高に嬉しい。

そのために、ゲネももちろん全部聞くし、会場のピアノの位置から椅子の並べ方まで考えて、

お客さんが入ってくると様子を見に行って、

本番中は一番後ろでみんなを聞きながら客席にも気を配って、

完全に先生モード、主催者モードです。

難しいのは、それと演奏家モードの両立、切り替えなんですよね。

周りのことばっかり考えてると自分の演奏が集中力あるものにならない、

自分のことだけ考えてるんじゃあそもそも生徒とのコンサートをやる意味がない。

しかもそんなシビアな環境の中僕の選んだ曲は、

ブラームスの6つの小品Op.118と、ワルトシュタイン。

なかなか大変なコンサートだったけれど、

ここでのコンサートは今まで2回ともうまくいかなかったことがないので、

今回も信じて思い切って弾いたらうまくいきました。

このままどんどん掘り下げていって、最高の状態で10月の終わりのリサイタルを迎えたいものです。

あ、そうそう、10月31日にまた東京文化でソロリサイタルやります、って書きましたっけ?

ここのところずっとショパンを弾いていたので、

今回は「原点回帰」というサブタイトルを付けて、

テンペスト、ワルトシュタイン、

シューマン:子供の情景、

ブラームス:6つの小品Op.118を弾く予定です。

またCDになるのかな。

練習頑張らなきゃ(^-^)/

コンサート後に出演者全員で撮った写真。


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なぜか光り輝いています(笑)

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ベートーヴェンとショパンの講座 in 福山

去年に引き続き福山で講座をやってきました。

前回はペダル講座だったので、今回はまずはベートーヴェン熱情の解説。

前半1時間弱くらいで全楽章のことをしゃべって、

と思っていたのに、ほとんど1楽章のことだけで終わってしまいました。

言いたいこと山盛りだし、最初の1ページだけでもあんなに解説する要素がたくさんギュッと詰まってるこの曲が素晴らしい。

紐解く側は何年、何十年かけてやっていけばいいんだけど、

ベートーヴェン自身は最初っからここまでのことを全部考えた上で作ったということですもんね。

すごすぎるわー。

そして後半はショパンについて。

特にあまり曲は決めずに全体的にショパンについて感じることを演奏しながら話していったんですが、

これまたここ何年かずっとショパンを聞いてるので、

言いたいことがたくさんありすぎて全然終わらない。

24時間講座とか出来そうですcoldsweats01

ベートーヴェンとショパンという組み合わせは自分で考えたわけではなくて、

依頼されたからなんですが、

その副産物として、両作曲家の音色の違いなどにも着目してみると、さらにいろいろ見えてきました。

当然なんですが、ベートーヴェンとショパンの音色って全然違う。

岩のような音を必要とされるベートーヴェン、

フォルテシモでも美しく歌える、それでいてエネルギーに満ちた音が必要なショパン。

熱情3楽章の減七の和音の連続は、最高に緊迫感のある音で弾きたいですが、

同じ弾き方でショパンのソナタ3番を試しに弾いてみると耐えられないくらい汚い音色に聞こえる。

逆にショパンの壮大なレガートのフォルテシモの弾き方で熱情を弾くと、全く物足りなく聞こえる。

弱い音も同じで、

例えば熱情2楽章の第3変奏の右でのシンコペーションの弾き方でノクターンなんか弾くと、

全部の音がコツンとかゴツンとかいって耳をふさぎたくなる。

逆をやると今にもか細く消えそうでフラストレーションがたまる。

面白いもんですねぇ。

かつて師匠のパスカル・ドヴァイヨンに言われた衝撃の一言があって、

「ベートーヴェンに美しいサウンドは必要ない」

というもの。

その頃僕は31番のソナタなんかを弾いてたんですが、

毎回、

「君のベートーヴェンは美しすぎる」と言われていました。

別にベートーヴェンでも美しく弾けばいいじゃないか、なんて思ってたんですが、美しい流麗な音を出してしまうと逆にベートーヴェンの温かく包み込むような美しさが出ないんですね。

例えばピアノ協奏曲4番の冒頭。

天国的な表情を出したいところですが、

意外と一音一音はちょっと固めくらいのほうが和音全体として温かく聞こえたりする。

面白いものですねぇ。

ちなみに僕は講座をやる時は、ほとんどあらかじめ組み立てをせずに本番に臨むんですが、

そのほうがどんどん言いたいことが湧き出て来るんですね。

そしてしゃべってるうちにさらに考えがまとまったり、新たな発見があったりする。

レッスンも同じですが、

こうやって演奏家としての自分も同時に高めていけるというのはいい機会ですねぇ。

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坂出

年に何回か坂出にレッスンに行ってます。

中村の釜玉うどんは、さぬき富士以来の当たりだなぁ。

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体の使い方講座、写真編

と、言うほど写真を撮ってなかったりするので、

まずはガイコツ君から。

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ちなみに彼は10代後半のドイツ人らしいです。

そっか、ちゃんとモデルがいるのね。

さぁ、松本先生演奏を見ながら宮坂さんの説明です。


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座り方レクチャー中。


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そして、体の歪みを取り除くためのエクササイズです。


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さぁ、僕はどこにいるでしょうか(笑)

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ピアニストのための体の使い方講座

今日はカワイ表参道パウゼで、リンクル9プロジェクトのパーソナルトレーナー、宮坂博さんと「ピアニストのための体の使い方講座」をやってきました。

まだ実験的にやってるので一般公開はしてないんですが、とっても面白い!


まずは基本的な体の仕組みや動きをレクチャーしたあとに、僕が演奏してるのを後ろから見ながら、「この時に骨盤がこんな動きをしていて、一見肩をあげてるように見えるけどそれは呼吸を使って肋骨を引き上げることでやっていて…」なんて実況中継やってくれるところなんて特に面白かった。


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ガイコツくんも体の仕組みを説明するのにたくさん役に立ってくれました。

特に、腕は肩からではなくて肩甲骨から始まっていて、

前側は鎖骨の一番根元の関節から動いていて、

その動きはこういう感じで、なんてのは骨格模型を見ながらだとよく分かりますね。

そしてそこを動かすのは肋骨全体で、肋骨は呼吸によって上がっていて、

逆から言うと、呼吸を使って肋骨を引き上げてそれによって肩甲骨や鎖骨も持ち上がることで自然と(←ここ大事)肩も上がり、

そして最後に腕が上がり、後はその力を抜くだけでストンと打鍵が出来る、と。

だから呼吸のない演奏は、間がないだけでなく音質まで硬くなるんですね。

なるほどー。(自分で書きながら自分で納得した(笑))

他にも、ここでこんなふうにお腹を内側から膨らませるようにしてクレッシェンドしてるんですけど、これってどういう体の使い方してるんですか?って聞いたらすぐに、それはこうこうこういう筋肉をこんなふうに使ってやってますね、

と答えが帰って来るので、僕にとっても非常に興味深いです。

受講している生徒たちはそこまでの奥の方の動きが分かるわけではないので、まずは座り方とかからなんですが、

前日にうちで一人生徒を呼んで宮坂さんとデモレッスンやった時も、

いつも言ってるはずのことなんですが、やっぱり体のプロが一から説明して、そこに意識を向けるためのエクササイズをして、それから座らせてみると全然違うんですよね。

これは面白い。

そうやって正しい体の使い方が出来るようになると、弾きやすくなるし、

体を壊すことも少なくなるでしょう。

そしてもし故障があっても宮坂さんは整体師さんでもあるので治してくれるわけです。

しかもピアニストの動きをたくさん解析しているとピアニストならではの体の歪みとかそういうのも見えてきて、

さらに深いところまで手が届くようになるかもしれないし。

これは面白いプロジェクトになりそうでhappy01


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