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演奏活動50周年 前橋汀子ヴァイオリンリサイタル in 横浜

さて、今日はコンサートの一日を写真と一緒に追ってみましょうnote

コンサートの開演は14時。

そういう時はだいたい11時からゲネプロとなります。

前橋さんより後に会場入りするわけにはいかないので、余裕を持って10時半には会場に着くように行こうと思うと、

うちから横浜まで1時間なので、

さらに逆算して8時半起き。

う~~、早朝coldsweats02

何はともあれ、8時半に目覚ましをセットして、

何度かスヌーズを止めた後にようやくベッドから体を引きはがすように起きて、

まずは大事な一日の活力源、朝ご飯。

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そして、朝の苦手な僕は、ウダウダとゆっくり準備しているうちに9時半を過ぎてしまい、

結局家を出たのは9:45。

でも、今日は日曜日なので首都高が空いていることは予想していたので、

快適に飛ばして、10:30には会場の神奈川県立音楽堂に到着!!

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学生の頃に一度エリック・ハイドシェックのコンサートを聞きに行ったことがありますが、

本当に響きのいい素敵なホールです。

Aimg_1885

そういえばこの角度から客席を眺めるって、

演奏家やスタッフさん以外ではあまりないことなんだなー。

すごくいい響きなのでそこまで古いホールだとは思ってなかったんですが、

なんと日本の公共ホールで一番古いそうです。

もうすぐ60周年だとか。

これでこの響きは本当にすごい!!

窓が開くという、非常に珍しい控室。

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昔の住宅が見えるその向こうに新しい高層マンション。

自分がいるのはもうすぐ60年がたつホール。

今日のコンサートは演奏活動50周年記念。

なんだか歴史を感じますね。

11時に調律アップでお願いしているので、到着した時にはまだ調律中です。

Aimg_1886

2枚目のCD「モノローグ」でお世話になって以来たくさんのコンサートでお願いしている鶴田巨匠、

たくさんのアーティストから信頼を寄せられているすごい方なんですが、

何よりもすごいのが、もう普通なら引退してるかな?というくらいのお年なのに、

全くモチベーションが下がらない。

やるべきことを全てやって、リハーサル中もずっと客席で聞いてて下さり、

気づくとピアノのところまでやってきてキャスターの角度を少し変えて、

そうしたらスッと音色が変わって弾きやすくなるんです。

調律っていうのは音を合わせるだけではなく、音を作り出す作業なんですよね。

そして、ピアニストによって好みもくせも違うので、その辺を分かって下さるのも大事。

鶴田さんは、何も言わなくても気がつくと自分が望む音になってる、そんな職人です。

さぁ、11時になったので、まずは僕だけ弾いて、ピアノとお友達になります。

そうこうしているうちに前橋さんもいらっしゃって、衣装をたくさん並べて今日の衣装を決めます。

プロですなぁ。

そして一緒にリハーサル。

前もって合わせはしているので、響きの確認だけですが、

会場によって響き方も聞こえ方も全く違うので、

意外と簡単ではありません。

しかもそれが二人以上になってくると、バランスも取らないといけないので、

客席で信頼のおける人に聞いてもらって意見をもらいながら、

自分たちで音のイメージを作って少しずつ形にしていきます。

家でコツコツを仕上げていったものをそのまま出すだけではいい演奏にならないんですね。

かといって、その場に適応することだけ考えては会場に振り回されるわけになってしまって本末転倒。

大事なのは最終的な音のイメージを強く持つこと。

今日はバッハの無伴奏パルティータも演奏されます。

A120603

12時過ぎに合わせは終わり、

その後はピアノとさらに近付くために会場ギリギリまで弾き込みます。

室内楽や伴奏だけだと相手と息を合わせることに意識を使っているので、

ピアノに集中するためにソロの曲もたくさん弾いてみます。

そうして、自分の出したい音をピアノに投げかけてみて、そこからどんな答えが返ってくるか、

ピアノからの語りかけもどのくらい受け取れるか、

そういう会話がうまくいけばその会場ならではの音楽が出来るようになります。

13:15、会場時間になったのでリハを切り上げ控室へ。

一日の大事な活力源、お弁当の時間です。

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ここは横浜なので、崎陽軒のシウマイ弁当。

間違えてのシューマイ弁当ではありません。シウマイです。

以前は、エネルギーがないと弾けない!!なんて思って、

自分でカツ丼買って行ったり、朝から牛丼食べたりしてたんですが、

知り合いの美容師さんに、「お腹が空いてるくらいのほうが集中力が出るんですよ。」と言われ、

試してみると確かに集中出来る!!

なので最近はあまりガツガツと食べません。

食べ終わるとちょっと早目でも衣装に着替えます。

何か忘れてないだろうか、というのが常に心配なので、

着替えてしまえば落ち着きます。

それから楽譜を眺めたり、録音を聞いたり、

リハ室が他にあれば練習をしたりして過ごし、

5分前になるとスタッフさんが

「定刻で行きます!」とか「5分押しで始めます」とか言いに来て下さいます。

さぁ、本番!!!

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何回舞台を踏んでも、何回同じ人とやっても、何回同じ曲を弾いても、

やはり緊張するものです。

でも緊張するということは、いい演奏をしたいなと思っているということ。

前橋さんも、これだけのキャリアを回数をこなしてこられているのに、

演奏前は毎回ビシッとした表情をされています。

さすがです!!

今日は横浜という縁もあってか、いつも以上に盛り上がって、

あまりの拍手にアンコールも4曲も弾きました。

サイン会も、ここはディズニーランドか!!と思うほどの人数が並んでて、

そしてもちろん皆さん前橋さん目当てで並ばれるわけですが、

僕にも「ピアノが素晴らしかったですよ!」と声をかけて下さったり、

僕のCDも買って下さってるお客さんもいらっしゃったり、

嬉しいですね!!

あまりの人数に、サイン会が終わったのは17:30。

演奏の後につかれてらっしゃるのに大変でしょう、と言われますが、

演奏会の後のお客さんの表情をじかに見れて、お話も出来る、

大切な時間です。

その後は、前橋さんに誘って頂いて中華街へ。

いいコンサートの後の食事はおいしいです!!

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前橋さんと、今日の主催者さんの音楽堂の方、5月に前橋さんのコンチェルトを主催された神奈川芸術協会の方、前橋さんのマネージャーさん(超大物マネージャーで、小澤征爾さんの担当なども長年されている方です)、ご友人と一緒に。

話も盛り上がり、お開きになったのは10時すぎ。

それから家に帰って11時前。

もうクタクタですcatface

と、コンサートの日はだいたいこんな感じの一日ですhappy01

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コメント

松本さん、こんばんは^^
え?!衣装って当日現場で決められるのですか?!ドレスを何着も運ぶのは嵩張って大変そうですがcoldsweats02きっと当日のフィーリングで「今日の気分はコレ!」という衣装があるんでしょうね~。

衣装といえば、先日パウゼで履かれていたスニーカー、キラキラshine光っていてペダル講座にピッタリでしたねhappy01
リストのロ短調ソナタ、すごくかっこよかったですhappy02コンサートで通して聴いてみたいな~と思いました。

投稿: ふわふわ | 2012年6月 9日 (土) 22時34分

お疲れ様ですhappy01

横浜の演奏会 素晴らしかったでしょうね〜shineshineshine

昨年の熊本県立劇場での お二人の 迫力のある 鬼気迫る それでいて 繊細で美しいステージに 魅了された日を思い出しますheart01


前橋先生は、何曲もアンコールしてくださいましたネheart01 お顔もあまりに 美しくshineshineヴァイオリンは完璧で 近ずきがたい雰囲気かと思いましたが… サイン会では 気さくにおしゃべりしてくださいましたheart01 本当に 素敵なお二人ですlovely


松本さんの演奏を また 熊本で 聴く 機会があれば… と思っていますheart01


お元気で お過ごしくださいませclover

投稿: me-key | 2012年6月 8日 (金) 11時57分

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