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2012年5月

カワイ竜洋工場

何度か行ったことのある浜松のカワイ竜洋工場。

新しい試作品が出来ると呼んで下さり、

僕はそれを弾いて、ああでもない、こうでもない、と意見を言わせて頂いて、

それがまた次のピアノに生きてくるわけです。

技術者さんたちといろいろお話しながら、

「この音質はこんな感じだけどどんな狙いですか?」

とか

「ここがもうちょっとこうなったら弾きやすいけど、何かやったら変わりますか?」

とか、楽しくやってるんですが、

よく考えたら将来のピアノ界のためにめちゃくちゃ責任あるお仕事ですね。

そして、今回は中島和彦先生門下の先輩の末永匡くんと一緒に行きました。

行きの新幹線の間じゅうずーーっとしゃべってて、

相変わらず会話のテンポも速いし、いろんなこと知ってて、音楽への想いも熱くて、

話しててホントに楽しい!!

そのまんまの勢いで、浜松に着いたらまずは恒例のうなぎ。
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そしてカワイの工場に向かい、資料館見学です。

カワイのグランドピアノ第1号から、ハンマーフリューゲル、チェンバロなどのレプリカ、

ミニアップライトなんてものまであって、

おもちゃを与えられた子供のように二人ともはしゃいでました。

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と、ここで終わったらたんなる観光になってしまうので、

その後は試弾室に1時間半ほどこもって、二人で2台のピアノを弾き比べながら、

ああでもない、こうでもない、と議論を交わし、

そのうちどんどん話が膨らんでピアノ界全体のことから音楽界のことまで、

どんどん脇道にそれていってたわけなんですが、

一人で「う~~ん」と考えるのと違って、人と話しながらどんどん考えが膨らんでいくのはすごく楽しい♪♪

その後また技術者の方も交えて、これまたどんどん話が盛り上がっていき、

終わってしまうのが名残惜しいほどでした。

こういう機会があるのは本当にありがたいことです。

次はいつ浜松に行けるかな~~

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NoAコンサート後記

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本当に幸せなコンサートでした。

朝起きた瞬間から、今日はコンサート、という気がしていなくて、

「調子はどう?」って聞かれても何ともうまく答えようがないくらい日常と同じ気分でした。

「バッチリ気合いが入ってる!」でも、

「緊張してる。」でもなく、

特になんてことない。

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本番直前まで割とそんなモードで、

落ち着いてるのはいいことなんだけど、これは気が抜けてるだけではないか、

と自分で少し心配になるほど。

すごく落ち着いて見える時ほど舞台に出るといきなり変な緊張が襲ってきてうまくいかないことが多いんです。

でもね、今回はそうではなかった。

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本番直前のコンセントレーション。

尾道の講師演奏の前もそうだったけど、本当に音楽に想いが乗ってくると涙が出そうになってくる。

降り注ぐ涙の雫をたくさん空から集めてきて、それを大事にそっと心の奥にしまったままステージに出る。

そしてピアノに座った瞬間、イケる!!と確信しました。

そうだ、僕は今までにないほど安心してたんだ。

すぐそばにはコンマスの近藤薫くんがいて、

少し左に目をやるとセカンドには上里はな子さん、

目をやらなくても十分見える存在感のチェロの向井航、

チェロセクションには僕が直接声をかけた芸大の後輩たち。

信頼が出来る仲間たちはたくさんいるけれど、

それをもう1段も2段も越えたところにある、

本当に心で会話が出来る絆というものがあって、

僕はもう一人で立ち向かわなくてもいいんだ、

そう思えた瞬間全ての不安が吹き飛んで、もう一つ心の扉が開いた気がしました。

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いいコンサートだったなぁ。

後半のドヴォルザークも2楽章からは客席で聞いてましたが、

いわゆる寄せ集めのオケなのに、なんとかこの演奏を成功させなければ、というオケのメンバーの強い結束力が感じ取れるすごい演奏だった。

オケって揃えばすごいんじゃないんです。

あの何十人もの音楽家の想いが一つになって音になる瞬間って、本当にぞくぞくする。

終わった後の打ち上げ、二次会でも、またこのメンバーでやりたいねってみんなで言ってました。

ありがとう、仲間達。

そしてこんにちは、本当の音楽。

どんどん新しい自分になれている気がします。


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NoAコンサート

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ん~~、幸せでした

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NoAコンサートリハーサル

昨日今日と、NoAコンサートのリハーサルでした。

初めてのラフマニノフ:パガニーニ狂詩曲で怖いこといっぱいだったけど、

コンマスの近藤薫君は芸大で一つ下だし、トリオの二人もセカンドとチェロのトップで乗ってくれてるし、

フルートは芸大で同級生だった小池郁恵ちゃんと韓国の講習会で一緒だった吉岡次郎さんだし、

他にも知ってる顔がいっぱいで安心して弾けました。

あ、まだ終わってない!!

明日が本番~~♪♪

がんばろ!!!

今日の練習風景を撮っていたカメラマンさんが知り合いだったので、

早速写真を送ってもらいました。

ん~~、素敵

被写体が

・・・・・じゃなくて

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みんな

みんな必死だ。

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anスカラシップ

かつてはファンページなどにもよく登場していた奨学金仲間、anスカラシップの同窓会に何年かぶりに出てきました。 1337076470488.jpg

バイト雑誌のanがやっているスカラシップで、

家計や成績は一切関係なく、論文だけで審査をするというものなので、

集まってくる人達も面白い人達ばかり。

本当に仏教の話を聞きたいという人だけに来てもらいたいからと檀家さんをどんどん減らしている、京都で鎌倉時代から続くお寺のお坊さん、

残念ながら奨学金はもらえなかったけれど、そんなに面白い集まりがあるなら、と毎回参加して、いつの間にかみんなの中心となり、

みんなを巻き込んで映画まで撮ってしまったアクティブなお医者さん、

暇さえあればアフリカに行っていて、牛200頭とともに求婚されたこともある写真家さん、

歴史のことも文学のことも、なぜか音楽のことも、聞けばなんでもどんな本よりも深い考察で答えが返ってくる国文学者&能楽師(って表現でいいのかな?)。

話してると面白くて時間があっという間にたってしまいます。

ラフマニノフの練習しないといけないから、お酒もほぼ飲まず2時間くらいで早々においとまするつもりだったんですが、

そんな雰囲気すら出せないほど盛り上がりました。


刺激を受ける仲間ってのは大切だねぇ

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厚化粧

とりつくろえばとりつくろうほど、

厚化粧になっていく

化けの皮は必ずいつかははがれるもの

まっすぐ生きようよ

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前橋汀子ヴァイオリンリサイタル in 福岡

ヒロシマミュージックフェスティバルの疲れが取れないまま福岡で前橋汀子さんのリサイタルで演奏してきました。

でも、尾道で素晴らしい共演者や一生懸命な受講生たちと本気で一日中音楽やってたおかげか、

最高にモチベーションとインスピレーションに溢れてて、

すごくいい演奏が出来ました。

前橋さんも絶好調という感じでした。

それちしても、あんな巨匠なのに、僕が頑張っていい音を出すとそれにも反応が返ってくるっていうのも嬉しいですね。

ステージでは、

孤高のヴァイオリニスト、たった一人でもいい音出してやるわよ、

という強い女性のように見えますが、

実はすごく僕のことも気遣って下さっていて、

ボールを投げると必ず返ってくるんです。

それでいて、大ソリストとしてのオーラとカリスマ性も持ち合わせてる。

すごいですねぇ。

今日は、福岡がご出身だというピアニストの藤村佑子さんもいらっしゃっていて、

お食事ご一緒しました。

お二人は桐朋の同期生らしく、昔の話をされてる時に素顔が見える瞬間がたくさんありました。

さて、次はラフマニノフだー

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ヒロシマミュージックフェスティバル修了演奏会

最終日は修了演奏会です。

ここの講習会のすごいところは、全員が演奏出来るということ。

だいたいオーディションで選ばれた一部の生徒が弾くケースが多いんですが、 やはり本番の緊張感と満足感を肌で感じてもらうことはすごく大事なので、 いいシステムだなぁと思います。

朝一から慌ただしくリハーサルをして、 13:30〜20:00という長大なコンサートが始まります。

毎年最初に合奏をやるんですが、去年に引き続き僕もヴァイオリンで参加してみました

バッハの管弦楽組曲?、
グリーグのホルベルク組曲から抜粋、
そしてチャイコフスキーの弦楽セレナーデの第4楽章。

正直僕には弾くのも不可能なハードなプログラムですが、
はな子師匠のレッスンのおかげで何とか周りに迷惑をかけないくらいには弾けたかな。

本番も、
小島先生が最後にオケを立たせるのを忘れてそのまま帰ってしまったというハプニングはありましたが、
みんなで楽しく演奏出来ました

それにしてもこの合奏だけでも結構ボリュームがあって、ちゃんとアンテナ張ってないと周りと違う音楽をしてしまうし、

エネルギーを使います。

僕は好きで勝手に参加してるだけなのでいいんですが、

弦楽器の講師の先生達はこの合奏をこなした後に10曲近くの室内楽を弾くわけです。

よくやるわ~~


さぁ、受講生の室内楽の始まり始まり。

僕は出番自体はそこまで多くはないですが、ピアノの生徒がたくさん出てるので、

始まる前には声をかけて出来るだけいい精神状態で弾けるようにして、

弾いてる間は気になって気になって仕方ないので舞台袖と楽屋をソワソワと往復しながら聞いて、

弾き終わったら「よくやった!」と声をかけて、

とかしながら自分の演奏のことも考えて、

うむ、なかなか先生も大変だ

でも、本番で生き生きと演奏してる姿を見るのは本当に嬉しいものなんです。

よくたった3日間(もしくは5日間)で変わるもんだなぁ。

ピアノのコはそもそも室内楽をやるのが初めてなので、

そこに弦楽器の音がする、というだけでも新鮮で大変なことなので、

技術的なことを言う時間なんかはほとんどないんですが、

弦楽器はやはり技術がピアノ以上に大事な楽器で、

トップクラスの演奏家が寄ってたかって弓の持ち方を教えたり体の使い方を教えたりすると、

驚くほど音が変わったりするんですね。

すごいことだなぁ。

いつかも書いたことがあるかもしれないけど、

子供の可能性というのはホントに無限で、

「このコはこのくらいまでしか伸びないだろう。どうせ変わらないだろう。」

と教える側がリミットを設けてしまったらもうそれ以上は伸びないんです。

もしかすると無理かも、と思いながらも突っ込んだアドバイスをしてみると、

意外なほど全部出来たりするもんなんです。

日ごろのレッスンって大事ですねぇ

そんなこんなでみんな無事に演奏して、最後は講師演奏。

まずは下田望ちゃん、ヴァイオリンの高旗先生、チェロの熊澤先生の演奏で

シューベルトのピアノトリオ第2番の第2楽章。

非常に渋い、暗い楽章ですが、

のんちゃんこんな表情も出るようになったのねぇ、

と、半ば先生みたいな僕は感無量でした。

あ、本番は自分の演奏の直前だったのであんまりちゃんと聞けてないですが・・・

そして、はなちゃん、生野くん、りんちゃんとブラームスのピアノカルテット第1番、第1,4楽章。

いろんな想いがこみ上げて、涙の出るほどの演奏になりました。

あまりハッスルしすぎず一つ一つの表情をかみしめながら少しずつ歩みを進めていって、

最後は全てのエネルギーを出し切るような怒涛のコーダ。

受講生達がみんなすごく頑張った演奏会の最後を飾れて良かった

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本番後に講師陣と受講生達で撮った写真☆☆

みんなすごくいい顔してるね

必死に指導をした講師陣、

僕の左から上里はな子さん(Vn.)、熊澤雅樹さん(Vc.)、高旗健さん(Vn.)、

僕の右から金子鈴太郎くん(Vc.)、下田望ちゃん(Pf.)、生野正樹くん(Va.)です。

お仕事の関係で先に帰られた伊藤哲次さん(Vc.)、新谷愛子さん(Va.)と一緒に撮れなかったのが残念ですが。

今年も忘れられない講習会になりそうです。

またこのコ達とどこかで会えたらいいなぁ。



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ヒロシマミュージックフェスティバル


6日間にわたる宇宙一ハードなセミナー、ヒロシマミュージックフェスティバルが終わりました。

すっごい疲れてるはずなのに、なんだか元気。

祭りの後の淋しさもあるはずなのに、なんだか満たされている。

今回は特にすごく充実した講習会になった気がします。

いつもの向井大先生(「大」は体の大きさを表しています)が来れなくて、

よく共演もする金子鈴太郎君に来てもらったんですが、

彼のレッスンも素晴らしかったですね!!

どんどん生徒たちを金子ワールドに引き込んでいく。

次回は向井と二人来れたりしたら最高だろうなぁ。

はなこ先生も演奏もレッスンもどんどんパワーアップしてて、

ピアノの受講生のすぐそばで一緒になってすごいエネルギーで弾いてくれたら、

普段から見てるコなのに今までに見たこともないような表情で演奏してたりして、

ホントに充実してました。

生野くんはヴィオラならではのホンワカした空気感と視点で、いろんなアドバイスをしてくれて、

ピアノの下田望ちゃんはまだ受講生だった頃から知ってるんだけど、

感動するほどいい音出せるようになって、

受講生たちの指導もツボを心得てて安心して任せられるようになって、

感無量です。


会場は尾道から海を挟んだ向島なので、毎朝フェリー通勤


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こんなメンバーで毎日一緒に行動して楽しくないわけがない!

ずっと笑いながら、でもこれ以上ないくらい真剣にレッスンして、

最初は自分の音を弾くだけで精一杯だったコがだんだん人が何を弾いているか見て聞けるようになっていって、

最後には笑顔すら浮かべながら誰かと一つの音楽を共有することの喜びを感じてくれている姿は感動的ですね。

国内の他の音楽祭とは違って、講師陣皆ほぼボランティアで参加しているので、

仕事でない分余計に生徒の成長が喜びに感じられるのかもしれません。

会場では、保護者の方々を始めとするたくさんの方が、これまたボランティアのスタッフとして動いて下さってました。

たとえいい先生が来ても、たとえトップにすごい人が据えられていたとしても、

現場で動いてくださる方なしにはこういう企画は成り立ちません。

尾道に泊まり込みでお世話をしてくださる方々に感謝感謝!!

さて、そんなこんなで最終日の修了演奏会を迎えます

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