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芸大室内楽レッスン~最後の半年

3カ月ぶりに芸大に行ってきました。

今日から後期のレッスン再開happy01note

なんだかずいぶん久しぶりに行く気がするなーー。

芸大の非常勤は3年任期なので、もう半年で終わりです。

淋しいweep

なんかレッスンをしに行った、というより、

優秀な後輩たちと遊びに行ってた、って気がします。

実際、先生だなんて思ってないやつらもたくさんいるしねぇ(笑)。

まあ6つくらいしか歳離れてなかったりすると、ちょっと前にコンクールとかに出てた先輩だろうけどねぇ。

しかし、弦楽器の人達聞いてると、

音程ってものがあるのは大変だなぁと思いますね。

音程が変えられないピアノという楽器から見ると、

音程次第で表情も作れていいなぁと思いますが、

でもヴァイオリンを少しなりともやったことがあるので、

音程の大変さも少し分かるつもりです。

そんな僕も、弦のコに音程のことを口出し出来るようになったのはほんのここ3年くらいのこと。

それまでも、なんだか狂ってるなぁ、とかは分かってもどうすればいいか分からなかったんですが、

最近少しずつ分かるようになってきました。

分かるようになってくると、音程次第で表情まで自由自在に操ることが出来て、

楽しいですnote

しかし、そういう音程の指導ってピアノでは音を取ることが出来ないから、

なかなか難しいですね。

ピアノの人はピアノの正しい音程で全部合わせればいいのではないか、と思うかもしれないですが、

ピアノの平均律で音程を取ってしまうと、表情が平坦になってしまうんですよね。

ちょっと高くとか、ちょっと低くとか、調性によっても和声によっても表情によっても、

全然音の取り方が違ってくるので、

なのでピアノで音を取ったりしたらいけないんですよね。

だから、僕は決して単音では音を示さないんです。

「もうちょっと高く」とか「もうちょっと低く」とか口で言うんですが、

さすがにそっちの世界の音楽家ではないのでだんだんそれをやってるうちに分からなくなってくるので、

その場合は和音で弾くんですね。

いろいろピアノのタッチを操れるようになってきたら、

最初の調弦で同じようにAを出してるようでも、ちょっとしたタッチの違いでも相手が取る音程の高さが違ってくるんです。

ってことは和音を弾く時には、どの音をどんな音量でどんなタッチで弾いて、とかやってると、

本当は音程が変わらないはずのピアノも、自由自在に操れるように聞こえてくるんですよね。

ある先生は、ピアノもタッチによって音程が変わるというのが科学的に証明されてる、と言っていたそうな。

音程一つ取るのにもそれだけ気を使うわけなんですね。

だから、ピアノの単音を叩いて「ほら、この音でしょ。」なんて言っちゃ絶対ダメなんです。

ヴァイオリンの教室でも、やっぱりピアノから音程を取ったりはしないみたいですね。

そういえば、小さい頃友達について行ってたヴァイオリンの先生も、

「もうちょっと高く」のマークとか低くのマークとか作ってて、

ピアノの音は絶対出してなかったな~。

音程って、正しいものが出せればいい単純なもののように見えて、

その人の音楽性やセンスまで見えてしまうすごく奥の深いものなんですね。

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コメント

すごsign05く興味深いお話をありがとうございました! 弦って音程があるからピアノより人が歌ってるような気がするのかなって思ってたけど… ピアノもタッチの少しの違いで音程を操れるなんてshock びっくりですよ〜
すご〜く勉強になりましたconfident

投稿: yoko | 2011年10月13日 (木) 01時18分

こんにちは。
松本さんのブログを、読むのを、楽しみにしています。
ネタは、何でも、歓迎ですよ!
コンサート、音楽作りの苦労、工夫、ピアノレッスンの話、美味しい食べ物、買い物、洋服、ヘアサロン、車、出会った方、ご家族の話、睡眠時間、新幹線、忘れ物、読んだ本や雑誌、などなど。
写真も、楽しいです。
松本さん、ピアニスト、ピアノの先生などのお仕事で、日本全国、あちこちへと、飛んで行かれ、大変な忙しさですね。
そんな、ある1日の時間割、何時にどこで起きて、いつ食事して、何時にどこへ行き、何をして、いつ帰り、眠ったとか、アーティストの生活を、お聞きしたいです。
今、車は、どんなのに、乗られていますか?
それから、今日の東京芸大、室内楽のレッスンのお話は、興味深く読みました。
ピアノも、タッチによって、音程が変わるようだとのこと。
バイオリンは、曲のパートにより、ほんの少しだけ、音程を変えると、何かで、聞いたことが、ありました。
バイオリンの場合、ピアノの単音を鳴らしては、音を取らないんですね。
機械的な音程?になる。
なるほど、なるほど。
勉強になりました。 リエ

投稿: リエ | 2011年10月12日 (水) 20時28分

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