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壮大なプロジェクトが終わりました。

来た友人も生徒たちも、みんな楽しかったと言ってくれたので良かった。

いつもの普通のコンサートとはやはり違うし、音楽はPAも使ってるので、

そういうものに慣れていない人達にとってはどうかなぁ、と少し不安もあったんですが、 伝わったんですね

さて、いつもならプログラムを書くところですが、複雑過ぎて書けない(笑)

コンサートは3部構成で、1部はまるでミュージカルのように物語とともに進んでいきました。

幕が開くとまずは僕だけが目に入り、印象的なプーランクのナゼルの夜会をガツンと弾き始める。

そこは夜会の場面なんですが、ウィーンのワルツのように華やかで平和なだけではなく、

ミステリアスで怪しい香りもあり、ある種の暗さも同居している不思議な空間。

プーランクの不思議な音楽がピッタリですね。

そこに音楽家たちもみんなダンサーと一緒に、 夜会に出て行くわけなんですが、

練習の時はみんなぎこちないこと。

音楽家は楽器を持ってなくて音も出してなかったら、普通の人になってしまうんですね。

1人、師匠芦田田鶴子先生を除いては

芦田先生は、ダンサーをも圧倒する様なオーラと立ち姿の美しさを、一切無理をすることなくナチュラルに発揮していました。

さすがっ

そんな音楽家たちですが、さすがに本番当日はみんな立派にカッコ良くなってて、

もともt音楽家のいるところは少しだけ照明を暗くして雰囲気を出そうということになってたみたいなんですが、

ゲネで一気にみんな変身して、 みんなにもバッチリ照明当てますんでよろしくお願いします、と演出家さんに言われてました。

そんなシーンの後は、 倉敷ジュニアフィルでもおなじみのヴァイオリンの中野さとる君が、 ダンサーさんと恋人役で出てきてヴァイオリンで愛を語る場面。

本人相当恥ずかしがってましたが、 本番はバッチリ決まってたね

今回はジュニアで同じ頃にいた中野君や、チェロの中村康乃理君も参加してくれてて、

あとセカンドヴァイオリンの田中侑也君はヒロシマミュージックフェスティバルでずっと生徒で参加してるし、

長いこと知ってる音楽家たちと一緒に演奏するっていいことだなぁ、と感じました。

さぁ、次はお待ちかねの芦田先生の登場。

みんな芦田先生のダンスすごかったですね、って言うほどダンサーになりきってましたね

まずはサティの君が欲しいに乗せて、ウィンナーワルツです。

そのままソプラノの岡崎さんが引き継いで歌になり、 その次は今度は岡崎さんが華麗に変身して、ワイルドパーティーというミュージカルの歌でした。

そこまでで夜会の場面はいったん終わり、 それからいろんな物語が始まります。

えっと、何だっけなぁ、

芦田先生が冬将軍の奥さんのカミエラに粉していて、 昔は雪は黒かったけど、その奥さんに僕扮するオルフェが綺麗なピアノの調べを聞かせると、 奥さん変身していい人になって、それから雪は白くなったんだよ、っていう物語とか。

あー、なんか僕が後から文章にするとぜんぜん違う雰囲気になってしまうなー。

もっと素敵な物語だったんですが。

またアップしますね。

ちなみにそこではエオリアンハープを弾きました。

それからまた物語が変わって、 今度は女のコに恋するソルという役で、リストのソナタの後半を。

リストの少々強引に音楽を盛り上げて行くところなんか、無理やり女のコを自分のものにしようするソルにピッタリですね。

ここで僕の第1部の出番は終わり。

その後には芦田先生がオイゲン・キケロの枯葉を弾いてました。

全部耳コピしたみたいなので、すごいなぁ!!

そして第2部。

大変だった第1部と違って、第2部はすごくリラックスして臨みました。

まずはそれぞれのミュージシャンのソロ。

僕は最後に大好きなビルエヴァンスのワルツフォーデビーを弾きました。

ジャズの人みたいに同じコードの中でどんどんアドリブを繰り広げていくのは、そりゃあジャズの人のほうがうまいわけで、

クラシックの演奏家としてジャズをやる意義って何なんだろう、ってずっと考えた末、

かなりクラシカルなタッチで現代曲風な即興を弾きました。

その中に、時折ワルツフォーデビーのメロディーが聞こえてくる、という風に仕立てて。 なかなか楽しかったです

それから中野君のソロでスパニッシュダンス。

エレクトーンの田岡さんとともに、フラメンコ風ロックな感じにアレンジしてみました♪

そして、シネマ・イタリアーノ。

ここでまたお待ちかね芦田先生の登場

しかも、客席から超セクシーな衣装で登場です。

小学生のころから知ってる自分の先生がそんな衣装で出てくるなんて

僕が逆に恥ずかしいくらいですが、

でもかっこ良かった

その後、第2部は小さな小学生のダンスに合わせてサウンド・オブ・ミュージックのおやすみなさいを演奏して、

ほほえましく幕が下りていきました。

さぁ、第3部はメインのシューマンコンチェルト。

これだけいろんなジャンルのいろんな曲を演奏して、

演技とかもしながら、

果たしてシューマンの世界に入り込めるんだろうか、というのは結構心配だったんですが、

なんだかすごくいい精神状態で弾けました。

PAを通した音で、オケバックではないアレンジした状態だったのに、

シューマンが良かった、という声が多かったのが嬉しかった

本当に大好きな曲なので。

シューマンの優しさと哀しさに、演奏しながら泣きそうになります。

そして最後に物語が全部終わって、

アンコールとしてトロイメライ。

感動的な流れですねぇ

演出も、舞台も、照明も、ダンスも、そして音楽も、

全てが一体になったステージでした。

また一つの夢が音に乗って空に消えていくんだなぁ。

でもそれは、感動してくれた人たちの胸にずっと残っているんだろうなぁ。

それを願って・・・・


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