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2011年10月

おかやま山陽高校

来週の半ばに倉敷で中四国の小中学校の音楽の先生が集まる総会みたいなのがあって、

僕の中学の時の音楽の先生がそのお世話をされている関係で僕も演奏することになったんですが、

その合わせをしにおかやま山陽高校に行ってきました。


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今回は吹奏楽とラプソディインブルーをやるんですnote

県下でも有名な上手な学校なんですが、

びっくりした!!

ここまでうまいとは思ってなかったflair

いろいろうまくいかないところとかをレッスンしながらリハをしていこう、と思ってたんですが、

何も言うことなくて脱帽ですshine

それにしても、普段ピアノや弦の世界、

大きな世界でもオケしか知らない自分には、

ガッツリ体育会系の吹奏楽の雰囲気もまたビックリでした。

挨拶の時にみんなの礼が軍隊のようにピタッとそろって、

腰がきれいに90度に曲がってるbleah

生ぬる~い雰囲気のピアノ界には考えられないビシッとした世界です。

そういえば芸大の時も、管の階には恐くて行けなかったなぁ(笑)

今でこそ先生だから挨拶をされる側だからいいものの、

学生のうちは、先輩だと思ったら何時であろうと即座に「おはようございます!」と挨拶しないと怒られる、というcoldsweats01

いや、いいことだけどねぇ。

作陽は結構管がさかんなので、

学校全体にそんな風潮が根付いてる気がします。

すれ違う人にはとりあえず挨拶。

先輩はちゃんと先輩と呼ぶ。

芸大は個人主義ですconfident

まあそれもまた心地いいんだけどねgood

あ、話がどんどんそれました。

おかやま山陽高校の吹奏楽はすごく上手いぞ、というお話でしたclover

リハ後に記念撮影note


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おはようございます

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さぁ、今日も元気に出社ですsun

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野球好きではないですが…

午前中は広島の南区民センターで公開レッスン、

午後からはヤマハでアドバイスレッスンをしてきました。

半分くらいはいつも広島で見てるコ達だったのでわりとリラックスしてやってたんですが、

始めて会うコも何人かいて楽しかったですねnote

レッスン後は広島名物(?)「カープ鳥」で焼き鳥を食しました。


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串に全部選手の名前がついてたり、

ユニフォームとかいろいろ飾られてたりして、

僕自身は野球を見ない人なんですが、

なんだか楽しかったですhappy01

さぁ、明日も一日レッスンrock

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流浪の民

つかの間の東京滞在の後、

今日はまずは岡山に寄って11月3日のコンサートのリハ、

その足で広島までやってきました。

明日から2日間は広島のヤマハで公開レッスンとアドバイスレッスンですhappy01

あ、公開レッスンは南区民センターですが☆

今日東京を離れたら次に戻れるのは11月8日。

もう季節が変わってそうですね(笑)

その間に、

広島ー岡山ー北九州ー岡山ー北九州ー佐賀

と移動するわけですねbullettraindash

ジプシーだpig

そんなジプシーは、わざわざ東京駅で晩酌のためのワインを買ってきたのに、

ホテルのフロントで落としてビンを割ってしまったので(ホテルの方すみませんsweat01

セブンイレブンのワインで一人乾杯ですsmile

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綾瀬遠征

今日は久々の一日オフnote

というわけで綾瀬まで行ってきました。

足立区の千代田線の綾瀬じゃないですよ、神奈川県の大和市の向こうの綾瀬市ですnote

ピクニックに行ったわけじゃないですよ。

車検に出してたロードスターを取りに行ったですよhappy01

わざわざ電車で1時間半もかけて、帰りも1時間以上もかけてねぇ・・・

でも、もはやその辺のお店に飛び込みでは入れない体になってしまったんですよ。

倉敷で車をお願いしてたのは、いつもコンサートをさせてもらっている小田珈琲館の息子さんのお店「FORTUNE」。

一部の超車好きの間では有名な戸田レーシングで働いていて独立した方で、

もう、これでもかというくらい丁寧な仕事をして下さる方なんですね。

おまかせしとけば絶対に間違いがない。

「まああんまりこだわりないんで、適当に安く済ませて下さいよ。」なんて言おうものならふっ飛ばされそうなくらい(笑)、

職人肌の方なんです。

そして、車のことを聞くとどんどんしゃべり始めて止まらない。

そんなお店にずっとお世話になっていたので、東京に持ってきてもどんな仕事をしてくれるか分からないところに飛び込みで行くのはもはや怖いので、

紹介してもらったお店にはるばる行ってきたわけです。

それも、ロードスター乗りの間では有名なブライトニングというお店。

これまた適当な仕事は絶対にしなさそうな職人肌の方で、やっぱり信頼できる方に紹介してもらった方というのが一番信頼できますね。

それにしても遠かった(笑)。

西日暮里から千代田線に乗って代々木上原まで、

小田急線急行に乗り換えて相模大野、

そこから藤沢行きの各停に乗り換えて桜ケ丘まで、

そこからさらにタクシーで15分ほど。

だいぶ前に一時期厚木市に住んでたことがあったので、

その辺までいつも帰ってたはずなのに、

久しぶりに行ってみると小旅行みたいでしたcatface

岡山だと新見あたりまで行くくらいの感覚なのかな。

せっかくロードスターを東京に持ってきたんだから、

つくばサーキットとか富士スピードウェイとか走ってみたいなぁhappy01note

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譜読み

最近のすごいスケジュールを見て、

「一体いつ練習してるんですか?」とよく聞かれるんですが、

いつ練習してるかと言えば、

今練習してるんですnote

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新幹線は譜読みの場所ですhappy01

ものすごく練習しないと弾けない曲だったら無理ですが、

そこまで難しくない曲の場合、弾かなくても練習出来るもんなんですよ。

だって、指の動きも体の動きも全て脳がつかさどってるわけで、

その音にちゃんと体と指が移動して、その指が動けば正しい音は出るわけで、

まずは楽譜を見て音楽の流れと和声と表情と一つ一つの音を把握して、

それから頭の中で体の動き、指の動きをシミュレーションしていけば、

だいたいのものは出来るわけです。

あとは弾いてみてイメージしたのと違ってたり、思いがけず難しかったりするところをさらって、

頭で思い描いたものと実際に出た音を近づけていけばいいわけです。

そうやっていくと、結構合間の時間を使えば意外と練習出来るもんでhappy01

そうそう、「弾かなくても」と書いてますが、

逆に「弾かないほうが」練習になることもたくさんあります。

よくあるパターンなんですが、

レッスンであまりにも歌えないので声に出して歌わせてみると、

ピアノを弾いてるのと全く同じように歌ってしまうコがいます。

ピアノだと実際の打鍵のテクニックとか、あと音が減衰してしまうこととか、いろんな障害があるので、

歌ってみたら自然なフレーズ感になるだろうと思って歌わせるんですが、

全く一緒。

本当は

「歌うようにピアノを弾く」

ことをしないといけないのに、

「ピアノを弾くように歌って」しまうんですね。

結局、ピアノを実際に弾いて譜読みを初めて、毎日必死に練習してるうちに、

自分の出してる音がその曲のイメージになってしまうんですね。

そしたらそこから発展のしようがなくなりますよね。

これが、弾かずに練習してたら、難しいところでも何でも自分にとって最も理想的な音楽が頭に浮かんでくるんですよね。

後は、そこに向かって進んでいくだけ。

僕の場合は必要に迫られて弾かずに練習してるわけなんですが、

どうしてもピアノが目の前にあって時間もあったら弾いてしまうので、

この忙しい生活もなかなかいいのかもhappy01note

忙しくても心は落ち着いて音楽とともにある気がしてますしconfident

さて、思いがけず語ってしまった・・・・

譜読み譜読みdash

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リサイタル in 三原久井

今日は広島で一番長くお世話になっている、東広島の松元先生の主催で、

三原市久井町の三原市くい文化センターでのリサイタルでした。

2月18日の東広島・西条のあらえびす、4月3日の広大・サタケメモリアルホールに続いて、

3回目の有志主催です。

くい文化センター350席もあるので、土地柄的にも、そんなにたくさん入るんかいねー、と思ってたら、

見事に満席でしたscissors

ありがたいですねー。

こういう人のつながりで成り立ってるコンサートというのは、空気があったかいです。

それにしても、くい文化センター、

着いてみてビックリ。


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何もない(笑)

三原はいつも新幹線で通ってたから知ってたし、

久井町も、山陽自動車道に三原久井というインターがあるので知ってたんですが、

まさかこんなに奥のほうにあるとは!!!

たんぼの中に突然立派な建物とスタイリッシュな看板が現れます。


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隣にはこれまたカッコいい図書館も併設されてます
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ちょっと何歩か下がると、


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広島牛の看板も目に入ることでしょうtaurus

しかし、やっぱりこういうところはいいねぇ。

空気がいいhappy01

コンサート前でも、ちょっと散歩をしようかという気になります。

都会にずっといると情報量が多過ぎて、自然といろんなものから自分の心をシャットアウトするようになるんですが、

こういうところに来ると、目に入って来る情報は、

田んぼ、道、家、空

というくらいで、

だけどその空がすごくきれいだったりするとまた自然とそこに向けて心が開かれていきます。

そんな澄み切った空の元、

今日のプログラムは以下の通り。

リスト:愛の夢

ショパン:黒鍵のエチュード、木枯らしのエチュード

英雄ポロネーズ

バラード第1番

休憩

リスト:ソナタロ短調


………の予定だったんですが、2日前くらいふと気づくと、

前半が全部激しい曲だ(笑)

というわけで急遽ノクターンを2曲入れましたnote

あまりクラシックのコンサートに来たことのない方がたくさんいらっしゃるので、

静かに聞いて下さるか心配、と言ってましたが、

そこはもう、

いい演奏すれば絶対に皆さん静かになってくれるんです。

客席がざわつくのはそれは演奏家の責任ですから。

初めての方もこれで演奏会に足を運びやすくなってくれたら嬉しいし、

いつも来てくださってる方はまた次を楽しみに来てくださったら嬉しいし、

とにかく一つ一つ丁寧に、いい演奏をしていくことが大切ですねhappy01

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リスト:ソナタロ短調

やっぱり偉大な先人たちの録音を聴くことは大事だ。

もともと僕はすごく聞くのが好きなタイプで、

CDも山ほど家にあります。

学生時代は、家賃は奨学金でまかなえていたので、

コンサートでギャラが入ると、自転車で西日暮里から銀座のヤマハまで行って楽譜を何十冊も買うか、

新宿のタワーかHMVに行って(こっちはさすがに電車ですが)CDも山ほど買うかしてたものです。

一番たくさん聞いたのはラフマニノフの2番のコンチェルトで、

多分30種類くらいは録音あるんじゃないかなぁ。

ここまでたくさん聞いてる人はいないだろう、と思ってたら、

ラフマニノフの2番コンチェルトのいろんなピアニストの聞き比べの本が出ていて、

あの曲を聴くだけで本まで書いてしまうとは、

さすがに負けた、と思いましたがpig

それに次ぐくらいいろいろ聞いたのがリストのソナタロ短調。

なんせ初めてレコーディングした曲ですから、

とにかくいろんな人の録音を聴いて研究をしたわけなんです。

しかし、当時はホントに驚くほど弾けなくて、仕上がらなくて、

なんで他のピアニストはみんなここまでちゃんと弾けるのか、と自分のテクニックのなさを嘆いたものでした。

だって、70を超えたホロヴィッツのほうがまだ20歳の自分よりはるかに弾けてるわけですから。

普通に年齢だけ考えたら絶対ありえないはずなのに。

その時たくさん聞いた録音を、ここ半月くらいまたたくさん聞き返してます。

やっぱりホロヴィッツは別格。

録音なのにこんなに心に染み入る音が出せる人は、他にはいないですね。

生だったら、いい音を聴いた瞬間にホール全体の空気感が変わるような体験をした方もいると思います。

ホロヴィッツはそれを、スピーカーを通した音でも出来てしまうんですね。

一体生で聞いたらどれだけすごいものなのか。

聞きたかったな~~。

そういえば先日、「モーストリー」の取材で”ピアニストが語るピアニスト”というタイトルで、

伊藤恵さん、青柳晋さんと座談会をしたんですが、

お二人とも生でものすごいピアニストをたくさん聞いてるんですね。

特に伊藤さんなんか、

リヒテルもミケランジェリもグルダも聞いてるとか。

そして、僕のルーツとも言えるホロヴィッツの2度目の来日コンサート、

1986年のことだったので僕はその時7歳だったんですが、

青柳さんはそれを生で聞いてるらしい。

うらやましすぎる!!!

録音は後からいつでも聞けるけど、生はその時しか聞けない。

もう二度と聞けない存在になってしまうかもしれないし、

またコンサートをする演奏家でも、その時のその同じ音は二度と出せない。

最近忙しくてなかなかコンサートを聴きにいけてないけど、

なるべくいろいろ行かなきゃな~~。

そうそう、リストソナタの話でした。

他にiphoneに今入ってるのは、

ポリーニ、ツィメルマン、アルゲリッチ、コルトー、ギレリス。

久しぶりに今ツィメルマンを聴いてるんですが、

いいですね~~note

何よりもこの完成度!!

決して一音でゾッとさせる演奏ではないけれど、

緊張感が見事に構築されていて、どんどん引き込まれて持って行かれる。

たくさん方法論を知っている今こそ、

いろいろ聞いて方法論の縛りから解き放たれないといけない。

全ては解き放たれた時に始まる。

まだまだ道は遠いけど、

最高の一音を出す、

求めるものはそれだけかな。

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広島

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広島遠いなーaries

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リサイタル in 大阪

今日は久しぶりに大阪のフェニックスホールでリサイタルでした。

昼のコンサートというのは過酷なもので、

まだ体も起きていない、草木も眠る午前11時からリハなんですね。

何とかかんとかギリギリに着いて、ピアノをパラパラっと触った瞬間、

「何かが違う!」

そう、ピアノが新しくなってたんです。

最近スタインウェイのアクションが新しくなってずいぶん良くなったみたいで、

まだ半年という新しいピアノなのにそんなのを全然感じさせない素晴らしい音色でした。

何よりも弾いててすごく楽。

あまりリハで弾きすぎなかったのもあるし、

音が出やすいそのピアノにも助けられて、

すごく燃焼したけれど体はそこまでヘトヘトにならず、

いい状態で弾けました。

今日は特に幻想ポロネーズがうまくいったなぁ。

リストももちろん!

関西でももっとたくさんコンサート出来ればいいなーhappy01

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カワイコンサート in 高松テルサ

コンサート香川でのコンサートでもう2回も演奏している高松テルサ、

今回はいつもと少し風景が違ってカワイのピアノが置いてあります。

しかし、カワイのコンサート4回目にしてついにシゲルカワイが運び込まれましたnote

このピアノはホントにいいピアノです。

いつもは少しリハで弾いた後に、ここがこうであれをこうしてくれ、これじゃあ弾きにくい、とか

調律師さんにいろいろ要望を出して調整をしてもらうんですが、

今日はほとんどその必要がなかったです。

すこしピアノの位置を動かしたくらい。

何と言っても、SKの最大の武器はアクションのスムーズさ。

音色は少し前のベヒシュタインにも似たような、

素朴で木の響きを感じさせるものです。

リハしながら、少し音がぼんやりするかなぁとも思いましたが、

弾きこんでいくうちにどんどん鳴ってきて、

特に重みを最大限にかけて強音を出した時とか、

指のスピードを生かして鮮やかなパッセージを弾いた時なんかは、

スカッと抜けのいい気持ちのいい音が出ます。

ヤマハのこの前弾いたCFXも素晴らしかったし、

日本のピアノももはやヨーロッパのピアノに並ぶくらいの実力になってきましたね。

さて、今日のプログラムは以下の通り。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

リスト:愛の夢
ショパン:黒鍵、木枯らしのエチュード
バラード4番
ノクターン第15,19番
幻想ポロネーズ

休憩

リスト:ソナタ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

リハで弾きすぎたみたいで、最初のほうはちょっとうまくはまらなかったんですが、

バラード4番から世界が変わりました。

大学1年からずっと弾いてる曲ですが、ショパンの晩年の侘しさみたいなものをようやく出せる様になってきたかな。

そこからの、最後に変ニ長調の第2主題で限りなく光に近づくところなんかも、

今までそうしたいと思いながらも、

ここまであふれるような表現は出来た事がなかったなー。

前半終わりの時点で、ブラボーまで出て嬉しかったです。

前半がうまくいけば、もうあとはこっちのもんです。

休憩の間に落ち着いて、演技をする俳優の様な気分でリストのソナタを演奏。

リストという人は、人の心がどうやったら動くか、

どうやったら自分に目を釘付けにすることが出来て、

どうやったら涙を流させることが出来て、

どうやったら失意の底に沈ませることが出来るか、

全部知ってたんですね。

大きな大きなクライマックスに、

会場が水を打ったような静けさに支配される神秘的な部分に、

誰もが恐怖に身動き出来なくなる緊張感溢れる部分、

どの要素もどれだけ極限まで突き詰めて放出しても、全部音楽が受け止めてくれる。

シューマンのように身近な人に温かく語りかけるようなところはないかもしれないけど、

どこまで大きく膨らませても絶対に破裂することのない風船みたいに、

どんどんその音世界は広がって行く。

そしてホールの壁もなくなり、地面と空の境目もなくなり、

その舞台は宇宙になるんです。

久しぶりにこの曲を人前で弾いて、

リストの偉大さに改めて気付きました。

これはすごい曲だsign01sign01

さて、中一日置いて今度は大阪でリサイタル。

今日と同じくらいの燃焼が出来ればいいなーhappy01shine

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前橋汀子ヴァイオリンリサイタル in 姫路

前橋さんと初めて共演させて頂いたのは、

ちょうど2年前の10月1日のこと。

熊本での住友生命全国縦断チャリティコンサートでした。

それから2年してまた住友生命のコンサートでご一緒させて頂くとは、

なんだかご縁を感じる話です。

今回は初めてやるモーツァルトのソナタ(K.296)とブラームスの1番ソナタ「雨の歌」もありました。

前橋さん、合わせ1回目の時はまだ楽譜見てたのに、

いつの間にか本番は完璧に暗譜をしてきてた!!!

ソロの小品なら分かるけど、ソナタまで暗譜とはすごいですnote

それも、昔園田高弘先生に「君、暗譜で弾かないといけないよ。」と言われたからなんだそうな。

1回目の合わせは10月7日にやったんですが、

まさにその日が園田先生の命日だったらしく、夜には集まりがあるとおっしゃってました。

忘れもしない2004年の秋、

その前の年にエリザベートコンクールで審査員をされていた園田先生が僕のことを高く買って下さり、

次の年のご自分がされている若い音楽家のためのリサイタルシリーズに出させて頂くことになったんでした。

生き字引みたいな方だ、と方々から聞いていたので、是非一度いろいろお話を聞いてみたいものだと思い、

またおうちにうかがいます、と言っていた矢先に園田先生の訃報を聞いたのでした。

コンサートは11月20日だったので、リストのソナタだった予定を急遽ショパンの葬送に変えて演奏しました。

あれからもう7年なんだなぁ。

そんな日にたまたま前橋さんと合わせをしていて、

そして前橋さんと園田先生にそんなつながりがあったとは、

これもまたご縁を感じる話です。

一つ一つの事柄、一人一人の人間、

それらは一見バラバラに存在するように見えて、

どこかでつながっている。

横にもつながり、縦にもつながり、

世界は広がって行き、

脈々と歴史は受け継がれていく。

僕らは、いろんな人達が残した歴史の上に立って今を生きているんだ。

ところで、今日のお弁当はこんな感じでした。

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「神戸カツレツ弁当」

めちゃくちゃおいしかったんですが、

果たして前橋巨匠もこれと同じものを食べられていたのか?

結局聞けずじまいでしたdash

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芸大室内楽レッスン~最後の半年

3カ月ぶりに芸大に行ってきました。

今日から後期のレッスン再開happy01note

なんだかずいぶん久しぶりに行く気がするなーー。

芸大の非常勤は3年任期なので、もう半年で終わりです。

淋しいweep

なんかレッスンをしに行った、というより、

優秀な後輩たちと遊びに行ってた、って気がします。

実際、先生だなんて思ってないやつらもたくさんいるしねぇ(笑)。

まあ6つくらいしか歳離れてなかったりすると、ちょっと前にコンクールとかに出てた先輩だろうけどねぇ。

しかし、弦楽器の人達聞いてると、

音程ってものがあるのは大変だなぁと思いますね。

音程が変えられないピアノという楽器から見ると、

音程次第で表情も作れていいなぁと思いますが、

でもヴァイオリンを少しなりともやったことがあるので、

音程の大変さも少し分かるつもりです。

そんな僕も、弦のコに音程のことを口出し出来るようになったのはほんのここ3年くらいのこと。

それまでも、なんだか狂ってるなぁ、とかは分かってもどうすればいいか分からなかったんですが、

最近少しずつ分かるようになってきました。

分かるようになってくると、音程次第で表情まで自由自在に操ることが出来て、

楽しいですnote

しかし、そういう音程の指導ってピアノでは音を取ることが出来ないから、

なかなか難しいですね。

ピアノの人はピアノの正しい音程で全部合わせればいいのではないか、と思うかもしれないですが、

ピアノの平均律で音程を取ってしまうと、表情が平坦になってしまうんですよね。

ちょっと高くとか、ちょっと低くとか、調性によっても和声によっても表情によっても、

全然音の取り方が違ってくるので、

なのでピアノで音を取ったりしたらいけないんですよね。

だから、僕は決して単音では音を示さないんです。

「もうちょっと高く」とか「もうちょっと低く」とか口で言うんですが、

さすがにそっちの世界の音楽家ではないのでだんだんそれをやってるうちに分からなくなってくるので、

その場合は和音で弾くんですね。

いろいろピアノのタッチを操れるようになってきたら、

最初の調弦で同じようにAを出してるようでも、ちょっとしたタッチの違いでも相手が取る音程の高さが違ってくるんです。

ってことは和音を弾く時には、どの音をどんな音量でどんなタッチで弾いて、とかやってると、

本当は音程が変わらないはずのピアノも、自由自在に操れるように聞こえてくるんですよね。

ある先生は、ピアノもタッチによって音程が変わるというのが科学的に証明されてる、と言っていたそうな。

音程一つ取るのにもそれだけ気を使うわけなんですね。

だから、ピアノの単音を叩いて「ほら、この音でしょ。」なんて言っちゃ絶対ダメなんです。

ヴァイオリンの教室でも、やっぱりピアノから音程を取ったりはしないみたいですね。

そういえば、小さい頃友達について行ってたヴァイオリンの先生も、

「もうちょっと高く」のマークとか低くのマークとか作ってて、

ピアノの音は絶対出してなかったな~。

音程って、正しいものが出せればいい単純なもののように見えて、

その人の音楽性やセンスまで見えてしまうすごく奥の深いものなんですね。

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ネタ

しばらく本番がなかったり、大きな出来事がなかったりすると、

自然と食べ物ブログになってしまいますね~~delicious

松本さんのブログは食べ物ばかりだ、なんて言われたりしますが、

いいよねぇ(笑)?

いや、実際命をかけて食べ物のことを書いてるわけでもなく、

なんとなく書いてるわけなんですが、

食べ物の記事が楽しみ、って言ってくれる奇特な人も中にはいたりして、

それはそれでいいものですねぇhappy01

まあ、毎日毎日長い文章を書けばそれで面白いか、というとそういうわけでもないしねぇ。

毎日書いてたころは頑張ってたなぁ。。。

ネタが何もなくても何とかしぼりだしたり、

一つのことを何日にも引き延ばして書いたり。

大変だったけど、あれはあれで楽しかったnote

無理矢理書くことを考えてるうちに、どんどんいろんなアイデアが湧きあがったりすることもあったし、

突然突拍子もないことを書いたり、写真を載せたりして驚かせることもあったし、

毎日書く、というペースがあって初めて可能なこともたくさんありました。

今の、何かあれば書く、というのが精神的には一番健康的なんだろうけど、

でも、そうすると絞り出すことがなくなるね。

なるべく何もなくてもたまには書くようにしなきゃねshine

どちらにしても鉄則にしてることがあって、

人の悪口は書かない、愚痴は書かない、ということ。

か、書いたことないよねchick

気づかず無意識に書いてるとすれば、自分の至らなさに恥じ入るばかりですが。

のぞくといつも愚痴ばかり書いてて、

負のエネルギーに溢れているブログにだけはしたくないですからねぇ。

でも僕の場合、そうすると自分の中で全部処理して完結させ過ぎてしまって、

当たり障りのない内容になったりもするし、

それはアーティストとしてどうかと思うので、

その辺のバランスは難しいところやね。

そんなこんなでいろいろ考えながら、

自分を一番うまく表すことのできるブログとはどんなものか、を模索しながら、

今日も松本和将は進むのであったdogdash

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食べるラー油

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食べるラー油、

おいしいやつないかなぁtaurus

始めて食べたのが、以前鬼怒川温泉で買った、旅館の料理人の手作りのもので、

すごく美味しかったんですよね。

それ以来、市販のものを買っても満足出来ないlibra

贅沢な舌になってしまったものだcapricornus

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ポンヌフ

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珍しく夜に時間があったので、

両親と倉敷のフレンチ「ポンヌフ」に行ってきましたhappy01

おいしかった~~confidentnote

写真は取り損ねましたが、フォアグラがめちゃめちゃおいしかったっすdelicious

デザートもかわいかったshine

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ちなみに、この次の日も昼からかなりいいお肉をごちそうになったので、

やばいやばいpig

しばらくは粗食にしなきゃsmile

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今度はカマキリ

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壮大なプロジェクトが終わりました。

来た友人も生徒たちも、みんな楽しかったと言ってくれたので良かった。

いつもの普通のコンサートとはやはり違うし、音楽はPAも使ってるので、

そういうものに慣れていない人達にとってはどうかなぁ、と少し不安もあったんですが、 伝わったんですねhappy01

さて、いつもならプログラムを書くところですが、複雑過ぎて書けない(笑)

コンサートは3部構成で、1部はまるでミュージカルのように物語とともに進んでいきました。

幕が開くとまずは僕だけが目に入り、印象的なプーランクのナゼルの夜会をガツンと弾き始める。

そこは夜会の場面なんですが、ウィーンのワルツのように華やかで平和なだけではなく、

ミステリアスで怪しい香りもあり、ある種の暗さも同居している不思議な空間。

プーランクの不思議な音楽がピッタリですね。

そこに音楽家たちもみんなダンサーと一緒に、 夜会に出て行くわけなんですが、

練習の時はみんなぎこちないこと。

音楽家は楽器を持ってなくて音も出してなかったら、普通の人になってしまうんですね。

1人、師匠芦田田鶴子先生を除いてはspa

芦田先生は、ダンサーをも圧倒する様なオーラと立ち姿の美しさを、一切無理をすることなくナチュラルに発揮していました。

さすがっsign03

そんな音楽家たちですが、さすがに本番当日はみんな立派にカッコ良くなってて、

もともt音楽家のいるところは少しだけ照明を暗くして雰囲気を出そうということになってたみたいなんですが、

ゲネで一気にみんな変身して、 みんなにもバッチリ照明当てますんでよろしくお願いします、と演出家さんに言われてました。

そんなシーンの後は、 倉敷ジュニアフィルでもおなじみのヴァイオリンの中野さとる君が、 ダンサーさんと恋人役で出てきてヴァイオリンで愛を語る場面。

本人相当恥ずかしがってましたが、 本番はバッチリ決まってたねscissors

今回はジュニアで同じ頃にいた中野君や、チェロの中村康乃理君も参加してくれてて、

あとセカンドヴァイオリンの田中侑也君はヒロシマミュージックフェスティバルでずっと生徒で参加してるし、

長いこと知ってる音楽家たちと一緒に演奏するっていいことだなぁ、と感じました。

さぁ、次はお待ちかねの芦田先生の登場。

みんな芦田先生のダンスすごかったですね、って言うほどダンサーになりきってましたねcat

まずはサティの君が欲しいに乗せて、ウィンナーワルツです。

そのままソプラノの岡崎さんが引き継いで歌になり、 その次は今度は岡崎さんが華麗に変身して、ワイルドパーティーというミュージカルの歌でした。

そこまでで夜会の場面はいったん終わり、 それからいろんな物語が始まります。

えっと、何だっけなぁ、

芦田先生が冬将軍の奥さんのカミエラに粉していて、 昔は雪は黒かったけど、その奥さんに僕扮するオルフェが綺麗なピアノの調べを聞かせると、 奥さん変身していい人になって、それから雪は白くなったんだよ、っていう物語とか。

あー、なんか僕が後から文章にするとぜんぜん違う雰囲気になってしまうなー。

もっと素敵な物語だったんですが。

またアップしますね。

ちなみにそこではエオリアンハープを弾きました。

それからまた物語が変わって、 今度は女のコに恋するソルという役で、リストのソナタの後半を。

リストの少々強引に音楽を盛り上げて行くところなんか、無理やり女のコを自分のものにしようするソルにピッタリですね。

ここで僕の第1部の出番は終わり。

その後には芦田先生がオイゲン・キケロの枯葉を弾いてました。

全部耳コピしたみたいなので、すごいなぁ!!

そして第2部。

大変だった第1部と違って、第2部はすごくリラックスして臨みました。

まずはそれぞれのミュージシャンのソロ。

僕は最後に大好きなビルエヴァンスのワルツフォーデビーを弾きました。

ジャズの人みたいに同じコードの中でどんどんアドリブを繰り広げていくのは、そりゃあジャズの人のほうがうまいわけで、

クラシックの演奏家としてジャズをやる意義って何なんだろう、ってずっと考えた末、

かなりクラシカルなタッチで現代曲風な即興を弾きました。

その中に、時折ワルツフォーデビーのメロディーが聞こえてくる、という風に仕立てて。 なかなか楽しかったですhappy01

それから中野君のソロでスパニッシュダンス。

エレクトーンの田岡さんとともに、フラメンコ風ロックな感じにアレンジしてみました♪

そして、シネマ・イタリアーノ。

ここでまたお待ちかね芦田先生の登場happy01

しかも、客席から超セクシーな衣装で登場です。

小学生のころから知ってる自分の先生がそんな衣装で出てくるなんてcatface

僕が逆に恥ずかしいくらいですが、

でもかっこ良かったgood

その後、第2部は小さな小学生のダンスに合わせてサウンド・オブ・ミュージックのおやすみなさいを演奏して、

ほほえましく幕が下りていきました。

さぁ、第3部はメインのシューマンコンチェルト。

これだけいろんなジャンルのいろんな曲を演奏して、

演技とかもしながら、

果たしてシューマンの世界に入り込めるんだろうか、というのは結構心配だったんですが、

なんだかすごくいい精神状態で弾けました。

PAを通した音で、オケバックではないアレンジした状態だったのに、

シューマンが良かった、という声が多かったのが嬉しかったshine

本当に大好きな曲なので。

シューマンの優しさと哀しさに、演奏しながら泣きそうになります。

そして最後に物語が全部終わって、

アンコールとしてトロイメライ。

感動的な流れですねぇconfidentnote

演出も、舞台も、照明も、ダンスも、そして音楽も、

全てが一体になったステージでした。

また一つの夢が音に乗って空に消えていくんだなぁ。

でもそれは、感動してくれた人たちの胸にずっと残っているんだろうなぁ。

それを願って・・・・


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