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まつきとわたるとはなこのトリオ Vol.2 in 芦屋

勢いで決めたこのトリオの名前も、そろそろちゃんと考えないといけない気がするなぁ(笑)

なんかお笑いでもやりそうな勢いですよね。

なのにやる曲はこれ以上ないくらいシリアスな曲という・・・cat

しかし、ホントにすごい曲です、チャイコのトリオ。

よくぞこんなものを書いたな、と。

テクニック的には確かにピアノコンチェルトのほうが難しいけれど、

必要な集中力や精神力、気迫、気合、

すべてにおいてこのトリオのほうが大変です。

あ、弦の二人は単純に弾くだけでもコンチェルトより大変って言ってるtaurus

そんな大変なことを、3人ともほとんど休みなくずっと弾いてるので、

凄まじくならないわけがない。

それでいてなおかつ、勢いで弾き倒すような演奏になってはダメなので、

ちゃんと心の奥深いところに沈み込む静かな精神状態も必要で、

音楽家としての極限を試されるような曲です。

3人でずいぶん長いことこの曲と向き合って、

最近、自分たちなりのこのトリオの音楽像がかなり強く出てきて、

どんどん音も変わってきた気がするなぁ。

この曲で一番好きな録音は、

コーガン、ロストロポーヴィッチ、ギレリスのもので、

上里はな子師匠もかなり感動してた録音だったんですが、

実は昨日久しぶりに聞いたら、以前ほど心に訴えかけるものがなかったんです。

もっとここはこんな風に歌いたいのになぁ、

ここだったらヴァイオリンからは、チェロからはもっとこんな音が聞こえてくるのになぁ、

って思いながら聞いてる自分がいて、

それって、すでに自分のやりたいことというのがかなりの次元で確立されてるってことなんですよね。

あ、彼らよりうまく弾ける、とかそういうことでは決してないので。

念のため。

頭の中ではね、もっとすごい音が鳴ってるんですよ、きっと。

あとはそれを完全に音にするだけ。

って、そこが難しいわけですがshine

そんな思い入れの曲なので、その思いは聞いている人にもきっと伝わっていて、

昨日は小さなサロンではあったものの、もしくは小さなサロンだからなおさら、かもしれないけれど、

お客さんもみんな一体になって怖いほどの静けさと緊張感を生み出していました。

後ろのほうで聞いてた人に聞くと、

会場みんなで一緒になって体が動いていたそうです。

良かった~~shine

あ、ちなみに会場は、

3月12日の震災直後に非公開コンサートで漆原啓子さんと演奏した、

芦屋のSalon Classicというところです。

その3月12日がこけら落としだったんですよね。

オールドの素敵なスタインウェイが置いてあって、

室内楽にはもってこいのサロンですconfident

さて、広島でもう1公演good

二日続きじゃなくて良かった、というくらい3人ともバテバテで、

チェロの向井おじさんは、奈良のおうちまで帰る元気がなく大阪市内のホテルに泊まるそうです(笑)。

少し休んで、次も頑張ろrock

待ってろよ~~、ヒロシマ!!!

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コメント

チャイコ以外も面白かったッス♪

投稿: kevin | 2011年8月 3日 (水) 08時47分

はじめは、間違えて控え室に入っちゃったかと焦るくらいサロンでしたが、今思うと、信じられないくらいの贅沢な空間でした!本当に、全身、表情、呼吸から、凄い精神というか意識状態が表現されていて音になって…。凄い場所と空間にいてたこと…言葉がないです。

投稿: うらうらら | 2011年7月27日 (水) 00時07分

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