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NoAコンサートVol.2~未曾有の震災の中での音楽の役割

地震の影響で次から次へとコンサートが中止になっている中、

NoAコンサートVol.2は予定通り行われました。

もしかしたら本番中に地震が来るかもしれない、

大規模停電で途中で中止にしないといけなくなるかもしれない、

原発の状況は一体どうなってるんだろう、

そんなたくさんの不安の中でのコンサート、

もちろん来る予定だった方が皆さん来れるわけではなくて、

お客さんも半分くらいだったのかな、

そんなコンサートですが、

やって良かったなぁと心から思います。

しかも、こういう状況の中にあって、

モーツァルトの、明るさの中に儚さと哀しさが同居しているような音色は、

心の中にスッと風が通り過ぎるように入り込んでくるのでしょう。

今は、

「ほら、何があっても前向きに力強く歩いていこう。」と励まされるベートーヴェンでもなく、

「僕はこんなに傷ついて生きてきたんだよ。(だからあなたも・・・)」と傷を共有してくれるショパンでもなく、

何も言葉を発しない、全てを表すように微笑むだけのモーツァルトが、

一番心に寄り添ってくれるように思います。

23番のコンチェルトの何と純粋で哀しいこと。

全てがありすぎて逆に何もない、

そんな世界なのかな。

コンサート後に話した方が、

東北の被災地の方々は、我々が思っているよりはるかに前向きに、みんなで励ましあって生きている、

と言っていました。

首都圏も大変な状況ですが、

まだまだ元気な僕たちまでふさぎこんだり焦ったりしてしまっては、

日本を立て直す人がいなくなってしまう。

なので、

いつも通りコンサートがあって、

そして、いつも通りではない、

もっと心が救いを欲している状態で音楽を聴けたというのは、

一つの光になるのではないかな。

少しずつ、

少しずつ、

首都圏の生活と心をいつも通りに戻していくきっかけに、

音楽がなってくれればいいな、と思います。


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コメント

今日の日記、

一字一句、とても腑に落ちるというか

一文一文、とても説得力がありました。

音楽と言葉は似ているのかもしれませんね。


余談ですが、23番のコンチェルトは

私が中3の秋、、不登校になりそうなときに

励ましてくれた曲です。(笑) 今でも大好きです。


こんな美しい世界があるのなら、それをいつも傍らに置いて

頑張れるかも、と思ったような記憶があります。

投稿: あきこ | 2011年3月24日 (木) 23時57分

ピアノコンチェルト伴奏(?笑)とても楽しく弾かせて頂きました
私はえーと、ピアノの鍵盤の逆側で、向き合う所で弾いていた者です(笑)
イロイロ複雑な気持ちでしたが、弾いている時は幸せでした。
弾いてよかったと思えるコンサートでした
アンコールのブラームス初めて聴きました。悪い『気』を吸い取って貰った感じで、す~っと気持ちが楽になりました。
正に癒し(=´▽`=)
帰り道、数人お客様が鼻歌混じりに歩いていらっしゃいました。
こう言うのちょこっと嬉しいですね

投稿: 青海苔 | 2011年3月22日 (火) 11時40分

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