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フラッシュバックする記憶 ~厚木~

今日は、明日の日フィルのコンサートのリハーサルで、

はるばる秦野まで行ってきました。

小田急線で狛江から1時間ちょっと。

と、遠い・・・sweat01

のんびり、半分行楽気分で音源聞きながらボーッとしてると、

「座間」という文字が目に飛び込んできました。

そうか、ここは座間だsign01

その瞬間甦る数々の情景。

僕は一時期厚木に住んでたことがあるんです。

でも、本厚木の駅からはあまりにも遠くて、座間の駅を原チャで使ってたんです。

ベルリンに住んでたころだからそんなに日本にいたわけではないし、

足掛け2年もいなかったので、

狛江のように根付いたわけでは全くないんだけど、

それでもやっぱり一度住んだところには思い入れが出てくるもの。

いろんな記憶が一気に押し寄せてきて、懐かしくなりました。

こういう時に思い出すのって、なぜだか、別にどっちでもいいような風景だったりするんです。

いつか座間駅前の交差点でふと右を向いてみた時の風景。

駐車場があるかどうか探しに海老名駅前まで行ってみた時の、踏切のところの道がカーブしているその風景。

ある日の夜タクシーに乗って帰っていた時の、田んぼの中の道の暗い、

平坦な風景。

確かなのは、なんとなくその場所のことを思い出しているんではなくて、

その日見たその風景がそのまま浮かんでくる、ということ。

特別な日ではないし、特別なことも起こってないけれど、

なのでいつだったのかは思い出せないけれど、

でも、同じ場所だとしても、間違いなくその日に見た風景。

そして、だいたい記憶の中に現れる風景って、

曇りかそれより暗い天候なんですよね。

もしかしたら晴れていたのかもしれないけれど、僕の頭の中で変換されてるだけかもしれない。

それか、映画のワンシーンみたいに、

晴れてるのに、なんだか一人取り残されたような、一つ幕を隔てて見ているような、

そんな感覚に変換されるのかもしれない。

記憶って不思議。

フラッシュバックしてきたいろんな情景を抱きしめながら、

後ろを向いたまま歩いていく、

そんなスタンスが僕にとってはちょうどいいのかもしれない。

心の引き出しから忘れてたものたくさん引っ張り出して、

それが音のかけらになってホールの空に散っていく、

そんなふうになればいいなぁ。

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コメント

 切り取られた一枚の写真の様に刻まれているのだろうかと私も思う事があります。 あの感じって不思議ですね
 たまたま光が差し込んでいたらその光も切り取られていたりして。 
 セピア色の写真が何故かノスタルジックに感じるのはそんな記憶の色彩から来ているのかもしれませんね。

 厚木近辺に友人が住んでいたので私も座間に行った事あります。 何にもない田舎だったけど今はどうなっているんだろう。。。。

 

投稿: 商店街までの走り屋  | 2010年5月 9日 (日) 08時22分

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