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2009年10月28日 (水)

シューベルトとメンデルスゾーン

最近、レッスンでシューベルトを久しぶりに弾いてみることがあったんですが、

やっぱりシューベルトいいなぁ

19歳くらいの時に作ったイ短調ソナタ。

まだまだベートーヴェンっぽいがっちりした形式のものを作ろうとしてもがいてる感満載ですが、

突然シューベルトらしい美しくてはかないメロディーが出てきたりするんですよね。

どこまでも澄んでいて、清らかで、

なのに、「いったいその年でどれだけのものを心の中に抱え込んでるの?」と言いたくなるような表情がこもっている。

あの世との境界線が見当たらないような、

つらいこともさみしいことも山ほどあったけど、

どうせ人間は無から生まれてきて無に帰すんだ、

って言ってるような表情。

これが後に、本当に自分が死ぬことが分かった後は差し迫った苦悶の表情を見せたりするんですが。

そして、その後には、少年の青いあの世への憧れではなくて、本当の意味で全てを諦めきって浄化されたような美しさにたどり着きます。

でもまだこのソナタは、そこまではいかない、異常なほど多感で純粋で、だけどいろんな負の感情、世の中の暗い部分も知ってしまった少年のモノローグ。

特に2楽章とかは泣けますねぇ。

19歳かぁ。

50歳になってもうまく弾けるような気がしないな~~

そして、メンデルスゾーン。

小田珈琲館での漆原さんとのコンサートで、ソロで何曲か無言歌を弾こうと思ってるんですが、

この人もまた非常に澄んだ音楽を作りますね~~。

ただシューベルトと違うのは、何不自由ない豊かな育ちで、才能にも環境にも恵まれ、いろんな意味で成功していたこと。

なのでシューベルトのように、突然心の奥底の暗い淵を微笑みながら覗き見せられるような感覚はありません。

その代わり、すべてに恵まれていたからこそ感じていたのかもしれない空虚感、みたいなものがじんわりと胸に染みてきます。

春の歌とか、あんなに単純で美しい曲なのにねぇ、

なんかどこかさみしげというか、やっぱりはかなげというか。

メンデルスゾーンは、3番の交響曲「スコットランド」とかは大好きだったんですが、

他の曲はだいたいなんか物足りない感じがしてたんですよね。

でも、今回いろいろ弾いてみて、ちょっと魅力を感じ始めました。

ちょうど今年はメンデルスゾーンの年だしね

結構知ってたはずの作曲家でも、どんどん新しい側面が見つかるもんですねぇ。

いろんな曲を演奏して、いろんな作曲家を奥深くまで知りたいな。

ピアノは曲数が多いので、駆け足でやっても一生に全部の曲なんてなかなか出来ないだろうけど。

ベートーヴェンのソナタすらまだ半分も出来てないもんなぁ。。。

でも、急ぐと掘り下げられないし。

ん~~、時間がたくさん欲しい

睡眠時間を削りたいくらいの気持ちですが、睡眠も欲しい

というわけで、おやすみなさい

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コメント

「どうせ人間は無から生まれてきて無に帰すんだ」
  というフレーズに反応しちゃいました。
人は元々無から創造され得たかも知れませんが
  無に帰す訳ではないし
 前世というものは確実にあってこそ今があるのだ
   ということを、
  ここ数年つとに知らされています・・・。

つい最近では『小桜姫物語』という素晴らしい御本で
 またもや実感させて頂きました。

もし一度でも読まれると
 また素晴らしい御力を発揮できることになるかも
  知れないですね、。。♪

16番って19歳ごろに書かれたのですねおっしゃる通りベートーベンっぽくしようとしてるケド…って感じがしますでも果てを知った19歳ですね…

無言歌集楽しみです少ししか知らないのですが甘い思い出が好きです


2日楽しみです!

ちょっと前、某所でメンデルスゾーンの1番のシンフォニーを聴く機会がありました。
年齢的にはまだ子どもと言っていい時期のもの。
・・が、これが・・・
びっくりしました、ほんと。天才ってこういうものかと思いました。ありとあらゆるものを抱えて生まれ、それを小出しにしたり、形を整えたり変えたりしてその後の人生を生きていくのかあ・・とまで思ってしまいました。
・・・・・私のような「超」のつく凡人の言うことではないんですが(笑)。

松本さんのシューベルト、すごく期待してしまいます。
なかなか弾いてくださらない感じがあるのですが、ということは実はすごく大切な作曲家なのでしょうね。
・・じっとお待ちしています(笑)。でも、松本さんが50歳になられた時、私は・・・?
健康に気をつけておきます(笑)。

松本さんすご~い!
今半分寝ぼけ(Θ。Θ)ながら拝読したら目が覚めました
(・ω・)/
素晴らしい~
このまま雑誌に寄稿できますね

シューベルトさんは~光の中を~清らかな清流が流れていて~でもその清流の底を見ると~宇宙の星空の深淵が広がっているような~
そんな光と闇を感じます。

松本さんのシューベルト、素晴らしいでしょうね(←すでに泣いている)
いつか拝聴したいです。

メンデルスゾーンさんも「無言歌」が好きです。
風にそよぐ高山の花みたいでいいですよね♪

では乱文お許し下さい♪

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