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おばあちゃん

ちょうどコンサートの当日、23日の午前10時過ぎ、

うちの祖母が亡くなりました。

次の日朝5時起きで特急に飛び乗り、お葬式に直行。

ずいぶん前からもう何日か何週間か、という感じで言われていたし、もうすでに長生きだし、

ある意味覚悟は出来てたのですが、

やっぱりさみしいな。

というかむしろ、実感が湧かないな。

階段を上がると左側がおばあちゃんの部屋で、右奥が僕の部屋なんですが、

なんか今でも明かりがついていそうな錯覚を覚えます。

3月から入院してたんだけど、その時もふと部屋が明るいような気がして。

僕の部屋の明かりが反射してるだけだったりするんですが。

なんだか、死という大袈裟なものではなくて、いつもどおり部屋にいたのにある日ふと煙になって消えてしまったような、そんな気さえします。

でも、ほんの2週間前に病室で会話を交わしたのに、今はもうどこにもいないんだということに気づくと、突然悲しみが込み上げてきたり。

お葬式から一日明けて、今日は夏かと思うような陽気。

何事もなかったかのように、突き抜けるような青空。

亡くなったという知らせを松本で受けた時も、なんでこんな日にこんなに晴れ晴れとした空なんだろう、というくらい清々しい晴れの日でした。

でも、お葬式の間だけは雨が降っていて。

その何時間かだけ。

何かがそうさせてるかのように。

あとは、いつも通り晴れ。

いつも通りの日常が流れていて・・・

きっとそれでいいんだろうな。

うちに帰ったらいるような気がしてて、

階段を登れば明かりがついてるような気がしてて、

そして時間の流れがいつの間にか、もういない人なんだということを自然と悟らせていく、

そんな感じでいいんだろうな。

でもなぁ、もう一日だけ待ってくれてれば。

ギリギリ間に合ったのに。

それだけが残念です。

こういう職業柄、お葬式に出られただけでも幸運なことなのかもしれないけど。

母方のおじいちゃんが亡くなった時も、やっぱりぎりぎり死に目には会えなかった。

でも、ベルリン留学中にも関わらずちょうど日本にいたってことは、すごく幸運なことだったんでしょう。

お葬式にも出られなかった友達もいるしねぇ。


おばあちゃんの最後は、苦しまずに眠るように逝ったということだったんで、それが何よりです。

「いい人生だったな」と思ってくれてるかな。

見守っててくれてるかな。

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日記」カテゴリの記事

コメント

 突然やって来る受け入れ難い死

覚悟していたけれど迎え入れなければいけない死

 それぞれ受け止める、また残される者に取っては重たい現実なのだと思います。
 今までは自分がどこに居ても存在していた「存在」が、消えて無くなってしまう事実を受け入れられる様になるには一定の時の流れ必要なのかもしれません。

 日を同じくして、友人の父親が亡くなり葬儀に参加して参りました。 彼女は一人娘故父親を見送ってしまった後はこの世でたった一人になってしまいました。父親が亡くなってしまった事実よりも家族がこの世に一人も居なくなってしまった事実の事の方が心に重くのしかかりました。 歳を重ねれば重ねる程、自分が存在する事への責任もまた積み重なっていく‥‥‥そんな想いで式を後にしました。 生きている事自体に責任があるのだと自分が家族を持って感じる事があります。自分のためだけにある命でないと気付いた時、あらためて授かった命を生きぬかないといけないとも思います。
 生涯で一度しか訪れない別れをどうやって心置きなく迎える事が出来るのか。。。生きている間中の課題です

投稿: 商店街までの走り屋 | 2009年5月28日 (木) 14時05分

松本さん、お寂しいですよね。でもおばあ様にとって松本さんは大切な自慢のお孫さんだったと思います。
想っている限り、時間や空間を超えてその人は存在し続けると思います。死って「忘れること」が本当の死かもしれません。
今佐治晴夫氏の 「からだは星からできている」を読んでいます。松本さんにも読んでいただきたいような本です。
松本さん、おばあ様は松本さんの中にいらっしゃいますから、元気だして下さいね。

投稿: 眠り猫2 | 2009年5月27日 (水) 00時28分

寂しいですね。ホントに寂しいだろうと思います。でも、きっと長くて辛かった闘病生活から、ようやく解放されて良かったですね。天国で幸せにしていらっしゃる事と思います。合掌。

投稿: ぽり | 2009年5月26日 (火) 23時44分

おばあちゃまにとってきっと松本さんは自慢の孫だったでしょうね。すっごくおばあちゃん孝行してさしあげたと思います。
きっとこれからもずっと守ってくださると思います。

投稿: あきこ | 2009年5月26日 (火) 08時07分

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