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ピアニストの練習方法Vol.2

さて、今日は自分がどう練習してるかというよりも、いろんなコを見てて気になったことを。

主に「キチンと弾く」というために気をつけることです。

レッスンしていて、そのコの家での練習方法まで見えてくるようなことがよくあるのですが、

もちろん、練習をしていない、なんてのは論外として(笑)、

せっかくたくさんの時間を割いて練習してるのにその時間が無駄になってしまうようなやり方でやっている人が結構います。

例えば、何度も何度も繰り返してるのに何のために繰り返したかを全く自分で分かっていないような人。

「なんだかうまく行かない」と感じて、アワアワともう一度繰り返してみて、またやっぱり何かがうまく行かない、そしてもう一度繰り返す。

端から見てると、直さないといけないところを何一つ気をつけれていなくて、何も良くなっていないばかりか、毎回あちこちで悪いところが現れています。

そういう人は一度手を止めて、どこがうまく行かなくてそれがなぜなのか考えて、もう一度繰り返す時はそこにものすごく気をつけて、そして直ったかどうかしっかり自分の音を聞きながら(←ここが大切)練習することが必要でしょう☆

あと、通して弾く時にもちょこちょこ止まってしまう人もいますね。

そういう人は、練習の時にもしょっちゅう止まってるんだと思います。

そして止まった時に、その場所か、もしくはさらに悪いと一つ後の音から弾き始めているようなケースが多いような気がします。

そこまでの流れの中で何か難しいことがあって止まってしまうわけだから、そこだけ弾けば弾けてしまうのは当たり前なことで、少し前からもう一度弾かないと弾きなおす意味がありません。

そして、本来のテンポで止まり止まり弾くだけではなくて、ゆっくりでもいいから絶対に最後まで止まらずに弾ける練習もすること。

そういう人は集中力も散漫になっていることも多いので、

「止まったらもう1回最初から弾きなおすんだよ。最後まで弾けるまで今日は終わらないよ。」

なんて言った途端、いつもより高い集中力が発揮されて弾けたりすることもあります。

そういえば、だいぶ昔に読んだ音楽雑誌に、

本番で間違えてしまうのは練習でも間違えて弾いていて間違い癖がついているから、

練習する時から一音たりとも間違えずに弾くようにしなければいけません。

間違えてしまうのであれば、間違えずに弾けるくらいのテンポから弾き始めないといけません、

なんてことが書いてあって、

勢い人生全盛期だった僕は、「なんじゃそりゃ?」と一笑に付していたのですが、

今はその意見も分かるような気がします。

この前サロン・テッセラくらび舎で弾いたポロネーズ第5番は、

外してしまう音がないように丁寧に丁寧に練習したお陰で、僕にしては珍しいくらいミスなく弾けました(^^ゞ

指がその音にスッとはまっていくような感覚は、なかなか今までなかったので新鮮でしたね♪

その点、長年弾き続けてるような曲は、今からミスを全部なくそうとしても癖がついてしまってて、なかなか難しいですね。

ただ、外さないようにだけ考えて練習するっていうのはすごく極端な話で、音楽的なものが何もなくなってしまう可能性があるので、その辺のバランスをうまく取ることが大切でしょう。

1回は音楽的なイメージを優先させて、少々弾けないところがあっても自分の弾いてみて、1回は外さないことに集中して練習する、

そんなペースがいいのかな。

いずれにしても、今日書いたようなことはキチンと弾くために大事なことだけなので、

それは音楽にとって単なるスタートラインに過ぎなく、一番大事なのは昨日書いたようなイメージを再現することだから、

昨日のようなことを意識するほうが大事かもしれません。

特に日本でピアノをやっているコには、とりあえず間違いなく弾けてるだけの人のほうが、ミスはあっても音楽的に弾けてる人よりきっと5倍くらいはいるだろうから、なおさらそうでしょうねcancer

しかし、こんな偉そうにいろいろ書いてるけど、人に意見すればするほどそれがそのまま演奏する時の自分に跳ね返ってくるんだよなぁcoldsweats01

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コメント

こんにちは

ゆきんこvirgo
「これはゆきんこのことだね~(゚ー゚;」
と話しながら読ませていただきました。
本当にそのとおりear

日付があれっsign02
14日??

松本さんは予知能力eyeがあるんじゃあない??

またsoon書き込みさせていただきます。

 

投稿: 越後ゆきんこの母 | 2008年10月17日 (金) 09時14分

はじめまして、以前演奏会で何度か演奏を聴かせていただき(アンドレアス・ケルンさんとのコンサート、ブラームスのコンチェルト1番、チャイコンなど)、熱情やラフマコンチェルトのCDも聴かせていただいており、いつも素晴らしい音楽に感動しております。
初めての書き込みでこんなことをコメント欄で書き込むべきではないのかもしれませんが、どうかご了承ください。
ピアニストの練習方法、読ませて頂きました。本当にその通りだと思います。読ませて頂いて、日々の自分の練習の甘さ、思い当たるところが多々あり、もっと自分に厳しく練習しなくては、と思いました。
ところで、ショパンのエチュード(その他エチュードにも当てはまるかもしれません)についてですが、自分の場合、弾き込んで暗譜してある程度のテンポで弾けるようになっても、事前の練習がないと(例えば移動の時間の後レッスン最初でいきなり弾くとか、リハから少し時間が空いて演奏会で弾く、朝起きていきなり弾くなど)、事前練習した後に弾く場合に比べ、どうしてもミスタッチをしてしまいます。レッスンなどでも始めに弾くより後に弾く方が調子が出てくるような気がします。(指の筋力や集中力とも関係があるかとは思いますが…)
勿論、レッスンや演奏会で弾く場合は事前に指慣らしをしたり練習はしていくのですが、特にエチュード(10-1,8など)となると一発目は難しいです。
しかし、ピアノを学ぶ人にはいきなり弾いても弾けるようになることも必要かと思い、どうにかそのようになりたい、と思います。ピアニストの方々は日々エチュードなどを演奏会で弾かれる機会も多く、アンコールなどでもいきなり弾かれる場合もあるかと思いますが、何かその点工夫などされていらっしゃいますでしょうか。
本当に僭越ながらこんな所へ書き込みさせていただき、申し訳ありません。ご迷惑でしたら消去お願いいたします。

演奏、この所お聴きしておりませんが、また演奏会お伺いさせていただきたく思います!
これから寒くなってまいりますが、お体お気をつけ下さいませ。
本当に失礼いたしましたm(__)m

投稿: blumen | 2008年10月16日 (木) 23時58分

初めましてconfident
ときどきブログをのぞかせてもらってます。
練習方法・・・私もこの頃気になっていることですshine
わたしは声楽を勉強しています。
ルートヴィヒのような安定した深い音色を私も出したいsign03と、
日々少しずつマシになっていると思いながら、今はまだ8小節の練習曲が練習のメインになってますbearing
マーラーの歌曲、シューマン、ヴォルフなどなど、歌ってみたい歌曲はありますが、
今は少し歌うだけで我慢してるとこです。
自分の声にはどんな声がひそんでいるのか、
ドキドキ手探りの練習ですが、どの音も深く出せるようにheartが目標です。
どんな音楽にしたいかイメージを持つ。
イメージがもっともっとわくと、繊細な表現も練習していたらいつの間にか出来る。

明日の練習へ向けて、パワーアップできましたhappy02
eyeペットブログも楽しませていただいてます。また載せてください!!

投稿: アンチョビ | 2008年10月15日 (水) 22時01分

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