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春の中の孤独

春爛漫。
誰もが太陽の光に身を任せ、春の喜びを体中で享受している。
木の葉の擦れ合う音に混ざって小鳥の鳴き声が聞こえてくる。
まるで、世界はこのまま永遠に春のままではないかと思えるほど。

そんな中でスプリングソナタ。
うん、いい。
ピッタリだ。
インスピレーションがどんどん湧いてくる。

でも、そんな中で幻想ポロネーズ。
全く入り込めない(*_*)
これは困った。

ワルツの9番10番あたりなら、確かに悲しい曲ではあるけれど、特に打ちひしがれるようなこともないのに窓の外を曇った表情で見つめ、そんな自分に酔っているような感じやすい青年の音楽、というような趣があって、
弾くほうも何となくその気になればそれで大丈夫な気がする。
逆にあまりにも入り込みすぎると変に真実味がありすぎて、どこかフワフワと浮遊しているようなこの曲の美しさを表現出来ない気がする。

でも、幻想ポロネーズは違う。
ショパンは本当に苦しんだのだと思う。
この曲の調は、実は変イ長調。
長調のはずなのになぜこんなに苦しくて孤独なのだろう。
この曲を聞いて、これがあの輝かしい英雄ポロネーズと同じ調なのだと思う人はあまりいないだろう。
本当に苦しんで、でもその苦しみに真っ正面から立ち向かおうという決意と、でももうどうしようもない、もう全ては終わってしまったんだ、というような諦観が同時に存在しているよう。

そんな曲だから、表面だけの耽美的、陶酔的なな悲しみではなく、ショパンと目を見て向き合って、その苦しみを共有しないと弾くことができない。
少なくとも僕は。
そんな中、窓の外はあまりにも朗らか過ぎる。

本当はでも、どんな時でも、どんなところでも、スッとそのモードに入り込めないといけないんだろうなぁ。
じゃないと、まだまだ本物じゃないのかもしれない。
この曲もまだまだ弾き始めたばかり。
これから何年も何十年もかけて自分のものにしていけばいいのかな。

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コメント

お疲れ様です。
ブログの更新、毎日ご苦労様です。、
ピアノの鍵盤とPCのキーボド
一日怠ると指先の感覚や感性が・・・・・
あまり無理しないでください。
狛○は雨が続いて憂鬱です。
今はドイツワインのリースリングのQBAを
飲みながらメールしています
明日は○江の市長選です。
ドイツから帰ってきたら
美味しいソーセージの話を
是非聞かせてください。
色々と大変とは想いますが
御身体を御自愛下さいませ

投稿: SAKURA | 2008年6月22日 (日) 01時26分

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