新年2つめのコンサートは、
これもまたお馴染み、さいたまの柏屋楽器さん主催の「音の玉手箱」シリーズでした。
気づけばもう6回目。
毎年この時期、それから公開レッスンのある夏には、
いつも浦和に向かうという感覚がいいですね
「さぁ今年も行くぞ!」と車に乗り込みキーをひねり、
喜びのエンジン音とタイヤのスキール音とともに一路ホールへ・・・・・・
と思ったらエンジンがかからない。
どうもバッテリーが上がってしまったようで(笑)
仕方ないので急遽駅までタクって、電車に乗ってホッと一息・・・・
と思ったのもつかの間、京浜東北線に乗らないといけないのに向かいの山手線に乗っていて、
気づいたらもう大塚で・・・
また田端まで戻り、京浜東北に乗り換え南浦和まで。
なかなか前途多難な一日の始まりでしたが、
コンサートではバッチリ弾けたので、全てはそのための布石だったのでしょう
今日のプログラム
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ラフマニノフ:プレリュード嬰ハ短調Op.3-2「鐘」
シューマン:子供の情景
ショパン:小犬のワルツ、ワルツ嬰ハ短調Op.64-2
黒鍵のエチュード、木枯らしのエチュード
―――― 休憩 ――――
ブラームス:3つの間奏曲Op.117
ショパン:幻想ポロネーズ
リスト:メフィストワルツ
(アンコール)
ショパン:バラード第1番
子供のコンサートにしてはちょっと難しい曲が多かったかなぁ。
でも、みんなホントに静かに聞いてくれました
「幻想ポロネーズが良かった」とサイン会で言ってくれた子供もいて、
意外と大人が思っているより子供のほうがどんな曲でもすっと理解出来たりするんですよね。
演奏者が本当に心をこめて演奏すれば、ですが。
今日はどうやら関東では久しぶりのリサイタルだったようで、
いつも来て下さるファンの方々もすごく喜んで下さいました。
久しぶりというのもあると思うんですが、
なんだか今日は褒め殺しにされ(笑)、
たくさん嬉しい言葉ももらいました。
「どんどん上がってますねぇ。」とか
「毒素が増してますねぇ。」とか(笑)。
普通に何事もなく平和に暮らしていても、みんな何かしら心の中に抱えていて、
そういうものにハッとさせられるような瞬間がある、とか。
そうだ、そういう音が出したかったんだ。
日常生活では表に出せないような感情、
表に出してはいけなような感情、
人には言えない苦しみ、
うずまく暗い感情、
心の中に針が刺さったままでいるような感覚、
あえてそこにグサリとメスを入れて、引き出すような音。
思えば、好きなピアニストもみんなそんなタイプ。
ホロヴィッツ、フランソワ、ケンプ、ギーゼキング。
温かくて幸せいっぱいな音を出す人は物足りなく感じてしまうんです。
もっとえぐってくれよ、と思ってしまう。
そんな自分の理想とする音に少し近づいてきたのか。
それでも、今までみんなが自分に言ってくれたような「温かい音」「優しい音」っていうようなものも失わずにいたいな。
欲張りかな、これは。
さて、音楽家としてこれからどう変わっていくのか。
変化は果たして進化になるのか。
正念場だなぁ。
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