―――― コンサート情報 ――――

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差し支えなければお住まいの(情報の欲しい)都道府県も書いて頂ければ、その地域に関するコンサートの情報を重点的に送ることが出来ると思います。

もしくはconcert@kaz-matsumoto.comあてに、お名前・地域を書いてメールを下さっても登録出来ます。(携帯からでも)

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~~~今後のコンサート予定~~~
☆詳細はHPを見て下さい☆
●2月2日(土)14:00開演  場所:サントリーホールブルーローズ(東京)
第9回チェロの日
曲目:ショパン:チェロソナタ(Vc.岩崎洸)
●2月3日(日)第1回11:00、第2回14:30開演 場所:柏屋楽器フォーラムミュージックセンター (埼玉・浦和)
ピアノコンサート 音の玉手箱XIII 〜ショパンからの手紙
曲目:英雄ポロネーズ、華麗なる大円舞曲、スケルツォ第2番 他
●2月8日(金)14:00開演 場所:ザ・フェニックスホール (大阪・梅田)
藤木大地カウンターテナー リサイタル 〜日本のうたとその時代 in OSAKA
●2月9日(土)13:30開演  場所:愛知県立芸術劇場コンサートホール
前橋汀子ヴァイオリンデイライトコンサート
●2月10日(日)13:00開演  場所:別府ビーコンプラザ・国際会議室 (大分・別府)
ハーモニアス別府第25回ニューイヤーコンサート ザ・ファイナル
出演:三浦一馬(Bn.)、川久保賜紀、上里はな子(Vn.)、松本和将(Pf.)
曲目:ヘンデル:サラバンド、クライスラー:プレリュードとアレグロ
●2月16日(土)14:00開演  場所:ルネこだいら 小平市民文化ホール (東京・小平)
前橋汀子ヴァイオリンコンサート
●2月17日(日)16:00開演  場所:レストラン ポン・ヌフ (岡山・倉敷)
松本和将ピアノリサイタル2019
曲目:ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ、水の戯れ、ドビュッシー:アラベスク、喜びの島
●2月23日(土)14:00開演  場所:兵庫県立芸術文化センター[神戸女学院小ホール] (兵庫・西宮)
前橋汀子 ソナタのアフタヌーン
曲目:ベートーヴェン:クロイツェル、フランク:ヴァイオリンソナタ ほか
●2月24日(日)14:00開演  場所:玉島市民交流センター湊ホール (岡山・倉敷)
松本和将子供と大人のピアノコンサート
曲目:ショパン:子犬のワルツ、別れのワルツ、ベートーヴェン:エリーゼのために、月光 ほか
●3月1日(金)18:30開演  場所:メディキット県民文化センター 演劇ホール(宮崎)
グリーンコープpresentsココから音楽大作戦2018〜ココでしか聞けないおと〜 [振替公演]
出演:藤木大地(Ct.)、大萩康司(Gt.)、GILLE(シンガーソングライター)、松本和将(Pf.)
●3月17日(日)14:00開演  場所:倉敷市芸文館第ホール (岡山・倉敷)
第33回倉敷音楽祭 倉敷のヴィルトゥオーゾVol.4 〜3大ピアノトリオを聞く!
出演:守屋剛志、黒川侑、岸本萌乃加 (Vn.)、安保惠麻(Va.)、上野通明(Vc.)、松本和将(Pf.)
曲目:ベートーヴェン:大公、メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番、チャイコフスキー:偉大なる芸術家の思い出に、シューマン:ピアノ五重奏曲
●3月24日(日)15:00開演  場所:パルテノン多摩・小ホール (東京・多摩センター)
松本和将ピアノリサイタル
曲目:ベートーヴェン:月光、テンペスト、モーツァルト:ピアノソナタ「トルコ行進曲付き」
●3月26日(火) 場所:呉市文化ホール (広島・呉)
第7回カンマームジークアカデミー in 呉 アカデミーアーティストによるスペシャルコンサート 〜小説の中の室内楽
出演:漆原啓子、上里はな子、大宮臨太郎 (Vn.)、坂口弦太郎(Va.)、向井航、マルモ・ササキ(Vc.)、松本和将、下田望(Pf.)
曲目:シューベルト:弦楽四重奏曲第13番「ロザムンデ」(村上春樹「騎士団長殺し」より)、ベートーヴェン:スプリングソナタ第1楽章、メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番第1、4楽章、ラフマニノフ:チェロソナタ第3楽章、チャイコフスキー:「白鳥の湖」より情景(藤谷治「船に乗れ」より)
●3月26日(火)〜29日(金)  場所:呉市文化ホール (広島・呉)
第7回カンマームジークアカデミー in 呉
講師:漆原啓子、上里はな子、大宮臨太郎 (Vn.)、坂口弦太郎(Va.)、向井航、マルモ・ササキ(Vc.)、松本和将、下田望(Pf.)
●3月30日(土)  場所:呉市文化ホール (広島・呉)
第7回カンマームジークアカデミー in 呉 修了演奏会
出演:受講生、漆原啓子、上里はな子、大宮臨太郎 (Vn.)、坂口弦太郎(Va.)、向井航、マルモ・ササキ(Vc.)、松本和将、下田望(Pf.)
●4月13日(土)14:00開演  場所:戸塚区民文化センターさくらプラザホール (神奈川・戸塚)
前橋汀子ベートーヴェンヴァイオリンソナタシリーズ第1回(全2回)
曲目:スプリングソナタ、1番、7番
●4月20日(土)18:00開演  場所:プリモ芸術工房 (東京・洗足)
上里はな子・松本和将モーツァルトヴァイオリンソナタ&ピアノソナタ全曲演奏会第6回(全8回)
曲目:ヴァイオリンソナタK.377、379、ピアノソナタK.311、533
●4月23日(火)〜26日(金) 場所:秋吉台国際芸術村 (山口・秋吉台)
室内楽セミナー「秋吉台の響き 2019」
●5月25日(土)14:00開演  場所:戸塚区民文化センターさくらプラザホール (神奈川・戸塚)
前橋汀子ベートーヴェンヴァイオリンソナタシリーズ第2回(全2回)
曲目:クロイツェル、4番、8番

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ラフマニノフピアノ協奏曲第2番

1番好きな曲はなんですか?」と言う質問をよくもらう。多分普通は答えるのがとても難しい質問だと思うけれど、僕は迷いなく「ブラームスの間奏曲(Op.118-2)が世界中のあらゆる音楽の中で1番好きです」と答える。この曲を初めて本番弾いたのが2010年のこと。

それまでは僕の中での世界一は長いことラフマニノフのピアノ協奏曲第2番でした。この曲を初めて弾いたのは1997年、ウクライナで行われたホロヴィッツコンクールでのこと。それから人生の大事な場面には必ずこの曲があった。大学1年生の時に日本音コンでも弾いたし、エリザベートコンクールでも弾いた。自分にとって節目となるようなコンサートでも度々弾いてきた。その全てがとてもいとおしい思い出だけど、やはりこの曲を弾くとキエフ郊外の大自然、それから同級生がみんなで応援してくれた日本音コンのあの熱気が蘇ってくる。

そんなラフマニノフ2番コンチェルトをあさってカワイ表参道で解説します。スケールの大きさと言う意味では3番に軍配が上がるかもしれませんが、2番には音楽への大きな愛と喜びが込められています。心の震えるような切ないメロディーからクライマックスの魂の爆発まで、何を感じ取りどうやったら人の心に届く演奏ができるのか、構造=心の動きの把握の仕方から奏法まであますことなく解説します。

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モーツァルトと様式の統一感と人生観と

折しも史上初めてブラックホールが撮影されたところですが、モーツァルトのピアノソナタにも名作に挟まれたブラックホールのような曲が存在します。
2曲しかない短調のうちの1つ、強烈な個性を発揮するハ短調K.457と、全ソナタの中で最も短くソナチネのように愛らしいハ長調K.545に挟まれたへ長調K.533がそれです。
昨日もちらっと書いたように、このソナタには2つの番号が与えられています。
第1楽章、第2楽章がK.533、第3楽章がK.494。
一体なぜ1つのソナタに2つの番号が与えられているのか。

1787年12月、前任者グルックの死によりモーツァルトは待望の宮廷音楽家となります。
そのすぐあとに作曲されたK.533の第1、2楽章に2年前作曲してすでに出版もされているロンドを第3楽章としてくっつけて1788年初めに出版したのです。
モーツァルトの例に漏れずこれも借金返済のためと言われますが、そのような名誉ある職についたということを早く披露したかったという話もあるようです。
いずれにしてもそのような経緯で無理やり違う時期の違うスタイルの楽章がくっつけられたこのソナタは、後世の批評から「様式感の統一などいささかもかえりみない」と酷評され現在までこの曲が知られざる存在となる原因となっています。
しかし、天才的なバランス感覚を持ったモーツァルトが、たとえ旧作とくっつけたとしても本当に「いささかもかえりみない」ような曲を作ったでしょうか?
たしかに後期の交響曲すら見えてくるような充実した第1,2楽章に比べ第3楽章はあまりにもシンプルです。
それを持って様式の統一がないというのであれば、他にもそのような曲はたくさんあります。

そもそもそこで言う様式の統一というものは、「始まったものは全て最後の締めくくりのためになければならない」というベートーヴェン以降の感覚に基づくもので、この時代は各楽章の結びつきはもう少し弱かったはず。
そう考えて無心にこの曲と向き合ってみると、入り組んだ2つの楽章の後に現れる第3楽章のなんと清らかなことか。
人生も人の心もドラマと同じではない。
複雑な場面の後に何の脈絡もなくシンプルな美しさが来てそれが心を打つ、それこそが人生の縮図なのではないでしょうか。

 

そんなK.533+494ピアノソナタ、
そして
ヴァイオリンソナタK.377へ長調
ヴァイオリンソナタK.379ト長調
ピアノソナタK.311ニ長調を
4月20日にプリモ芸術工房で演奏します。

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4月の予定

さてさて、4月の予定をまとめてみました。といってももう10日以上が過ぎてる(笑)

まずは、例のごとくもう終わってしまいましたが6日はカワイ浜松での初リサイタル。温かい雰囲気の、また本気プログラムのとても良いコンサートになりました。

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そして、うまく告知ができていませんでしたが11日は境港市文化ホールシンフォニーガーデンで講座でした。ショパンノクターン遺作や幻想即興曲から始まりさまざまな曲を少しずつ弾きながらショパンの人生を追体験し、またテンペストの物語を読み解き、そしてモーツァルトK.545やブルグミュラー25の練習曲にも言及すると言う駆け足の講座でしたが、素晴らしいホールとピアノ、そして和気藹々とした境港の先生方に囲まれてとても良い音楽空間になりました。

明日13日は戸塚で前橋汀子さんとベートーヴェンヴァイオリンソナタのシリーズ第1回。5年に及ぶリサイタルシリーズというとても長大な企画が終わった後は何をされるのかなと思っていたら、ベートーヴェンのソナタを2ヶ月で6曲弾くという、挑戦を続けられる姿に敬服です。

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来週20日はプリモ音楽工房で久々のモーツァルトシリーズ。第6回の今回は中期の名曲、ヴァイオリンソナタK.377、379、ピアノソナタK.311、そして後期の問題作ピアノソナタK.533/494。なぜこの曲に2つのケッヘル番号がついているのか!!またあとで(多分)解説しましょう。

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23日から26日は秋吉台室内楽セミナー。去年は初参加で手探りでしたが、そこから始まった人の繋がりがたくさんあり、今年はさらに楽しくなりそうです。
http://akiyoshi-hibiki.jpn.org/concert

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リサイタル in 浜松

カワイ浜松コンサートサロン「ブリエ」での初リサイタル終わりました。今日の空間はすごかった。何かが降りてきたんじゃないか、と思うほど。それも音の世界にぐいぐい引っ張られていくと言うのではなくて、何も頑張らずに淡々と音を鳴らしていくとどんどん世界が作られていきました。特に後半のブラームスですね。


何がそうさせたんだろう。あの空間なのか、SKの音色なのか(今日はすごくいい音色を出してくれました)、ここのところ何回もOp.118を弾いてるから自分の中の何かの扉が開いたのか、はたまたモーツァルトの暗譜がかなりしんどかったのでそこから解放された安堵感からなのか(笑)。

ちなみにプログラムは以下の通り

モーツァルト:ピアノソナタK.311ニ長調

モーツァルト:ピアノソナタK.533へ長調

休憩

ブラームス:創作主題による変奏曲ニ長調Op.21-1

ブラームス:6つの小品Op.118

アンコール

シューマン:トロイメライ


浜松ではまたちょくちょく小さなリサイタルをしたいと思っています。「ブリエ」がプリモ芸術工房やカフェモンタージュのような位置付けになっていくといいな!!

 

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3月を振り返って

春ですねー。今年は冬がずいぶん長かったような気がしますが、きっと忙しかったんでしょう。

さて、3月の活動を振り返ってみましょう。

まずは3月1日。もうはるか昔のことのような気がしますが、宮崎でカウンターテナーの藤木大地くんの「ココから音楽大作戦」。彼の十八番の武満徹「死んだ男の残したものは」や、僕もソロでカンパネラやラフマニノフ「鐘」を演奏したりと純クラシックもあり、シンガーソングライターのJILLEさんも入って地元の小中高生の合唱団も一緒にポップスもやったりと盛りだくさんなコンサート。かなり楽しかった。

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3月4日は三井日本橋タワーのアトリウムコンサート。チェリストの金木博幸さんとの共演でブラームスのチェロソナタや、ソロでフランクの「前奏曲、コラールとフーガ」など弾きました。オープンスペースではありましたが、天井の高い教会のような響きで、特にコラールは天からの祝福に包まれているかのようでした。

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3月8日は広島で松本和将と門下生のコンサート。生徒たちと初めての連弾も楽しかったし、2人ともレッスンでは1度も聞いたことのないような表情の演奏をしていて感銘を受けました。やっぱり本番の演奏を聴かないといけないね。自分の演奏は、ブラームス創作主題による変奏曲からテンペストと言うなかなかシビアなプログラムでしたが、緊張感をコントロールしてそれぞれの曲の真価に近づけたかな。

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3月11日は京都のカフェモンタージュでブラームスOp.118やフランク。全く関連のなさそうな2曲ですが、続けて弾くとブラームスの6曲目で絶望と孤独に支配された魂がフランクの曲によって救済されるようなストーリーになりました。これもいいかもしれない。

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3月14日、19日、20日はカワイ音楽研究会のグレード試験のための講座。普段課題曲講座はしないのですが、こちらは全編バッハということで自分の勉強にもなると思いやらせて頂きました。インヴェンション・シンフォニアが3曲ずつ、平均律が6曲。しかも平均律は解説よりもぜひ演奏が聞きたいですと言うことで、このスケジュールの中で死に物狂いで練習したんですが、久しぶりにバッハと向き合っている時間はとてもとても豊かなものでした。

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3月17日は倉敷音楽祭「倉敷のヴィルトゥオーゾvol.4」。毎年チェリストをゲストに迎えてるんですが今年は今までで一番若い、という倉敷メンバーの誰よりも若い上野通明君。バリバリのソリストなのに室内楽も本当の意味で上手くて、派手ではないけれど内にいろんなものを秘めている彼の音が全体の音色をどんどん変えていきました。 ヴァイオリンは岸本ほのかちゃんも初参加、ヴィオラは安保惠麻さんにゲストで来て頂き、華やかになりました。

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3月21日は名古屋音大での公開レッスン&ミニコンサート。近隣の音楽高校の生徒さんたちを5人レッスンしましたが、とても楽しかった。そして5人レッスンしたあとにそのままブラームスOp.118を弾くのはさすがにしびれましたねぇ。「全然余裕です」とか言ってたのはどこの誰だ!

3月23日は前橋汀子さんのお供で青森へ。まさかの雪景色です。僕にとっては豪雪でしたが、多分大したことはないんでしょう。みんな温かくて、もちろん前橋さんの演奏も素晴らしくて、とてもいい時間でした。

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3月24日は久々のパルテノン多摩でのソロリサイタル。ベートーヴェン月光、テンペストにブラームスOp.118というまさに「勝負プログラム」。なんの不安もなく音楽にのめり込める感覚。忘れられないコンサートになりそうです。

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3月26日から30日までは毎年恒例のカンマームジークアカデミー in 呉です。
初日26日はアカデミーアーティストによるスペシャルコンサート。前半はピアノが混ざった小編成の室内楽をいくつかプログラミングし、後半はシューベルトの弦楽四重奏曲「ロザムンデ」。客席でお客さん気分で聴いてましたが、綺麗だったなぁ。
アカデミーのほうは今年は子供が多くてどんな雰囲気になるか少し心配してたんですが、いつも通りに熱い空気が流れてました。真剣な表情、笑顔にあふれ、例年通り泣く人も何人もいましたが(意外に大人が多かった)、それぞれ乗り越え最後の修了演奏会では最高の演奏を聞かせてくれました。

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第7回カンマームジークアカデミー in 呉

第7回カンマームジークアカデミー in 呉が終わりました。いつも終わると春になってるんですが、今年はまだ寒いですね。期間中にいつの間にか桜が咲いているのはいつも通り。

このセミナーはいつも終わってみると熱い空気が流れていたことに気づくのですが、先生みんなが違う意見やキャラクターを出し合いながらも気持ち的に同じ方向を向いていて、とても充実した幸せな時間でした。受講生はピアノが今回はちびっ子が増えて、果たして先生たちの熱い気持ちと音楽に耐えられるのか、キャピキャピした子供の発表会みたいになってしまわないか(ほとんど自分の生徒なので、失礼!)心配していたのですが、全くの杞憂でした。音楽的にも気持ち的にも高いものを求める先生たちに刺激を受けてどんどんみんなの演奏が変わっていく様は魔法のよう。

自分の生徒たちがどんどん変わっていく様を見ながら、このセミナーに来るとなんでみんなどんどん変わっていくんだろうな、と考えていました。もちろんすごい先生たちからのアドバイスを4日間で洪水のように浴びるのは一番大きなこと。共演する先生が最低でも一人。そこにそれぞれの楽器の先生がピアノの場合は2人、ヴァイオリンはなんと3人付きます。カルテット以上だと共演の先生が2人。同じ組に受講生が他にもいたらその楽器の先生もレッスンで付きます。こうやって寄ってたかってアドバイスが来るのでのんびりと構えたりかたくなになってる暇はありません。そして、それだけの高い要求を4日間でなんとか物にしてあの素晴らしい呉市文化ホールで弾かなければならない。

そしてもう一つ大きな要素は、それが室内楽であるということ。例えばピアノソロの曲だとしたら、しかもそれがコンクールだったとしたら、どれだけ「音楽的に弾きなさい」「もっと思い切っていろんなことをやりなさい」と言ってもどうしても間違えずにちゃんと弾けるかどうかが気になってしまう人が多い。でもこちらは室内楽なので、1人だけ間違えないように変な流れで弾いていたら当然合わないし、1人だけ守りに入った音楽だとすごく貧弱な感じになってしまう。そこに何とかして気づかせようと講師陣で働きかけるので、自然と音楽的に他と調和しつつ突き抜けた演奏を目指すようになるのでしょう。

修了演奏会後の打ち上げ(からの二次会)でたくさんの受講生と話すのも、また後から送ってくれた感想やFBなどの投稿を読むのもとても嬉しいです。ここで繋がった縁がどんどん広がって、音楽もどんどん広がって、また来年たくさんの人に呉で会えることを楽しみにしています。
最後に、これだけ長期間のセミナーを支えてくださった方々ありがとうございました。コンサートを作るよりもきっとはるかに大変な作業だと思います。みなさんお疲れ出されませんように!

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3月の予定

さて3月の予定を見てみましょう。今月も先月と負けず劣らずコンサートラッシュです。

まずは、もう終わってしまいましたが3月1日は宮崎で「ココから音楽大作戦」。カウンターテナーの藤木大地氏が立ち上げたコンサートで、第1回にも参加しています。ビクターでデビューの頃から一緒にやっているギターの大萩康司さん、今回初参加のシンガーソングライターのJILLEさんとともに、最高にエキサイティングですしかも心の中まで染み込むようなステージになりました。






3月4日は日本橋三井タワーでのアトリウムコンサート。吹き抜けのロビーでの演奏と言うことでいろんなところから音が聞こえてきましたが、途中からその空間だけは透明なドームで守られているようにお客さんとの一体感と緊張感が出来上がりました。



3月8日は広島で松本和将と門下生によるコンサート。カンマームジークアカデミー in 呉の事務局もやってくださっている広島アマチュア音楽界のドン(失礼)、浅田さんの企画で作陽大学院をなんとオールバッハプログラムで修了したばかりの難波大君も一緒に出ます。それぞれのソロの他連弾でブラームスのハンガリー舞曲などもあります。





3月11日はカフェモンタージュにてフランク「プレリュード、コラール、そしてフーガ」のコンサート。他にはモーツァルトのピアノソナタK.310、ブラームスの6つの小品Op.118もあります。



3月12日14日は毎月行っているカワイ浜松でのプライベートレッスン。レギュラーで参加している子供たち、どんどんみんな上手になっていて幸せな気持ちです。



3月17日は倉敷音楽祭「倉敷のヴィルトゥオーゾVOL.4」。今回はゲストアーティストとして新進気鋭のチェリスト上野通明さん、お隣の広島交響楽団と神奈川フィルの首席ヴィオリスト安保惠麻さんに来てもらい、倉敷市出身の3人のヴァイオリニストと共演していただきます。岸本萌乃加ちゃんも加わり3人のヴァイオリニストによる3大ピアノトリオ、そして後半はシューマンのピアノ五重奏曲です。





3月21日は名古屋音大での公開レッスンとミニコンサート。受講生は高校生たち。たくさんの才能に会えることを楽しみにしています。ミニコンサートではしつこく(笑)ブラームス6つの小品Op.118を演奏します。



3月24日は久々のパルテノン多摩でのリサイタル。今年は自分にとってフランス物の年ですが、ここではドイツプログラム。いつ弾いても安心の月光、テンペスト、またブラームス6つの小品Op.118など、とても濃いプログラムです。



3月26日からはカンマームジークアカデミー in 呉の開幕。今年も濃い5日間になることでしょう。
初日の3月26日はアカデミーアーティストによるスペシャルコンサート「小説の中の室内楽」。村上春樹さんの「騎士団長殺し」と藤谷治さんの「船に乗れ」の中で使われている室内楽を、国内トップクラスのアーティストによる演奏でお聞きいただきます。



最終日の3月30日は修了演奏会。嬉し泣き、悔し泣き、またもちろん最高の笑顔など本気の4日間をくぐり抜けてきた受講生たちのここでしか見られない表情が見られることでしょう。講師陣も受講生と一緒に演奏します!



いろいろな場面で皆さんとお会いし、音楽を共有できることを心から願っています。

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日本橋三井タワーアトリウムコンサート

日本橋三井タワーでのアトリウムコンサート終わりました。
東京フィル首席の金木博幸さんとブラームスのチェロソナタ第2番、
ソロでフランクの「プレリュード、コラール、そしてフーガ」、
再びデュオでラフマニノフのチェロソナタから第3楽章、サン=サーンス「白鳥」。
オープンなスペースなので上のレストランの音なども聞こえてきて難しい条件でしたが、そこには間違いなくコンサートホールのような一体感と緊張感が生まれていました。
天井が高かったので、フランクを弾いているとまるで教会で弾いているような気分。

フランクの音楽は「宗教的」とよく言われますが、では「宗教的」というのは一体何なのか。
キリスト教ではない自分には外から見るしかなかったものが、音楽を奏でることで中にいる人たちの感覚を共有出来ることは大きな財産です。

例えばブラームスの6つの小品Op.118を弾く時にブラームスという1人の人間に降りかかったドラマを考えるのと違って、
「プレリュードコラールフーガ」ではもっと普遍的な何かを表さないといけないのかな、と思っていたのですが、
やはり1人の人間の願いや祈りから生まれたものだからもっとパーソナルな感情でいいんだな、と今回思いました。
その中には亡くなった人を悼む気持ちもきっとあるんだろうな。
いろんなことがリンクして胸が痛くなりながら演奏してましたが、そうやって心の扉を開いてくれるのも音楽の大事な役割なのでしょう。
この曲はブラームスやベートーヴェンのいくつかの曲と並んで、これからずっと大切にしていかないといけない曲だ。



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2月を振り返って

年が明けたかと思ったらあっという間に2月は終わりましたね。2月はまさにコンサートラッシュでした。息つく暇もなかったような気がしていますが、振り返ってみましょう。

まずは2月2日はサントリーホールブルーローズにて「第9回チェロの日」。岩崎洸先生との共演でショパンのチェロソナタなどを演奏しました。ブルーローズは15年以上も前にリサイタルをして以来でしたが、こんなにいい響きだったっけ、と思いながら残響を堪能しながら最晩年のショパンのほとんど救いのない、しかしわずかに残された希望と憧れの世界に思いを馳せました。



翌日2月3日は毎年恒例柏屋楽器さんでの「音の玉手箱XII」。今年はショパンの作品の各カテゴリーから一曲ずつと言うことで、バラード、スケルツォ、マズルカ、ワルツ、エチュード、ノクターン、ポロネーズなどなどたくさんの曲を演奏しました。ソナタはさすがに長いのでそこには入れられませんでしたが。後半はこれまた恒例のリクエストコーナーと連弾コーナー。とても楽しく盛り上がりました。



2月8日は大阪フェニックスホールにて藤木大地カウンターテナーリサイタル。12月の紀尾井ホールとはほとんど違うプログラムで、この短い期間でよくぞここまで別のプログラムを仕上げたものだと感嘆。武満徹「死んだ男の残したものは」から林光「死者の迎える夜のために」の流れは思わず涙が流れそうでした。





翌日2月9日は愛知県立芸術劇場にて前橋汀子さんのリサイタル。この日はスプリングソナタ。後半はもちろん名曲集です。どちらかと言うとクールなお客さんの多い印象の名古屋の会場が大盛り上がりでした。



またまた翌日2月10日は別府にてハーモニーアス別府のラストコンサート。3年前にバンドネオンの三浦一馬くんと2人で出演したシリーズですが、今回はその2人に川久保賜紀ちゃん、上里はな子ちゃんも加わってとても豪華なメンバー!ガラコンサートのように一人一人演奏するだけではもったいないので、一馬くんとプログラムを話し合い、この日にしかできない組み合わせの演奏がいくつも実現しました。ハーモニアスさんにとって最後のコンサートがとても良いコンサートになって本当によかった。





2月16日はこれまた15年ぶり位に訪れるルネこだいらでの前橋汀子さんのリサイタル。15年前は秋山和慶さん指揮東京交響楽団とのブラームスのピアノ協奏曲第1番だったんですが、担当の方がその時のことを覚えていてくださいました。



翌日2月17日は毎年恒例になってきた倉敷のフレンチの名店ポン・ヌフでのリサイタル。今回はフランス物のプログラム………と思っていたんですが、直前にやってしまった。やっぱりどうしてもブラームスを弾きたくなって、「6つの小品Op.118」も入れちゃいました(^◇^;)。コンサートホール顔負けの音響とすばらしいベヒシュタインの音色でどれも気持ちよく演奏できましたが、特にフランク「プレリュード、コラール、そしてフーガ」は教会での大合唱のような響きを作り出すことができて演奏しながら作品に感動していました。



2月24日は倉敷の西のほう、玉島市民交流センターで子供と大人のためのコンサート。子供だけではなく、小さな子供さんがいて普段なかなかコンサートに行けない親御さん達にも楽しんでいただこうと言う企画です。よくある子供のコンサートのよりも本格的な演奏、でも本格的なコンサートよりはプログラムが聴きやすい、という意外とありそうでないところをいつも狙っています。


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